科学・学問
科学・学問についての用語集です。
認知的不協和理論
にんちふきょうわりろん
自己の行動、信念、価値観、感情といった認知要素間に矛盾や食い違いが生じた際に、心理的な緊張(不協和)が発生し、それを解消するために自己の認知や態度を変化させるメカニズムを説明する社会心理学の理論。1957年にレオン・フェスティンガーによって提唱され、動機づけられた態度変化を理解する上で極めて重要な枠組みを提供する。特に、行動が態度に先行する場合の心理的調整プロセスを明確にした点に特徴がある。
確認バイアス
かくにんばいあす
確認バイアス(確証バイアス)とは、自己の既存の仮説や信念を裏付ける情報を優先的に収集、解釈、記憶し、それに反する情報を軽視したり無視したりする認知的な傾向である。このバイアスは、論理的な判断を歪め、偏見を強化する主因となる。特に意思決定や科学的探求の過程において、客観性を損なう深刻な障害となることが知られており、批判的思考の必要性が強調される背景の一つである。
フロー体験
ふろーたいけん
フローとは、心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、揺るぎない集中状態で一つの活動に没頭し、自己意識が消え去り、時間感覚が歪むような精神状態のこと。
mRNAワクチン
mRNAわくちん
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンとは、ウイルスのタンパク質の設計図となる遺伝情報(mRNA)を人工的に合成し、脂質の膜で包んで体内に投与することで、人間の細胞内で擬似的なウイルスの一部を作らせ、それに対する免疫を獲得させるワクチン。
ナノテクノロジー
なのてくのろじー
ナノメートル(10億分の1メートル、原子や分子のサイズ)の領域で、物質を制御・加工する技術の総称。
宇宙安全保障
うちゅうあんぜんほしょう
国や国民の安全を守るために、宇宙空間を安定的・安全に利用できるようにする活動。および、宇宙空間での軍事的な脅威に対処すること。
現地資源利用
ISRU
宇宙開発に必要な物資(水、酸素、燃料、建材など)を、地球から運ぶのではなく、月や火星にある資源(現地資源)を使って調達する技術。
宇宙食
すぺーすふーど
宇宙空間で宇宙飛行士が食べるために特別に開発された食品。長期保存性、無重力での飛び散りにくさ、栄養バランスなどが求められる。
宇宙旅行
うちゅうりょこう
民間人がレジャーや観光目的で宇宙空間に行くこと。
宇宙インターネット
うちゅういんたーねっと
人工衛星やHAPS(成層圏無人機)などを使い、海、山、空を含む地球上のあらゆる場所をカバーする通信ネットワーク。
宇宙法
うちゅうほう
宇宙空間の利用や開発に関する国際的なルール(宇宙条約など)や、各国の国内法(日本の宇宙活動法など)の総称。
スペースデブリ
すぺーすでぶり
地球の軌道上を周回している不要な人工物体。機能を停止した衛星、ロケットの破片、ペンキの剥がれなど。
衛星コンステレーション
えいせいこんすてれーしょん
数千〜数万機の小型人工衛星を連携させて、地球全体を網(コンステレーション=星座)のように覆い尽くし、一体のシステムとして機能させる仕組み。
ニュースペース
にゅーすぺーす
従来の「国家主導(NASAやJAXA)」の宇宙開発に対し、SpaceXやBlue Originなどの「民間企業」が主導する、低コストでスピード感のある新しい宇宙ビジネスの潮流。
マイクロクレデンシャル
まいくろくれでんしゃる
「学位」などの大きな単位ではなく、「Python基礎」「統計検定2級」といった特定のスキルや学習歴を証明するデジタル認証。
探究学習
たんきゅうがくしゅう
生徒自らが問い(テーマ)を立て、情報を収集・分析し、答えを導き出して表現する学習活動。高校の「総合的な学習の時間」が改組されて必修化された。
課題解決型学習
PBL
Project Based Learning。教科書を覚えるのではなく、具体的な課題(プロジェクト)を設定し、チームで協力して解決策を考えるプロセスを通じて学ぶ手法。
リカレント教育
りかれんときょういく
学校教育を終えて社会に出た後も、必要に応じて教育機関(大学など)に戻り、学習と就労を交互に繰り返す(循環する=Recurrent)システム。
教育ゲーミフィケーション
きょういくげーみふぃけーしょん
ゲームの要素(レベルアップ、バッジ、ランキング、物語性など)を教育に取り入れ、学習者のやる気を引き出す手法。
ムークス
むーくす
Massive Open Online Courses。インターネット上で、誰でも無料で(また安価で)受講できる、大学レベルの講義配信サービス。
GIGAスクール構想
ぎがすくーるこうそう
Global and Innovation Gateway for Allの略。全国の小中学生に「1人1台のPC・タブレット」と「高速ネットワーク」を整備し、創造的な教育を実現する国のプロジェクト。
STEAM教育
すてぃーむきょういく
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つの分野を横断的に学ぶ教育方針。
エドテック・教育×IT
EdTech
Education(教育)とTechnology(技術)の造語。ITを活用して教育の質を向上させたり、新しい学習体験を提供したりするサービスや技術。
エンゲージメント
えんげーじめんと
従業員の会社に対する「愛着心」や「貢献意欲」。単に「居心地がいい(満足度)」だけでなく、「会社の目標達成のために自発的に頑張ろう」という熱意。
リスキリング
りすきりんぐ
業務に必要な新しいスキル(主にデジタル技術)を習得し、今の会社で新しい職務に就けるようにすること。単なる「学び」ではなく「職業能力の再開発」。
ゲノム編集
げのむへんしゅう
生物の設計図であるDNAの特定の配列を、ハサミのように切断して別の配列に入れ替えたり、削除したりする技術。
公開鍵暗号
こうかいかぎあんごう
「暗号化する鍵(公開鍵)」と「復号する鍵(秘密鍵)」に別の鍵を使う暗号方式。
ソーシャルエンジニアリング
そーしゃるえんじにありんぐ
ソーシャルエンジニアリングとは、コンピュータシステムの技術的な弱点ではなく、人間の心理的な隙や行動のミス(ヒューマンエラー)につけ込んで、パスワードなどの機密情報を盗み出す攻撃手法。
黄金比
おうごんひ
人間が最も美しいと感じるとされる比率。近似値は 1 : 1.618。貴金属比の一つ。
フェルマーの最終定理
ふぇるまーのさいしゅうていり
「3 以上の自然数 n について、x^n + y^n = z^n となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない」という定理。17世紀にフェルマーが書き残してから、1995年に証明されるまで360年間誰も解けなかった。
ゲーム理論
げーむりろん
ゲーム理論とは、複数のプレイヤー(人間、企業、国など)が、相手の出方を予測しながら、自分の利益を最大化しようとする状況(ゲーム)を数学的に分析する学問。
不確定性原理
ふかくていせいげんり
ミクロの粒子(電子など)の「位置」と「運動量(速度)」を、両方同時に正確に知ることは原理的に不可能であるという法則。
エントロピー
えんとろぴー
エントロピーとは、「乱雑さ(無秩序さ)」の度合いを表す概念。「放っておくと物事はどんどん散らかる」という法則(エントロピー増大の法則)の指標。
一般相対性理論
いっぱんそうたいせいりろん
1915年にアインシュタインが発表した、重力についての理論。「重力とは、質量によって時空(時間と空間)が歪むことである」と定義した。
量子力学
りょうしりきがく
量子力学とは、原子や電子、光子といったナノスケール(ミクロ)の物質の世界を支配する物理法則のこと。私たちが普段目にするマクロな世界(ニュートン力学)とは全く異なる、不思議な振る舞いをする。
メディアリテラシー
めでぃありてらしー
メディアリテラシーとは、メディアが発信する情報を鵜呑みにせず、批判的に読み解き、真偽を判断し、自らも情報を適切に発信する能力。
ポストモダン
ぽすともだん
ポストモダン(脱近代)とは、1970年代以降に現れた、近代(モダン)の価値観である「理性・科学による進歩」「普遍的な真理」を疑い、多様性や相対性を重視する思想・文化的潮流。
リベラリズム
りべらりずむ
リベラリズムとは、国家や集団の権力よりも、個人の自由や権利を尊重し、それを守ることを最優先とする政治思想。
功利主義
こうりしゅぎ
功利主義(Utilitarianism)とは、ジェレミ・ベンサムやジョン・スチュアート・ミルが提唱した倫理思想。「行為の正しさは、その結果として生み出される幸福(快楽)の量で決まる」と考え、「最大多数の最大幸福」を究極の目標とする。
ストア派
すとあは
ストア派とは、古代ギリシャ・ローマの哲学の一派。「自分にコントロールできること」と「できないこと」を区別し、感情に流されず、理性(ロゴス)に従って生きることを説いた。
返報性の法則
ぎぶ・あんど・ていく
返報性の法則とは、他人から何か施しを受けると、「お返しをしなければ申し訳ない」という義務感を感じる心理作用。
レジリエンス
かいふくりょく
レジリエンス(Resilience)とは、困難や逆境、強いストレスに直面したときに、それを跳ね返し、適応・回復する精神的な力のこと。「回復力」「復元力」「弾力性」などと訳される。
スタンフォード監獄実験
すたんふぉーどかんごくじっけん
1971年、普通の大学生を「看守役」と「囚人役」に分けて刑務所生活を再現させたところ、看守役は残虐になり、囚人役は服従的になって精神崩壊し、わずか6日で中止された伝説的な実験。
マズローの欲求5段階説
まずろーのよっきゅうごだんかいせつ
人間の欲求はピラミッドのように5つの階層になっており、下の階層の欲求が満たされると、より高い階層の欲求を求めるようになるという理論。
グロース・マインドセット
しなやかまいんどせっと
グロース・マインドセット(成長思考)とは、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱した、「人間の基本的資質(知能や能力)は努力次第で伸ばすことができる」という信念や思考パターンのこと。
プロスペクト理論
ぷろすぺくとりろん
プロスペクト理論とは、不確実な状況下で人間がどのように意思決定するかをモデル化した理論。「人間は損をすることを極端に嫌う」という性質を示す。
ナッジ
ひじでつつく
ナッジ(Nudge)とは、人々を強制したり金銭的インセンティブを与えたりすることなく、選択の提示の仕方を工夫することで、自発的に望ましい行動をとるように促す手法。
核融合発電
かくゆうごうはつでん
核融合発電とは、軽い原子(水素など)が融合して重い原子(ヘリウム)になる時に発生する膨大なエネルギーを取り出す発電方式。
心の知能指数・感情知性
EQ
EQとは、自分や他人の感情を認識し、理解し、うまく制御・活用する能力のこと。
経営学修士
MBA
MBA(Master of Business Administration)とは、経営大学院で経営学を修了した人に授与される学位(資格ではない)。
サブリミナル効果
さぶりみなるこうか
サブリミナル効果とは、映像の中に一瞬だけメッセージを挿入するなど、意識できないレベル(閾下)の刺激を与えることで、人の潜在意識に働きかけ、行動や感情に影響を与えるとする心理効果。
リーマン予想
りーまんよそう
リーマン予想とは、19世紀の数学者ベルンハルト・リーマンが提唱した、ゼータ関数の零点の分布に関する予想。素数の分布規則を解明する鍵となると考えられている。
進化論
しんかろん
進化論とは、生物は不変のものではなく、長い時間をかけて共通の祖先から分岐し、変化してきたとする科学理論。チャールズ・ダーウィンが体系化した。
ディーエヌエー・デオキシリボ核酸
DNA
DNA(Deoxyribonucleic acid)とは、生物の細胞核にあり、遺伝情報を保存している物質。アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類の塩基の配列によって情報が記録されている。
相対性理論
そうたいせいりろん
相対性理論とは、アルベルト・アインシュタインが提唱した、時間と空間(時空)と重力に関する理論。「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」の総称。
マリー・キュリー
まりー・きゅりー
マリー・キュリーは、ポーランド出身の物理学者・化学者。放射能研究のパイオニアであり、女性初、かつ唯一の「異なる2つの分野(物理学と化学)でのノーベル賞受賞者」。
杯中の蛇影
はいちゅうのじゃえい
杯中の蛇影とは、疑いや不安などの思い込みにとらわれて、ありもしないことに苦しむこと(疑心暗鬼と同義)。
本末転倒
ほんまつてんとう
本末転倒とは、物事の根本(重要なこと)と末節(些細なこと)を取り違えること。
疑心暗鬼
ぎしんあんき
疑心暗鬼とは、疑いの心を持っていると、何でもないことまで恐ろしく感じたり、怪しく見えたりすること。
ADL
えーでぃーえる
ADL(Activities of Daily Living/日常生活動作)とは、人間が日常生活を送るために不可欠な一連の基本的な動作群を指す。具体的には、食事、排泄、入浴、着替え、移動、整容などが含まれる。医療・介護分野において、個人の自立度や介護の必要性、リハビリテーションの効果を客観的に評価するための重要な指標として世界的に用いられている概念である。その評価は、患者や利用者の生活機能の維持・向上を目指すケアプランの基礎となる。
アンコンシャス・バイアス
あんこんしゃす・ばいあす
アンコンシャス・バイアスとは、誰もが持っている「無意識の思い込み・偏見」のこと。過去の経験や知識から脳が自動的に判断してしまう思考の癖。
エルシー
えるしー
ELSIとは、Ethical(倫理的)、Legal(法的)、Social(社会的)Issues(課題)の頭文字を取った略語。新しい科学技術を社会に実装する際に生じる、技術以外の様々な課題を包括的に検討する枠組み。
Internet of Bodies
IoB
IoB(Internet of Bodies)とは、IoTが進化し、デバイスが身体の表面(ウェアラブル)だけでなく、体内(インプラント)や脳と直接接続され、生体データがインターネットと常時やり取りされる状態。
直接空気回収技術
DAC
DAC(Direct Air Capture)とは、大気中にわずかに(約0.04%)含まれる二酸化炭素(CO2)を、巨大なファンや化学吸着剤などを用いて物理的・化学的に直接回収・除去する技術。
メタネーション
めたねーしょん
メタネーションとは、水素(H2)と二酸化炭素(CO2)を化学反応(サバティエ反応など)させて、天然ガスの主成分であるメタン(CH4)を合成する技術。生成されたメタンは「e-methane(イーメタン)」とも呼ばれる。
グリーン水素
ぐりーんすいそ
グリーン水素とは、太陽光や風力などの再生可能エネルギー由来の電力を使って、水を電気分解することで製造される水素。製造工程でCO2を一切排出しない。
学習体験プラットフォーム
LXP
LXP(Learning Experience Platform)とは、従業員一人ひとりの興味関心、スキルレベル、キャリア目標に合わせて、社内外の学習コンテンツをAIが推奨(レコメンド)し、自律的な学習を支援するプラットフォーム。
自律型致死兵器
LAWS
LAWS(Lethal Autonomous Weapons Systems/自律型致死兵器システム)とは、人間の介在なしに、AIが自律的に標的を選定し、攻撃(殺傷)を実行する兵器のこと。
宇宙現地資源利用
ISRU
ISRU(In-Situ Resource Utilization)とは、探査先の惑星(月や火星)にある資源(水や土壌)を採取し、酸素、水、燃料、建材などをその場で生成・利用する技術。
ゲートウェイ
げーとうぇい
ゲートウェイとは、アルテミス計画の一環として、月の周回軌道上に建設される予定の有人宇宙ステーション。月面への降下や火星探査の中継拠点となる。
スペースポート
すぺーすぽーと
スペースポート(宇宙港)とは、ロケットやスペースプレーン(宇宙往還機)の打ち上げや離着陸を行う施設。垂直打ち上げ型と、滑走路を使う水平離着陸型がある。
ケスラーシンドローム
けすらーしんどろーむ
ケスラーシンドロームとは、宇宙デブリ同士が衝突して破片が増え、それがまた別の衛星に衝突するという連鎖反応が起き、軌道上がデブリだらけになって宇宙利用が不可能になる現象。
静止軌道
GEO
静止軌道(GEO)とは、赤道上空約36,000kmにある軌道。地球の自転と同じ速度で回るため、地上からは空の一点に止まっているように見える。
低軌道
LEO
低軌道(LEO)とは、地表から高度2,000km以下の地球周回軌道のこと。従来の静止軌道(36,000km)より地球に近いため、通信の遅延が少なく、小型衛星の打ち上げコストも安い。
メンタルモデル
めんたるもでる
メンタルモデルとは、人が無意識のうちに持っている「世界はこうなっているはずだ」という思考の枠組みや思い込みのこと。
ニューロマーケティング
にゅーろまーけてぃんぐ
ニューロマーケティングとは、脳波や視線(アイトラッキング)、心拍数などの生体反応を測定し、消費者の無意識の心理や行動を分析してマーケティングに活かす手法。
ピグマリオンこうか
ぴぐまりおんこうか
ピグマリオン効果とは、人間は他者から期待されると、その期待に応えようとして学習や作業の成果が向上する心理現象のこと。別名:教師期待効果。
ダニング・クルーガー効果
だにんぐくるーがーこうか
ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人が、自分の未熟さを認識できず、自分を実際よりも高く評価(自信過剰)してしまう認知バイアス。
インポスター症候群
いんぽすたーしょうこうぐん
インポスター症候群とは、社会的に成功し、実力があると評価されているにもかかわらず、「自分は詐欺師(インポスター)だ」「運が良かっただけだ」と思い込み、いつか無能だとバレることを過剰に恐れる心理。
FOMO
FOMO(Fear Of Missing Out)
FOMO(Fear Of Missing Out)とは、SNSなどで他人の楽しそうな様子を見て、「自分だけが楽しいことや重要な情報を逃しているのではないか」と不安になる心理状態。
フローじょうたい
ふろーじょうたい
フロー状態(Flow State)とは、心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、人が何らかの活動に完全に没入し、自我の意識が希薄になり、時間感覚が歪むほど集中している精神状態のこと。「ゾーンに入る」とも表現される。
心理的資本
しんりてきしほん
心理的資本(PsyCap)とは、人が困難を乗り越えて目標を達成するために必要なポジティブな心のエネルギー。Hope(希望)、Efficacy(効力感)、Resilience(回復力)、Optimism(楽観性)の4要素(HERO)からなる。
プラネタリー・バウンダリー
ぷらねたりー・ばうんだりー
プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは、人類が安全に活動できる地球の限界範囲を定義した概念。気候変動、生物多様性など9つの領域がある。
社会的操業許可
しゃかいてきそうぎょうきょか
社会的操業許可(SLO)とは、企業が事業を行うために、法的許可だけでなく、地域住民や社会全体から得られる「信頼」や「承認」のこと。
効果的利他主義
こうかてきりたしゅぎ
効果的利他主義(EA)とは、感情や物語ではなく、証拠と理性に基づいて、「限られた資源(お金や時間)で、いかに最も効率的に他者を助けるか」を追求する社会運動・哲学。
モラルハザード
もらるはざーど
モラルハザードとは、リスクを回避するための仕組み(保険やセーフティネット)があることで、かえって人々の注意力が散漫になり、リスクある行動をとってしまうこと。
グリーンウォッシュ
ぐりーんうぉっしゅ
グリーンウォッシュとは、実態は環境に配慮していないのに、広告やパッケージで「エコ」「グリーン」などのイメージを打ち出し、環境に配慮しているように見せかけること。
せいじょうせいバイアス
せいじょうせいばいあす
正常性バイアス(Normalcy Bias)とは、予期せぬ事態や危険に遭遇した際に、「これは正常な範囲内のことだ」「大したことない」と都合よく解釈し、心の平穏を保とうとする心理メカニズム。
分子ロボティクス
ぶんしろぼてぃくす
分子ロボティクスとは、DNAやタンパク質などの生体分子を部品として使い、ナノメートルサイズのロボットを作り出す研究分野。
エクサスケール・コンピューティング
えくさすけーる・こんぴゅーてぃんぐ
エクサスケール・コンピューティングとは、1秒間に100京回(エクサは10の18乗)以上の計算ができる「エクサ級」のスーパーコンピュータによる計算能力。
宇宙太陽光発電
うちゅうたいようこうはつでん
宇宙太陽光発電(SSPS)とは、宇宙空間に巨大な太陽光パネルを浮かべ、発電した電気をマイクロ波やレーザーで地上に無線送電するシステム。
テラフォーミング
てらふぉーみんぐ
テラフォーミング(地球化)とは、火星などの地球以外の天体の環境(大気や温度)を人為的に改造し、人類が住めるようにする計画。
うちゅうエレベーター
きどうえれべーたー
宇宙エレベーター(軌道エレベーター)とは、地上のステーションと、高度3万6000kmの静止軌道上のステーションをケーブルで結び、そのケーブルを昇降機(クライマー)で登ることで、ロケットを使わずに宇宙へ行く輸送システム。
メタマテリアル
めたまてりある
メタマテリアルとは、光(電磁波)の波長よりも小さな構造を人工的に作ることで、自然界の物質にはあり得ない特殊な性質(負の屈折率など)を持たせた人工物質。
マインドフルネス
まいんどふるねす
マインドフルネスとは、過去や未来への不安にとらわれず、「今、この瞬間」の体験に意図的に意識を向け、評価せずにありのまま観察する心の状態や瞑想法。
主観的ウェルビーイング
しゅかんてきうぇるびーいんぐ
主観的ウェルビーイングとは、客観的な数値(年収や健康診断の結果)ではなく、本人が「どれくらい幸せを感じているか」「人生に満足しているか」という主観的な評価。
H3ロケット
H3ろけっと
H3ロケットとは、JAXAと三菱重工業が開発した、日本の次世代基幹ロケット。H-IIAロケットの後継機。
宇宙太陽光発電
うちゅうたいようこうはつでん
宇宙太陽光発電(SSPS)とは、宇宙空間に巨大な太陽光パネルを浮かべて発電し、その電気をマイクロ波などに変換して無線で地球に送るシステム。
微小重力
びしょうじゅうりょく
微小重力とは、重力の影響が極めて小さい環境(いわゆる無重力状態)。ISSなどの宇宙空間で作り出せる。
宇宙条約
うちゅうじょうやく
宇宙条約とは、1967年に発効した、宇宙開発の基本原則を定めた最も基本的な国際条約。「宇宙空間の領有禁止」「平和利用」「国家の責任」などが定められている。
宇宙保険
うちゅうほけん
宇宙保険とは、ロケットの打ち上げ失敗や、衛星の故障、他人の家への落下など、宇宙プロジェクトに伴う巨大なリスクをカバーする保険。
軌道上サービス
きどうじょうさーびす
軌道上サービスとは、宇宙空間にある人工衛星に対して、燃料補給、修理、部品交換、軌道変更などの作業を行うサービス。
宇宙資源
うちゅうしげん
宇宙資源とは、月や小惑星などに存在する水、金属、鉱物などの資源。特に「水」はロケット燃料になるため重要視されている。
SAR衛星
さーえいせい
SAR衛星(合成開口レーダー衛星)とは、自ら電波を発射し、跳ね返ってきた波を観測することで、昼夜や天候に関係なく地表の様子を撮影できる衛星。
衛星データ
えいせいでーた
衛星データとは、地球観測衛星から送られてくる画像や数値データの総称。気象、地形、人流、夜間光など多様な種類がある。
リモートセンシング
りもーとせんしんぐ
リモートセンシングとは、人工衛星などに搭載したセンサーを使って、離れた場所から地球の表面や大気の状態を観測する技術。
再使用ロケット
さいしようろけっと
再使用ロケットとは、一度打ち上げたロケットの一部または全部を、地球に帰還・着陸させて回収し、整備して何度も繰り返し使うロケット。
宇宙状況把握
うちゅうじょうきょうはあく
SSA(宇宙状況把握)とは、地上のレーダーや望遠鏡を使って、人工衛星や宇宙デブリの軌道を常時監視し、衝突のリスクなどを把握すること。
低軌道
ていきどう
低軌道(LEO)とは、地表から高度2,000km以下の比較的低い宇宙軌道のこと。国際宇宙ステーション(ISS)や多くの地球観測衛星、通信衛星コンステレーションがここを飛んでいる。
宇宙ビジネス
うちゅうびじねす
宇宙ビジネスとは、ロケット打ち上げ、人工衛星の製造・利用、宇宙旅行、宇宙ゴミ除去など、宇宙空間に関連するあらゆる商業活動。
ニュースペース
にゅーすぺーす
NewSpace(ニュースペース)とは、国(NASAやJAXAなど)が主導していた従来の宇宙開発に対し、SpaceXのような民間ベンチャーが主体となって行う、低コストでスピード感のある新しい宇宙ビジネスの潮流。
非認知能力
ひにんちのうりょく
非認知能力とは、IQやテストの点数(認知能力)では測れない、意欲、忍耐力、協調性、自制心、やり抜く力(GRIT)などの内面的な能力。
グローバル・コンピテンス
ぐろーばる・こんぴてんす
グローバル・コンピテンスとは、地域や世界の課題を多角的に分析し、他者の視点や価値観を理解し、異なる背景を持つ人々と適切に関わりながら行動する能力。
国際バカロレア
こくさいばかろれあ
国際バカロレア(IB)とは、スイスの財団が提供する国際的な教育プログラム。修了すると世界中の多くの大学への入学資格が得られる。
ラーニングアナリティクス
らーにんぐあなりてぃくす
ラーニングアナリティクス(学習分析)とは、教育ビッグデータを分析し、学習のプロセスや成果を可視化して、教育改善の意思決定に役立てる手法。
個別最適化された学び
こべつさいてきかされたまなび
個別最適化された学びとは、学習者一人ひとりの能力、適性、興味関心に合わせて、学ぶ内容や方法、ペースを柔軟に調整する学習スタイル。
教育ビッグデータ
きょういくびっぐでーた
教育ビッグデータとは、学習者の学習履歴(スタディログ)や生活習慣、成績などの膨大なデータを収集・統合したもの。
デジタル教科書
でじたるきょうかしょ
デジタル教科書とは、紙の教科書の内容をタブレットやPCで見られるようにデジタル化した教材。
情報I
じょうほういち
情報Iとは、2022年度から高校で必修化された、プログラミング、ネットワーク、データ分析などを学ぶ共通教科。
学習体験プラットフォーム
がくしゅうたいけんぷらっとふぉーむ
LXP(学習体験プラットフォーム)とは、管理主体のLMSとは異なり、学習者(社員)が自ら学びたいコンテンツを検索・共有し、NetflixのようにAIがオススメを表示するプラットフォーム。
反転授業
はんてんじゅぎょう
反転授業とは、従来の「学校で講義を聞き、家で宿題を解く」順序を反転させ、「家で講義動画を見て予習し、学校では応用問題や議論を行う」授業形態。
GIGAスクール構想
ぎがすくーるこうそう
GIGAスクール構想とは、全国の小中学生に「1人1台端末(PC・タブレット)」と「高速ネットワーク環境」を整備し、子どもたちの個性に合わせた教育を実現する国のプロジェクト。
学習管理システム
がくしゅうかんりしすてむ
LMS(学習管理システム)とは、eラーニングの教材配信、受講者の登録、学習進捗の管理、テストの実施などを一元的に行うためのプラットフォーム。
インフォームド・コンセント
いんふぉーむど・こんせんと
インフォームド・コンセント(Informed Consent)とは、医療行為において、医師が患者に対して病状、治療内容、リスク、代替案などを十分に説明し(Informed)、患者がそれを理解して納得した上で、自由意志によって同意(Consent)すること。
ツァイガルニクこうか
つぁいがるにくこうか
ツァイガルニク効果とは、達成できた事柄(完了した課題)よりも、達成できていない事柄や中断している事柄(未完了の課題)の方を、強く記憶や意識に留めてしまう心理現象。
ギャンブラーの誤謬
ごびゅう
ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)とは、確率的に独立して起こる事象について、「ずっと裏が出たから、そろそろ表が出るはずだ」と誤った期待をしてしまうこと。
少数の法則
しょうすうのほうそく
少数の法則とは、サンプル数(事例)が少ないにも関わらず、あたかもそれが全体に当てはまる真実であるかのように錯覚してしまうバイアス。
ドア・イン・ザ・フェイス
どあ・いん・ざ・ふぇいす
ドア・イン・ザ・フェイスとは、最初に絶対に断られるような無理な要求をして断らせ、次に「じゃあこれなら」と譲歩した案を出すことで、相手に罪悪感を感じさせて承諾させるテクニック。
フット・イン・ザ・ドア
ふっと・いん・ざ・どあ
フット・イン・ザ・ドアとは、最初に誰でも承諾するような小さな頼み事をしてOKをもらい、徐々に要求を大きくして、最終的に本命の要求を通す交渉テクニック。
プライミング効果
ぷらいみんぐこうか
プライミング効果(先行刺激)とは、先に見聞きした情報(プライマー)が、その後の判断や行動に無意識に影響を与える現象。
デフォルト効果
でふぉるとこうか
デフォルト効果とは、人は自ら選択を変更する労力を嫌い、最初から設定されている選択肢(デフォルト)をそのまま選んでしまう傾向。
心の家計簿
こころのかけいぼ
心の家計簿(メンタルアカウンティング)とは、お金の入手経路や使い道によって、心の中で勝手に色分けをし、無駄遣いしてしまう傾向。
IKEA効果
いけあこうか
IKEA効果とは、完成品を買うよりも、自分で手間をかけて作ったものの方に、不当に高い価値を感じてしまう心理。
決定回避の法則
けっていかいひのほうそく
決定回避の法則(選択のパラドックス)とは、選択肢が多すぎると、人は選ぶのがストレスになり、結局何も選ばなくなったり、満足度が下がったりする現象。
生存者バイアス
せいぞんしゃばいあす
生存者バイアスとは、何らかの選択過程を通過して生き残った「成功者」のデータだけを見て判断し、脱落した「敗者」を考慮しないことで生じる誤った認識。
単純接触効果
たんじゅんせっしょくこうか
単純接触効果(ザイオンス効果)とは、初めは興味がなかったものでも、何度も繰り返し見たり聞いたりするうちに、次第に好感を持つようになる心理。
好意
こうい
好意(好意の原理)とは、自分が好意を持っている人(友人、有名人、外見が良い人など)からの頼み事や提案は受け入れやすくなる心理。
社会的証明
しゃかいてきしょうめい
社会的証明とは、自分の判断に自信がない時、周囲の人々の行動や意見を参考にして、それが正しいと判断してしまう心理。
ピーク・エンドの法則
ぴーくえんどのほうそく
ピーク・エンドの法則とは、過去の体験の印象は、感情が最も高ぶった瞬間(ピーク)と、終わった瞬間(エンド)の2点だけでほぼ決まるという法則。
サンクコスト効果
さんくこすところか
サンクコスト効果(コンコルド効果)とは、既に支払ってしまい取り戻せない費用(サンクコスト)を惜しんで、損をすると分かっていても投資や行動を続けてしまう心理。
保有効果
ほゆうこうか
保有効果(Endowment Effect)とは、自分が所有しているものに対して、客観的な市場価値よりも高い価値を感じ、手放すことに抵抗を感じる心理現象のこと。
損失回避性
そんしつかいひせい
損失回避性とは、利益を得る満足感よりも、同額の損失を被る苦痛の方を大きく感じる人間の心理的傾向のこと。
ゼロショット学習
ぜろしょっとがくしゅう
ゼロショット学習とは、AIに対して、解答例(ショット)を一つも見せずに、タスクの説明だけで問題を解かせること。
人間からのフィードバックによる強化学習
にんげんからのふぃーどばっくによるきょうかがくしゅう
RLHF(人間からのフィードバックによる強化学習)とは、AIが生成した回答に対し、人間が「良い/悪い」の評価(報酬)を与え、それに基づいてAIをより人間に好ましい回答をするように調整する手法。
ファインチューニング
ふぁいんちゅーにんぐ
ファインチューニングとは、あらかじめ大量のデータで学習済みのAIモデル(事前学習モデル)に対し、特定のタスクや専門分野のデータを追加で学習させ、パラメータを微調整することで、その分野に特化させる手法。
ディドロ効果
でぃどろこうか
ディドロ効果とは、新しい物を入手して環境の一部が変わると、その統一感を保つために、他の持ち物もその水準に合わせて買い替えたくなる心理現象のこと。
リンゲルマン効果
りんげるまんこうか
リンゲルマン効果(社会的手抜き)とは、集団で作業を行う際、人数が増えるほど一人当たりのパフォーマンス(発揮する力)が低下する現象。
スノッブ効果
すのっぶこうか
スノッブ効果とは、他者の保有が増えれば増えるほど、逆にその商品の購買意欲が下がってしまう現象。バンドワゴン効果の逆。
ヴェブレン効果
ゔぇぶれんこうか
ヴェブレン効果とは、製品の価格が高ければ高いほど、見せびらかしたい欲求(顕示欲)が刺激され、需要が増加する現象。
オッカムの剃刀
おっかむのかみそり
オッカムの剃刀とは、「ある事象を説明するのに、必要以上に多くの仮定をしてはならない」という指針。同じ説明ができるなら、シンプルな説の方が正しい可能性が高いとする。
ホーソン効果
ほーそんこうか
ホーソン効果とは、物理的な作業環境(照明の明るさなど)よりも、「周囲から注目されている」「期待されている」という意識の方が、作業効率や生産性を高めるという現象。
パーキンソンの法則
ぱーきんそんのほうそく
パーキンソンの法則とは、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて使い切るまで膨張する」という第1法則と、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という第2法則からなる経験則。
ミラーリング
みらーりんぐ
ミラーリングとは、相手の仕草、口調、表情などを、鏡のように真似することで、相手に無意識の親近感(ラポール)を抱かせる心理テクニック。
ラポール
らぽーる
ラポールとは、フランス語で「架け橋」を意味し、お互いに心が通じ合い、安心して何でも話せる信頼関係のこと。
フット・イン・ザ・ドア
ふっと・いん・ざ・どあ
フット・イン・ザ・ドアとは、最初に誰でも承諾するような小さな要求(本命でない)を出し、OKさせてから、徐々に要求を大きくして本命を通す交渉テクニック。
ドア・イン・ザ・フェイス
どあ・いん・ざ・ふぇいす
ドア・イン・ザ・フェイスとは、最初にわざと断られるような大きな要求(本命でない)を出し、断らせてから、小さな要求(本命)を出して承諾させる交渉テクニック。
ニーズとウォンツ
にーずとうぉんつ
ニーズ(Needs)は「必要性(〜が足りない)」、ウォンツ(Wants)は「欲求(〜が欲しい)」を指す。営業では、表面的なウォンツの奥にある真のニーズを探ることが重要。
統計学
とうけいがく
統計学とは、集められたデータを分析し、そこにある性質や規則性を見つけ出したり、一部のデータから全体を推測したりする学問。
ワークエンゲージメント
わーくえんげーじめんと
ワークエンゲージメントとは、仕事に対して「活力(Energy)」「熱意(Dedication)」「没頭(Absorption)」の3つが揃い、充実した心理状態で働けていること。
ハーズバーグの二要因理論
はーずばーぐのによういんりろん
二要因理論とは、仕事の満足に関わる「動機付け要因(やりがい、承認)」と、不満に関わる「衛生要因(給与、環境)」は別物であり、衛生要因を満たしても不満が消えるだけで、やる気が出るわけではないとする理論。
集団浅慮
しゅうだんせんりょ
集団浅慮(グループシンク)とは、集団で合議を行う際、不合理な決定や危険な意思決定がなされてしまう現象。優秀な個人が集まっても、集団になると愚かな判断をしてしまうこと。
好意
こうい
好意(の原理)とは、自分が好意を持っている人(好きな人、自分に似ている人、褒めてくれる人)からの頼み事は受け入れやすくなる心理傾向。
希少性の原理
きしょうせいのげんり
希少性の原理とは、人間は入手困難なものや、数が少ないものほど価値が高いと判断し、強く欲してしまう心理的傾向のこと。
ハローこうか
はろーこうか
ハロー効果(Halo Effect)とは、ある対象を評価する際、目立ちやすい特徴(学歴、外見、肩書など)に引きずられて、他の特徴まで実際より高く(または低く)評価してしまう心理現象。
ライフサイエンス
らいふさいえんす
ライフサイエンス(生命科学)とは、生物の生命現象を解析し、それを医療、食糧、環境などの分野に応用しようとする研究分野の総称。
リカレント教育
りかれんときょういく
リカレント教育とは、学校教育を終えて社会に出た後も、必要に応じて教育機関に戻って学び直し、また仕事に戻るサイクルを繰り返すこと。
Oer
おーぷんきょういくりそーす
OER(Open Educational Resources:オープン教育リソース)とは、インターネット上で誰でも無料で利用・再配布・改変ができるように公開された、教科書、講義動画、カリキュラムなどの教育教材。
情報I
じょうほういち
情報Iとは、2022年度から日本の高校で必修化された新教科。「プログラミング」「ネットワーク」「データの活用」「情報モラル」などを全ての高校生が学ぶ。
ゲーミフィケーション
げーみふぃけーしょん
ゲーミフィケーションとは、ゲーム以外の分野(勉強、仕事、健康管理など)に、レベルアップ、バッジ、ランキングといったゲームの要素や考え方を取り入れ、意欲や参加度を高める手法。
教育格差
きょういくかくさ
教育格差とは、家庭の経済状況や住んでいる地域などの生まれ育った環境によって、子供が受けられる教育の質や量、最終的な学歴に差が生じてしまう社会問題。
プログラミング教育
ぷろぐらみんぐきょういく
プログラミング教育とは、コンピュータに意図した処理を行わせるための指示(プログラム)を作る体験を通じて、プログラミング的思考(論理的思考力)を育む教育。
Sel
しゃかいてきじょうどうてきがくしゅう
SEL(Social Emotional Learning:社会的情動的学習)とは、自分の感情を理解・管理し、他者への共感を持って良好な人間関係を築く力(社会性や情動)を育む教育プログラム。
インストラクショナルデザイン
いんすとらくしょなるでざいん
インストラクショナルデザイン(ID:教授設計)とは、教育や研修の効果を最大化するために、「何を、どのような順序で、どう教えるか」を科学的に設計するための理論や手法。
ICT教育
あいしーてぃーきょういく
ICT教育とは、PC、タブレット、インターネット、電子黒板などの情報通信技術(ICT)を、授業や学習の現場で活用する教育のこと。
マイクロラーニング
まいくろらーにんぐ
マイクロラーニングとは、1回1分〜5分程度の非常に短いコンテンツ(動画やクイズ)を使い、スマホなどで手軽に学習する手法。
GIGAスクール構想
ぎがすくーるこうそう
GIGAスクール構想とは、全国の小中学生に「1人1台の端末(PCやタブレット)」と「高速ネットワーク環境」を整備し、ICT教育を推進する日本の国家プロジェクト。
Lms
がくしゅうかんりしすてむ
LMS(Learning Management System:学習管理システム)とは、eラーニングなどで教材を配信し、受講者の学習進捗や成績を一元管理するためのプラットフォーム。
eラーニング
eらーにんぐ
eラーニングとは、パソコンやスマホなどのデジタル機器とインターネットを利用して行う学習形態のこと。
説明可能なAI
せつめいかのうなえーあい
XAI(Explainable AI:説明可能なAI)とは、AIが出した結論(予測や判断)に対して、「なぜそうなったのか」という根拠や理由を人間が理解できるように説明できるAI技術のこと。
ツァイトガイスト
つぁいとがいすと
ツァイトガイスト(時代精神)とは、ある時代に特有の、その時代を支配している精神的な傾向や社会的風潮のこと。
オタク文化
おたくぶんか
オタク文化とは、アニメ、マンガ、ゲーム、アイドルなどの特定の分野に深く熱中し、強いこだわりを持つ人々(オタク)によって形成される文化。
能
のう
能とは、室町時代に観阿弥・世阿弥によって大成された、日本最古の仮面劇。極限まで削ぎ落とされた動きと謡(うたい)で、人間の情念や幽玄の世界を表現する。
俳句
はいく
俳句とは、五・七・五のたった17音で、季節の情景や心情を表現する、世界一短い定型詩。必ず季語を入れるルールがある。
わびさび
わびさび
わびさび(詫び寂び)とは、不完全なもの、質素なもの、古びていくものの中に奥深い美しさや豊かさを感じる、日本独自の美意識。
パラダイムシフト
ぱらだいむしふと
パラダイムシフトとは、ある時代や分野において当然と考えられていた認識の枠組み(パラダイム)が、革命的に変化すること。
無知のヴェール
むちのゔぇーる
無知のヴェールとは、哲学者ロールズが提唱した思考実験。「もし自分が、金持ちか貧乏人か、才能があるかないかなど、自分の立場を全く知らない状態(無知)だったら、どんな社会ルールを選ぶか」を考えること。
実存主義
じつぞんしゅぎ
実存主義とは、人間にはあらかじめ決められた「本質(目的)」はなく、まずこの世に存在し、自分の自由な選択と行動によって自らのあり方を作り上げていくとする思想。
ストア派
すとあは
ストア派(ストイシズム)とは、古代ギリシャ・ローマの哲学で、自分ではコントロールできない外部の出来事(運命や他人の評価)に動揺せず、自分の理性と徳を磨くことに集中する思想。
弁証法
べんしょうほう
弁証法(Dialectic)とは、対立や矛盾を否定的に捉えず、むしろ発展の原動力とし、対立する2つの事柄(テーゼとアンチテーゼ)を統合して、より高い次元の結果(ジンテーゼ)を導き出す思考法。
メタ認知
めたにんち
メタ認知とは、「自分が考えていること」を、もう一人の自分が高い位置から客観的に観察・認識すること。「認知していることを認知する」こと。
事象の地平面
じしょうのちへいめん
事象の地平面(イベントホライズン)とは、ブラックホールの周囲にある境界線のことで、ここを超えると光さえも脱出できなくなる。
自然淘汰
しぜんとうた
自然淘汰とは、ダーウィンの進化論の中心概念で、環境に適応した特徴を持つ個体が生き残り、そうでない個体は滅びることで、生物が進化していくという仕組み。
帝国主義
ていこくしゅぎ
帝国主義とは、強大な軍事力や経済力を持つ国家が、他の地域や国を侵略・支配し、自国の領土や勢力圏を拡大しようとする政策・思想。
マキャベリズム
まきゃべりずむ
マキャベリズムとは、ニッコロ・マキャヴェッリが著書『君主論』で説いた、「目的(国の維持・発展)のためなら、手段を選ばず、時には非道な行いも許される」という政治思想。
シュレーディンガーの猫
しゅれーでぃんがーのねこ
シュレーディンガーの猫とは、量子力学の「観測するまでは状態が確定しない(重なり合っている)」という奇妙な性質を指摘するための思考実験。「箱の中の猫は、生きている状態と死んでいる状態が重なり合っている」とされる。
指数関数的成長
しすうかんすうてきせいちょう
指数関数的成長とは、時間の経過とともに、量が「倍々ゲーム」のように急激に増えていくこと。グラフにすると急カーブを描いて上昇する。
モンテカルロ法
もんてかるろほう
モンテカルロ法とは、乱数(デタラメな数)を大量に使ってシミュレーションを行うことで、解析的に解くのが難しい問題の近似値を求める計算手法。
ゼノンのパラドックス
ぜのんのぱらどっくす
ゼノンのパラドックスとは、「アキレスと亀」のように、論理的には正しいように見えても、現実の感覚とは矛盾する結論が導かれる一連の問題のこと。
フィボナッチ数列
ふぃぼなっちすうれつ
フィボナッチ数列とは、「前の2つの数を足すと次の数になる(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13…)」という数列のこと。隣り合う数の比率は黄金比に近づいていく。
フラクタル
ふらくたる
フラクタルとは、図形の一部を拡大すると、全体と同じような形が現れる「自己相似性」を持つ構造のこと。
データドレッジング
でーたどれっじんぐ
データドレッジング(p-hacking)とは、統計分析において、事前に仮説を立てず、データの中から偶然見つかった「意味ありげなパターン」だけを都合よく報告する不正行為。
大数の法則
たいすうのほうそく
大数の法則とは、試行回数を増やせば増やすほど、事象の出現確率は理論的な確率に近づいていくという法則。
べき乗則
べきじょうそく
べき乗則(パワーロー)とは、一部の要素が全体に対して極端に大きな影響を持つ分布のこと。パレートの法則(80:20の法則)の数学的な基盤。
擬似相関
ぎじそうかん
擬似相関とは、実際には因果関係がない2つの事柄の間に、見かけ上あるかのような相関関係が見えてしまうこと。
正規分布
せいきぶんぷ
正規分布(ガウス分布)とは、平均値に近いデータが最も多く、平均から離れるほど数が減っていく、左右対称の釣鐘型の分布のこと。
確率
かくりつ
確率とは、ある現象が起こる可能性の度合いを、0から1(または0%〜100%)の数値で表したもの。
チューリングテスト
ちゅーりんぐてすと
チューリングテストとは、ある機械が人間と同等の知能を持っているかを判定するためのテスト。人間が画面越しに会話をして、相手が人間か機械か見分けがつかなければ合格とされる。
不気味の谷現象
ぶきみのたにげんしょう
不気味の谷現象とは、ロボットやCGが人間に似てくると親近感が増すが、あまりに似すぎると、逆に些細な違和感が目立って「薄気味悪い」という嫌悪感を抱くようになる現象。
睡眠負債
すいみんふさい
睡眠負債とは、毎日のわずかな睡眠不足が、借金(負債)のように徐々に積み重なり、心身に深刻な悪影響(病気のリスク増や判断力の低下)を及ぼす状態のこと。
ピーティーエスディー
ぴーてぃーえすでぃー
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)とは、死の危険を感じるような強烈なショック体験(外傷的出来事)が心の傷(トラウマ)となり、時間が経過した後も、その恐怖が突然蘇るなどの症状が続き、日常生活に支障をきたす精神障害。
HSP
HSP(Highly Sensitive Person)
HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき視覚や聴覚などの感覚が非常に敏感で、他人の感情や環境の刺激を受けやすく、疲れやすい気質を持った人のこと。
ディスレクシア
でぃすれくしあ
ディスレクシア(読み書き障害)とは、知的な遅れはないものの、文字を読んだり書いたりすることだけに著しい困難を抱える学習障害のこと。
緩和ケア
かんわけあ
緩和ケアとは、重い病気(がんなど)にかかった患者や家族の、身体的な痛みや精神的な苦しみを和らげ、その人らしく生きられるように支援する医療・ケアのこと。
人獣共通感染症
じんじゅうきょうつうかんせんしょう
人獣共通感染症(ズーノーシス)とは、動物から人間へ、あるいは人間から動物へと感染する病気の総称である。エボラ出血熱、狂犬病、鳥インフルエンザなどが含まれる。
集団免疫
しゅうだんめんえき
集団免疫とは、ある集団の一定割合以上の人が免疫(ワクチンや感染により)を持つことで、感染の連鎖が断ち切られ、免疫を持たない人まで間接的に守られる状態のこと。
ノセボ効果
のせぼこうか
ノセボ効果(反偽薬効果)とは、偽薬であっても「副作用が出るかもしれない」と思い込んで飲むと、本当に吐き気や痛みなどの悪い症状が出てしまう現象のこと。
腸内フローラ
ちょうないふろーら
腸内フローラ(腸内細叢)とは、人間の腸の中に住んでいる約100兆個もの多種多様な細菌の集まりのこと。その生態系が花畑(フローラ)のように見えることからこう呼ばれる。
学習性無力感
がくしゅうせいむりょくかん
学習性無力感とは、長期にわたって回避不可能なストレスや失敗を経験し続けると、「何をしても無駄だ」と学習してしまい、状況を変える力があっても抵抗しなくなってしまう心理状態のこと。
内発的動機づけ
ないはつてきどうきづけ
内発的動機づけとは、金銭や名誉などの外的な報酬(ご褒美)のためではなく、物事そのものへの興味、関心、楽しさから湧き上がるやる気のこと。
ERG理論
いーあーるじーりろん
ERG理論とは、マズローの欲求段階説を修正し、人間の欲求を「生存(Existence)」「関係(Relatedness)」「成長(Growth)」の3つに分類した動機づけ理論のこと。
プラシーボこうか
ぎやくこうか
プラシーボ効果(偽薬効果)とは、有効成分が含まれていない偽の薬(プラシーボ)であっても、患者が「効く」と信じて飲むことで、心理的な安心感などが作用し、実際に症状が改善する現象。
フレーミング効果
ふれーみんぐこうか
フレーミング効果とは、実質的に同じ内容であっても、表現方法(フレーム)を変えることによって、相手の受ける印象や意思決定が大きく変わる現象のこと。
赤の女王の仮説
あかのじょおうのかせつ
赤の女王の仮説とは、「この場所にとどまりたければ、全力で走り続けなければならない」という『鏡の国のアリス』の言葉を引用した、生物の進化(およびビジネス)に関する仮説。
社会契約説
しゃかいけいやくせつ
社会契約説とは、国家や社会の成立ちについて、「人々が自分の権利を守るために、自由意思で契約を結んで国家を作った」と考える政治思想。近代民主主義の理論的支柱。
レッドヘリング
れっどへりんぐ
レッドヘリング(燻製ニシンの虚偽)とは、議論において、本来のテーマとは関係のない話題を持ち出し、相手の注意を逸らして議論を混乱させる手法のことである。
ストローマン論法
すとろーまんろんぽう
ストローマン論法(藁人形論法)とは、相手の主張を正しく反論するのではなく、相手の主張を歪めて極端なもの(藁人形)に作り変え、それを叩くことで論破したように見せる卑怯な論法のこと。
反証可能性
はんしょうかのうせい
反証可能性とは、ある仮説や理論が、実験や観察によって「間違っている」と証明される余地(可能性)を持っていること。科学的理論であるための必須条件とされる。
永劫回帰
えいごうかいき
永劫回帰とは、ニーチェの思想で、この世界や人生には目的も終わりもなく、全く同じ苦しみや喜びが、永遠に何度も繰り返されるという考え方。
エピクロス派
えぴくろすは
エピクロス派(快楽主義)とは、古代ギリシャの哲学で、精神的な平穏(アタラクシア)こそが最高の快楽(幸福)であるとし、肉体的な苦痛や精神的な動揺(死への恐怖など)を取り除くことを目指した思想。
ニヒリズム
にひりずむ
ニヒリズム(虚無主義)とは、「この世界や人生には、絶対的な真理、価値、目的などは一切存在しない」とする思想的立場のこと。
情報リテラシー
じょうほうりてらしー
情報リテラシーとは、溢れる情報の中から必要なものを探し出し、その信頼性を正しく評価し、適切に活用する能力のことである。
難民問題
なんみんもんだい
難民問題とは、戦争、迫害、貧困、気候変動などにより、住んでいた国を追われて他国へ逃げざるを得なくなった人々(難民)の受け入れや支援をめぐる国際的な課題のことである。
マイクロプラスチック
まいくろぷらすちっく
マイクロプラスチックとは、直径5mm以下の微細なプラスチックごみのことである。自然分解されず海に残り続け、海洋生物が誤食することで生態系や人間への影響が懸念されている。
シミュレーション仮説
しみゅれーしょんかせつ
シミュレーション仮説とは、私たちが暮らしているこの世界や宇宙は、高度に発達した文明によって作られたコンピュータ・シミュレーション(仮想現実)の中であるとする仮説のことである。
二重スリット実験
にじゅうすりっとじっけん
二重スリット実験とは、光や電子などの量子が「粒子(ツブ)」としての性質と、「波(ナミ)」としての性質の両方を持っている(二重性)ことを証明した有名な実験である。
ひも理論
ひもりろん
ひも理論(超弦理論)とは、物質の最小単位は「点(粒子)」ではなく、振動する極小の「ひも」であると考える理論物理学の仮説である。
ヒッグス粒子
ひっぐすりゅうし
ヒッグス粒子とは、素粒子物理学の標準模型において、万物に「質量(重さ)」を与えたとされる素粒子。1964年に予言され、2012年にCERN(欧州原子核研究機構)で発見された。
エピジェネティクス
えぴじぇねてぃくす
エピジェネティクス(後成遺伝学)とは、DNAの塩基配列(設計図)そのものは変化させずに、遺伝子のスイッチ(ON/OFF)を後天的に制御する仕組みを研究する学問分野のことである。
フェルミのパラドックス
ふぇるみのぱらどっくす
フェルミのパラドックスとは、「宇宙には無数の星があり、地球外文明が存在する確率は非常に高いはずなのに、なぜ人類は一度も彼らに遭遇していないのか?」という矛盾(パラドックス)のことである。
量子もつれ
りょうしもつれ
量子もつれとは、2つの量子(粒子)がどれだけ離れていても、片方の状態が決まると同時にもう片方の状態も瞬時に決まるという、不可思議な結びつきのことである。
ニクソンショック
にくそんしょっく
ニクソンショック(ドル・ショック)とは、1971年にアメリカのニクソン大統領が、ドルと金の交換停止を電撃的に発表し、世界経済に衝撃を与えた出来事のことである。
リーマンショック
りーまんしょっく
リーマンショックとは、2008年9月にアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したことをきっかけに発生した、世界的な金融危機と同時株安のことである。
失われた20年
うしなわれたにじゅうねん
失われた20年(30年)とは、1990年代初頭のバブル崩壊以降、日本経済が長期にわたって低迷し、成長が止まってしまった期間のことである。
所得倍増計画
しょとくばいぞうけいかく
所得倍増計画とは、1960年に池田勇人内閣が打ち出した経済政策である。「10年間で国民所得(給料)を2倍にする」という目標を掲げ、高度経済成長を加速させた。
農地改革
のうちかいかく
農地改革とは、第二次世界大戦後、GHQの指令により行われた土地制度改革である。地主から土地を強制的に買い上げて小作人に安く売り渡し、自作農を創設した。
寺子屋
てらこや
寺子屋とは、江戸時代に普及した庶民向けの教育機関(私塾)のことである。僧侶や武士、町人などが先生となり、子供たちに「読み・書き・そろばん」を教えた。
五街道
ごかいど
五街道とは、江戸時代に整備された、江戸(日本橋)を起点とする5つの主要な幹線道路(東海道、中山道、日光街道、甲州街道、奥州街道)のことである。
参勤交代
さんきんこうたい
参勤交代とは、江戸幕府が大名を統制するために定めた制度で、大名を1年おきに領地と江戸を行き来させ、妻子を人質として江戸に住まわせた仕組みである。
治外法権
ちがいほうけん
治外法権(領事裁判権)とは、外国人が滞在国で犯罪を行っても、その国の法律で裁かれず、出身国の領事が自国の法律で裁判を行う権利のことである。
鹿鳴館
ろくめいかん
鹿鳴館とは、明治政府が条約改正のために「日本は文明国である」と欧米にアピールする目的で建設した、西洋風の社交施設(舞踏場)のことである。
岩倉使節団
いわくらしせつだん
岩倉使節団とは、1871年に明治政府が欧米諸国に派遣した大規模な使節団である。不平等条約の改正交渉(失敗)と、欧米の進んだ制度・文化の視察を目的とした。
解体新書
かいたいしんしょ
解体新書とは、1774年に杉田玄白や前野良沢らが、ドイツの医学書『ターヘル・アナトミア』をオランダ語から日本語に翻訳して出版した、日本初の本格的な西洋解剖書である。
不平等条約
ふびょうどうじょうやく
不平等条約とは、幕末に日本がアメリカなどの列強と結ばされた、日本にとって不利な内容(領事裁判権の容認、関税自主権の欠如)を含む条約の総称である(日米修好通商条約など)。
蘭学
らんがく
蘭学とは、江戸時代の鎖国下において、唯一の西洋との窓口であったオランダ語を通じて、ヨーロッパの学問(医学、天文学、軍事など)を学ぶ学問のことである。
プラザ合意
ぷらざごうい
プラザ合意とは、1985年にニューヨークのプラザホテルで、先進5カ国(G5)が「ドル安」にするために協調介入することで合意した会議のことである。
マーシャル・プラン
まーしゃる・ぷらん
マーシャル・プラン(欧州復興計画)とは、第二次世界大戦後、アメリカが荒廃した西ヨーロッパ諸国に対して行った巨額の経済支援計画のことである。
マニフェスト・デスティニー
まにふぇすと・ですてぃにー
マニフェスト・デスティニー(明白な天命)とは、19世紀のアメリカにおいて、「西部開拓を行い、領土を太平洋まで拡大することは神から与えられた使命である」とする正当化の思想である。
アヘン戦争
あへんせんそう
アヘン戦争とは、1840年にイギリスが清(中国)に対して仕掛けた侵略戦争である。アヘンの密輸を取り締まった清に対して、自由貿易を名目に攻撃を行った。
世界恐慌
せかいきょうこう
世界恐慌(The Great Depression)とは、1929年10月24日、ニューヨーク証券取引所での株価大暴落(暗黒の木曜日)をきっかけに始まり、1930年代を通じて全世界を巻き込んだ史上最悪の経済不況のこと。
吊り橋効果
つりばしこうか
吊り橋効果(情動の誤帰属)とは、吊り橋のような恐怖を感じる場所で会った相手に対し、そのドキドキ(恐怖による心拍数の上昇)を、相手への恋愛感情(ときめき)だと脳が勘違いしてしまう心理現象のことである。
ストループ効果
すとるーぷこうか
ストループ効果とは、文字の意味と文字の色が一致しない場合(例:「赤」という文字が青色で書かれている)、色を答えるのに時間がかかったり、間違えやすくなったりする干渉現象のことである。
後知恵バイアス
あとぢえばいあす
後知恵バイアスとは、物事の結果が出た後になってから、「最初からそうなると思っていた」「やっぱりそうなったか」と、予測可能だったかのように自分の記憶を修正してしまう心理現象である。
計画錯誤
けいかくさくご
計画錯誤(計画の誤り)とは、過去の経験から「実際にはもっと時間がかかる」と知っているにもかかわらず、将来の計画を立てる際には楽観的になり、時間やコストを過小に見積もってしまう心理的傾向のことである。
ガスライティング
がすらいてぃんぐ
ガスライティングとは、些細な嘘をついたり状況を操作したりすることで、被害者に自分自身の記憶や正気を疑わせ、精神的に支配しようとする心理的虐待の一種である。
パレイドリア効果
ぱれいどりあこうか
パレイドリア効果(パレイドリア現象)とは、雲の形が動物に見えたり、壁のシミが人の顔に見えたりするように、無秩序な視覚情報や聴覚情報の中に、知っているパターン(特に顔)を思い浮かべてしまう心理現象のことである。
おとり効果
おとりこうか
おとり効果(デコイ効果)とは、二つの選択肢で迷っている際に、明らかに選ばれないような第三の選択肢(おとり)を提示することで、特定の選択肢を選ばせやすくする心理テクニックのことである。
自己奉仕バイアス
じこほうしばいあす
自己奉仕バイアスとは、成功したときは「自分の能力のおかげ」と考え、失敗したときは「運や環境のせい」にする心理的傾向のことである。
根本的な帰属の誤り
こんぽんてきなきぞくのあやまり
根本的な帰属の誤り(FAE)とは、他人の行動の原因を推測する際に、その人の「性格や能力(内受的要因)」を過大評価し、「状況や環境(外受的要因)」を過小評価してしまう傾向のことである。
スポットライト効果
すぽっとらいとこうか
スポットライト効果とは、自分の外見や行動が、実際以上に他人から注目されている(まるでスポットライトを浴びているかのように)と思い込んでしまう心理的バイアス。
インポスター症候群
いんぽすたーしょうこうぐん
インポスター症候群(詐欺師症候群)とは、客観的に十分な成功や実績を上げているにもかかわらず、自分を過小評価し、「自分は能力ごっこをしているだけの詐欺師だ」「いつか無能だとバレるのではないか」と不安になり続ける心理状態のことである。
iPS細胞
あいぴーえすさいぼう
iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、皮膚などの普通の体細胞に特定の遺伝子(山中因子)を導入することで、あらゆる組織や臓器の細胞に変化(分化)できる能力を持つようになった細胞のことである。山中伸弥教授が開発。
ダイソンきゅう
だいそんきゅう
ダイソン球(Dyson Sphere)とは、物理学者フリーマン・ダイソンが提唱した仮説的建造物。恒星(太陽など)を卵の殻のように巨大な人工物で完全に包み込み、その放出される全エネルギーを利用するシステムのこと。
エントロピー
えんとろぴー
エントロピー(Entropy)とは、主に「乱雑さの度合い」を表す概念である。熱力学では「エネルギーの散らばり具合」を、情報理論では「情報の不確かさ(予測できなさ)」を表す。
切腹
せっぷく
切腹(Seppuku)とは、武士が自らの腹を短刀で切り裂いて死ぬ自殺の方法である。「ハラキリ」とも呼ばれる。単なる自殺ではなく、名誉を守るための儀式的な死刑や、責任を取る方法として行われた。
浪人
ろうにん
浪人(Ronin)とは、主君に仕えていない(失業中の)武士のことである。江戸時代には、お家取り潰しなどにより多くの浪人が発生し、社会問題ともなった。
禅
ぜん
禅(Zen)とは、仏教の一派である禅宗の教え、またはその修行(座禅)のことである。言葉や文字に頼らず、座禅を通して自らの心を見つめ、悟りを開くことを目指す。
神道
しんとう
神道(Shinto)とは、日本固有の民族宗教である。教祖や聖典はなく、自然や祖先などあらゆるものに神(八百万の神)が宿ると考えるアニミズム的な信仰。
相撲
すもう
相撲(Sumo)とは、土俵の上で力士同士が組み合い、相手を倒すか土俵の外に出すかで勝敗を競う日本の国技である。元々は農作物の豊作を占う神事(神様への奉納試合)として始まった。
芸者
げいしゃ
芸者(Geisha)とは、宴席において舞踊、三味線、お囃子などの芸を披露し、客をもてなす職業の女性のことである。京都では「芸妓(げいこ)」、見習いは「舞妓(まいこ)」と呼ばれる。
華道
かどう
華道(Ikebana)とは、四季折々の草花を花器に生け、その美しさや命の尊さを表現する芸術である。西洋のフラワーアレンジメントが「足し算(空間を埋める)」なのに対し、華道は「引き算(空間を生かす)」の美学を持つ。
茶道
さどう
茶道(Tea Ceremony)とは、一定の作法(お手前)に従って客人に抹茶を振る舞う儀式、およびその精神性のことである。「一期一会」の心得を重視する。
和歌
わか
和歌(Waka)とは、日本固有の形式を持つ詩歌の総称である。狭義には五・七・五・七・七の31音で詠む「短歌」を指す。平安貴族にとって必須の教養であり、恋愛におけるメッセージツールでもあった。
歌舞伎
かぶき
歌舞伎(Kabuki)とは、江戸時代に大成した日本の代表的な演劇である。「傾く(かぶく:派手な格好や奇抜な行動をする)」という言葉が語源。男性だけで演じられ、独特の化粧(隈取)や大げさな見得(みえ)が特徴。
浮世絵
うきよえ
浮世絵(Ukiyoe)とは、江戸時代に成立した絵画のジャンルである。「浮世(憂き世)」、つまり現代風の風俗を描いた絵という意味。多色刷りの木版画(錦絵)技術により、安価で大量に流通した。
鎖国
さこく
鎖国(Sakoku)とは、江戸幕府がキリスト教の排除と貿易の独占を目的に行った、外交・貿易の制限政策のことである。オランダ、中国(清)、朝鮮、琉球の4つの窓口以外との交流を絶った。
江戸時代
えどじだい
江戸時代(Edo Period)とは、1603年に徳川家康が江戸に幕府を開いてから、1868年の明治維新まで約260年間続いた時代である。大きな戦争がなく、独自の文化が成熟した。
戦国時代
せんごくじだい
戦国時代(Sengoku Period)とは、15世紀末の応仁の乱以降、室町幕府の権威が失墜し、日本各地で戦国大名たちが領土を巡って争った乱世のことである。
弥生時代
やよいじだい
弥生時代(Yayoi Period)とは、紀元前3世紀頃から紀元後3世紀頃までの時代である。大陸から「稲作(水田)」と「金属器(青銅・鉄)」が伝来し、日本人の生活スタイルが激変した。
縄文時代
じょうもんじだい
縄文時代(Jomon Period)とは、今から約1万3000年前から約2300年前まで、1万年以上続いた日本の時代区分である。表面に縄目(なわめ)の模様がついた土器(縄文土器)が使われていた。
吊り橋効果
つりばしこうか
吊り橋効果とは、揺れる吊り橋の上のような恐怖や緊張を感じる場所で出会った相手に対し、そのドキドキ(恐怖)を「恋のドキドキ」と脳が勘違い(帰属錯誤)し、恋愛感情を抱きやすくなる現象である。
プライミング効果
ぷらいみんぐこうか
プライミング効果(先行刺激効果)とは、あらかじめ見聞きした情報(プライマー)が、その後の判断や行動に無意識に影響を与える現象のことである。
ノセボ効果
のせぼこうか
ノセボ効果(反偽薬効果)とは、偽薬や無害なものであっても、「体に悪い」「痛い」と思い込むことで、本当に体調が悪化したり痛みを感じたりする現象のことである。プラシーボ効果の逆。
プラシーボ効果
ぷらせぼこうか
プラシーボ効果(偽薬効果)とは、有効成分が含まれていない偽の薬(プラシーボ)であっても、「これは効く薬だ」と信じて飲むことで、実際に症状が改善する現象のことである。
単純接触効果
たんじゅんせっしょくこうか
単純接触効果(ザイアンス効果)とは、興味のなかった対象でも、繰り返し見たり聞いたり接触する回数が増えるほど、次第に好印象を持つようになる心理現象のことである。
希少性の原理
きしょうせいのげんり
希少性の原理とは、入手困難なものや、数が少ないものほど、主観的な価値が高く感じられる心理現象のことである。
ダニング=クルーガー効果
だにんぐくるーがーこうか
ダニング=クルーガー効果とは、能力の低い人が、実際の評価よりも自分を高く評価してしまう(自信過剰になる)認知バイアスのことである。逆に、能力の高い人は自分を過小評価する傾向がある。
ハロー効果
はろーこうか
ハロー効果(後光効果)とは、ある対象を評価する際、その顕著な特徴(学歴、外見、肩書きなど)に引きずられて、他の特徴まで歪めて評価してしまう心理現象のことである。
ゴーレム効果
ごーれむこうか
ゴーレム効果とは、ピグマリオン効果の逆で、周囲から期待されていない(ダメだと思われている)と、実際にパフォーマンスが低下してしまう現象のことである。
ピグマリオン効果
ぴぐまりおんこうか
ピグマリオン効果とは、他者から期待されることによって、学習や作業の成果が実際に向上する現象のことである。「教師期待効果」とも呼ばれる。
フレーミング効果
ふれーみんぐこうか
フレーミング効果とは、実質的に同じ内容であっても、表現の仕方(枠組み:フレーム)を変えることで、受け手の印象や意思決定が大きく変わる現象のことである。
サンクコスト
まいぼつひよう
サンクコスト(埋没費用)とは、過去に支出してしまい、どのような意思決定をしても二度と回収できない費用のこと。合理的な判断をするためには、これを無視しなければならない。
ローカス・オブ・コントロール
とうせいのしょざい
ローカス・オブ・コントロール(Locus of Control:統制の所在)とは、自分の行動の結果や運命を「誰がコントロールしていると認識しているか」という心理学の概念である。
海王星
かいおうせい
海王星(Neptune)とは、太陽系で8番目の惑星であり、太陽系の最果てにある巨大氷惑星である。鮮やかな青色をしており、猛烈な嵐が吹き荒れている。
冥王星
めいおうせい
冥王星(Pluto)とは、かつて太陽系の第9惑星とされていたが、2006年に「準惑星(Dwarf Planet)」へと分類変更された天体である。月よりも小さい氷の星。
天王星
てんのうせい
天王星(Uranus)とは、太陽系で7番目の惑星であり、メタンを含む大気の影響で青緑色に見える氷惑星(巨大氷惑星)である。
土星
どせい
土星(Saturn)とは、太陽系で6番目の惑星であり、美しい巨大な環(リング)を持つことで知られるガス惑星である。木星に次いで2番目に大きい。
木星
もくせい
木星(Jupiter)とは、太陽系で5番目の惑星であり、太陽系最大の巨大ガス惑星である。その質量は、他の全ての惑星を合わせた質量の2倍以上ある。
火星
かせい
火星(Mars)とは、太陽系で4番目の惑星であり、地球の一つ外側を周る赤い惑星である。酸化鉄(赤サビ)を含む岩石や土に覆われているため赤く見える。将来の移住候補地として最も注目されている。
水星
すいせい
水星(Mercury)とは、太陽系の中で最も太陽に近い軌道を周る第一惑星である。月によく似たクレーターだらけの表面を持ち、大気はほとんどない。
金星
きんせい
金星(Venus)とは、太陽系で2番目の惑星であり、地球とよく似た大きさと重力を持つため「地球の双子星」とも呼ばれる。非常に厚い二酸化炭素の大気に覆われている。
流星
ながれぼし
流星(Meteor)とは、宇宙空間にある塵(チリ)などの微小な天体が地球の大気に高速で突入し、大気との摩擦熱(断熱圧縮)で高温になって発光する現象のことである。燃え尽きずに地上に落ちたものが「隕石」となる。
星団
せいだん
星団(Star Cluster)とは、互いの重力によって引き合い、多数の恒星が群れをなして集まっている天体のことである。
星雲
せいうん
星雲(Nebula)とは、宇宙空間に漂うガス(水素やヘリウム)や塵(ダスト)が濃く集まり、雲のように見える天体のことである。自ら光るもの、光を反射するもの、光を遮るものなどがある。
冬のダイヤモンド
ふゆのだいやもんど
冬のダイヤモンド(Winter Hexagon)とは、冬の夜空に輝く6つの明るい一等星を結んでできる大きな六角形のことである。「冬の大六角形」とも呼ばれる。
フォーマルハウト
ふぉーまるはうと
フォーマルハウト(Fomalhaut)とは、秋の星座みなみのうお座の口元に位置する白い一等星である。秋の夜空で唯一の一等星であるため、「秋の一つ星」とも呼ばれる。
レグルス
れぐるす
レグルス(Regulus)とは、春の星座しし座の心臓部分に位置する、青白い一等星である。名前はラテン語で「小さな王」を意味する。
ポルックス
ぽるっくす
ポルックス(Pollux)とは、ふたご座の弟星(β星)であり、オレンジ色に輝く一等星である。兄のカストルと並んで輝く姿が有名。
ベガ
べが
ベガ(Vega)とは、こと座のα星で、夏の大三角を形成する青白い一等星である。七夕伝説における「織姫(織女星)」として知られる。全天で5番目に明るい。
リゲル
りげる
リゲル(Rigel)とは、冬の星座オリオン座の右足に位置する青白い一等星である。全天で7番目に明るい星。名前はアラビア語で「足」を意味する。
忍者
にんじゃ
忍者(Ninja)とは、鎌倉時代から江戸時代にかけて、大名や領主に仕え、諜報活動(スパイ)、破壊工作、暗殺などを専門に行った特殊部隊のことである。「忍びの者」とも呼ばれる。
侍
さむらい
侍(Samurai)とは、日本の前近代において軍事や行政を担当した武人階級(武士)のこと、またはその精神性(武士道)を持つ人物を指す。主君に仕える(侍ふ:さぶらう)という言葉が語源。
令和時代
れいわじだい
令和時代(Reiwa Period)とは、2019年5月1日から始まった現在の元号である。『万葉集』から引用された日本初の国書由来の元号。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められている。
平成時代
へいせいじだい
平成時代(Heisei Period)とは、1989年から2019年までの約30年間である。バブル崩壊による長期不況(失われた30年)に苦しむ一方、インターネットやスマホの普及により生活様式が劇的に変化した。
昭和時代
しょうわじだい
昭和時代(Showa Period)とは、1926年から1989年までの62年と14日間続く、歴代で最も長い元号の時代である。悲惨な戦争と敗戦、そこからの奇跡的な復興と高度経済成長という、激しい起伏を経験した。
大正時代
たいしょうじだい
大正時代(Taisho Period)とは、1912年から1926年までの短い期間である。「大正デモクラシー」と呼ばれる民主主義的な風潮が高まり、政党政治や普通選挙運動が盛んになった。
明治時代
めいじじだい
明治時代(Meiji Period)とは、1868年の明治維新から1912年までの45年間である。江戸幕府の封建体制が崩壊し、天皇を中心とする近代国家としての日本が形成された激動の時代。
室町時代
むろまちじだい
室町時代(Muromachi Period)とは、足利尊氏が京都の室町に幕府を開いてから、1573年に織田信長によって滅ぼされるまでの約240年間である。能、狂言、茶の湯、書院造など、現在の日本文化の原型が多く形成された。
鎌倉時代
かまくらじだい
鎌倉時代(Kamakura Period)とは、1185年(いい箱作ろう鎌倉幕府 ※諸説あり)に源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから、1333年に滅亡するまでの時代のことである。日本で初めて本格的な武家政権が誕生した。
平安時代
へいあんじだい
平安時代(Heian Period)とは、794年の平安京遷都から、1185年の鎌倉幕府成立までの約390年間のことである。遣唐使の廃止により、中国の影響を離れて日本独自の「国風文化」が成熟した。
奈良時代
ならじだい
奈良時代(Nara Period)とは、710年に平城京(現在の奈良市)に都が移されてから、794年に平安京に移るまでの約84年間のことである。律令制度が確立し、天平文化と呼ばれる国際色豊かな貴族文化が栄えた。
古墳時代
こふんじだい
古墳時代(Kofun Period)とは、3世紀中頃から7世紀頃にかけての日本の歴史区分のことである。権力者の墓である巨大な「古墳(特に前方後円墳)」が数多く作られたことが特徴。大和政権による統一が進んだ時代。
集積回路
しゅうせきかいろ
集積回路(Integrated Circuit: IC)とは、トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの多数の電子部品を、一つの小さなシリコン基板(チップ)の上に微細加工技術で作り込み、パッケージ化したものである。
トランジスタ
とらんじすた
トランジスタ(Transistor)とは、電気信号の増幅や、回路のON/OFFを切り替えるスイッチングを行う半導体素子のことである。現代のあらゆる電子機器(スマホ、PC、家電)の頭脳を構成する、最も重要な部品。
ダイオード
だいおーど
ダイオード(Diode)とは、電流を一定の方向にしか流さない性質(整流作用)を持つ半導体素子のことである。アノード(陽極)からカソード(陰極)へは流れるが、逆方向にはほとんど流れない。
絶縁体
ぜつえんたい
絶縁体(Insulator)とは、電気をほとんど通さない物質のことである。「不導体」とも呼ばれる。ゴム、ガラス、プラスチック、セラミック、乾燥した木材などがこれにあたる。
オームの法則
おーむのほうそく
オームの法則(Ohm's Law)とは、電気回路における電圧、電流、抵抗の関係を示した基本的な法則である。「電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する」という関係がある。
電気抵抗
ていこう
電気抵抗(Electrical Resistance)とは、電流の流れにくさを表す量のことである。単に「抵抗」とも呼ぶ。水路で例えると「土管の細さ」や「ゴミの詰まり具合」に相当する。単位はオーム(Ω)を用いる。
電圧
でんあつ
電圧(Voltage)とは、電気を流そうとする「圧力」や「力の強さ」のことである。水路で例えると、水を流すための「高低差(水圧)」に相当する。単位はボルト(V)を用いる。
電磁気学
でんじきがく
電磁気学(Electromagnetism)とは、電荷とそれによって生じる電場・磁場の相互作用を研究する物理学の分野である。電気と磁気は別々の現象と考えられていたが、19世紀に統一的な理論(マクスウェル方程式)として体系化された。
熱力学
ねつりきがく
熱力学(Thermodynamics)とは、熱やエネルギーの移動、変換を扱う物理学の分野である。マクロな視点(温度、圧力、体積など)から物質の性質や変化の法則を研究する。
ミネラル
みねらる
ミネラル(Mineral)とは、生体を構成する元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素(有機物の主要4元素)以外の元素の総称である。「無機質」とも呼ばれる。骨や歯の形成、体液のバランス調整、神経伝達などに関わる。
脂質
ししつ
脂質(Lipid)とは、水に溶けにくく有機溶媒に溶けやすい生体成分の総称であり、三大栄養素の中で最もエネルギー密度が高い(1gあたり9kcal)。エネルギー源としてだけでなく、細胞膜の構成成分やホルモンの材料などとしても重要である。
ビタミン
びたみん
ビタミン(Vitamin)とは、微量で体内の生理機能を調節する有機化合物の総称である。人間は体内でほとんど合成できないため、食事から摂取する必要がある。エネルギーにはならないが、エネルギーを作り出す代謝を助ける「潤滑油」のような働きをする。
タンパク質
たんぱくしつ
タンパク質(Protein)とは、20種類のアミノ酸が多数ペプチド結合してできた高分子化合物であり、炭水化物・脂質と並ぶ三大栄養素の一つである。生物の体の構造(筋肉、皮膚、毛髪など)を作ったり、酵素やホルモンとして機能を調整したりする。
酵素
こうそ
酵素(Enzyme)とは、生体内で起こる化学反応を促進する触媒(生体触媒)として働くタンパク質のことである。自身は変化せず、特定の物質(基質)に対してのみ作用する「基質特異性」を持つ。
発熱反応
はつねつはんのう
発熱反応(Exothermic Reaction)とは、化学反応が進行する際に、熱エネルギーを放出する反応のことである。反応が起こると周囲の温度が上がる。多くの化学反応(特に化合や燃焼)はこれに分類される。
吸熱反応
きゅうねつはんのう
吸熱反応(Endothermic Reaction)とは、化学反応が進行する際に、周囲から熱エネルギーを吸収する反応のことである。反応が起こると周囲の温度が下がるのが特徴である。
混合物
こんごうぶつ
混合物(Mixture)とは、2種類以上の純物質(単体や化合物)が、化学結合せずに単に混ざり合っている状態の物質のことである。成分の割合は一定ではなく、物理的な操作(ろ過、蒸留など)によって元の物質に分けることができる。
メンデルの法則
めんでるのほうそく
メンデルの法則(Mendel's Laws)とは、19世紀にグレゴール・メンデルがエンドウマメの交配実験から発見した、遺伝に関する3つの基本法則の総称である。「遺伝学の父」と呼ばれる彼の発見は、現代遺伝学の基礎となっている。
潜性の形質
せんせいのけいしつ
潜性の形質(Recessive Trait)とは、対立形質を持つ両親を交配させた際、その子供(F1)には現れず、隠れてしまう方の形質のことである。以前は「劣性形質」と呼ばれていた。
顕性の形質
けんせいのけいしつ
顕性の形質(Dominant Trait)とは、対立形質を持つ両親を交配させた際、その子供(雑種第一代:F1)に現れる方の形質のことである。以前は「優性形質」と呼ばれていたが、優れているという意味と誤解されやすいため、用語が改められた。
減数分裂
げんすうぶんれつ
減数分裂(Meiosis)とは、生殖細胞(精子や卵)を作る際に行われる特別な細胞分裂のことである。連続して2回の分裂が起こり、染色体の数が元の半分(2n→n)になるためこう呼ばれる。
体細胞分裂
たいさいぼうぶんれつ
体細胞分裂(Mitosis)とは、1つの母細胞が分裂して、全く同じ遺伝情報を持つ2つの娘細胞を作り出す分裂様式のことである。生物の成長や組織の修復(怪我が治るなど)は、この分裂によって行われる。
核
かく
核(Nucleus)とは、真核細胞の中に通常一つ存在し、球状の形をした細胞小器官である。内部には遺伝情報であるDNA(染色体)が格納されており、細胞の活動や分裂を制御する司令塔の役割を果たしている。
心理的契約
しんりてきけいやく
心理的契約(Psychological Contract)とは、雇用主と従業員の間で、明文化された労働契約書とは別に、暗黙のうちに形成されている「相互の期待や義務」のこと。
アンラーニング
アンラーニング
アンラーニング(Unlearning:学習棄却)とは、過去に習得した知識や成功体験、古いやり方が、現在の環境では通用しなくなった時に、それらを意識的に捨て去り(手放し)、新しいスタイルを取り入れることである。 単に忘れることではなく、「学びほぐす」こと。変化の激しい現代においては、過去の成功体験が...
フューショット学習
フューショット学習
フューショット学習(Few-shot Learning)とは、AIに対して少数の例題(Few-shot)を提示することで、タスクの意図を理解させ、回答精度を向上させる手法のことである。 例えば、単純に「分類して」と言うだけでなく、「例1:りんご→果物、例2:キャベツ→野菜、では『バナナ』は?」のよ...
ウィンザー効果
ウィンザー効果
ウィンザー効果(Windsor Effect)とは、当事者(売り手)が直接発信する情報よりも、利害関係のない第三者(顧客や友人)から発信された情報の方が、より信頼性が高いと感じられる心理効果のことである。 企業が「ウチの商品は最高です!」と宣伝するよりも、SNS上の一般ユーザーが「これすごく良かっ...
ダニング=クルーガー効果
ダニング=クルーガー効果
ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人が、実際の評価よりも自分を高く評価してしまう(過信してしまう)認知バイアスのことである。 「能力が低い人は、自分の能力の低さを認識するためのメタ認知能力も低いため、自分が劣っていることに気づけない」というパラド...
スペースX
スペースX
スペースX(SpaceX:Space Exploration Technologies Corp.)とは、イーロン・マスク氏によって2002年に設立された、アメリカの宇宙開発企業である。 「人類を多惑星種族にする(火星移住)」という壮大な目標を掲げている。最大の特徴は、一度打ち上げたロケットを垂直...
四色定理
よんしょくもんだい
四色定理(Four Color Theorem)とは、「平面上のどんな地図でも、隣り合う領域が異なる色になるように塗り分けるには、4色あれば十分である」という数学の定理。
Nudge
Nudge
Nudge(ナッジ/肘でつつく)とは、強制や禁止ではなく、デザインや選択肢の提示の仕方を工夫することで、人々を望ましい行動へと自発的に誘導する手法。
Tipping Point
Tipping Point
Tipping Point(ティッピングポイント)とは、ある物事が徐々に変化していき、ある閾値(しきいち)を超えると一気に劇的な変化が起きる転換点のこと。
Flow State
Flow State
Flow(フロー/ゾーン)とは、完全に何かに没頭し、精力的に集中している感覚に満たされている精神状態。
核分裂
かくぶんれつ
核分裂(Nuclear Fission)とは、ウランやプルトニウムなどの重い原子核が、中性子を吸収して分裂し、軽い原子核に変化すること。この時に、アインシュタインの質量の法則(E=mc²)に従って、莫大な熱エネルギーを放出する。
デコンストラクション
だつこうちく
脱構築(Deconstruction)とは、フランスの哲学者ジャック・デリダが提唱した思想。西洋哲学の根底にある「二項対立(善/悪、真/偽、男/女など)」の構造を内部から解体し、その優劣や境界線を無効化しようとする試み。
くじら座
くじらざ
くじら座は、秋から冬にかけて南の空に見える大きな星座。有名な変光星「ミラ」を含む。星座絵では鯨ではなく、前足のある海の怪物(ティアマトあるいはケートス)として描かれる。
いるか座
いるかざ
いるか座は、わし座の東にある小さな星座。ひし形に並んだ4つの星がイルカの頭、少し離れた星が尾びれを表し、水面から飛び跳ねるイルカの姿に見える。小さいが形が整っており見つけやすい。
ドップラーこうか
どっぷらーこうか
ドップラー効果とは、波(音や光)の発生源と観測者が互いに近づいたり遠ざかったりすることで、観測される波の周波数(高さや色)が変化する現象。
かじき座
かじきざ
かじき座は、17世紀にバイエルによって設定された南天の星座。「金魚(金色の魚)」とも訳されるが、現在はカジキマグロのこととされる。肉眼で見える銀河「大マゼラン雲」の大部分がこの星座の領域にある。
りゅう座
りゅうざ
りゅう座は、北天の周極星で、一年中見ることができる。こぐま座を取り囲むようにS字型に星が並んでいる。かつて北極星だったα星トゥバンがある。
セイタイケイ
えこしすてむ
エコシステム(生態系)とは、ある環境におけ生物同士の相互依存関係のこと。ビジネスにおいては、複数の企業、製品、サービスが連携し合い、全体として大きな利益や価値を生み出す「経済圏」を指す。
こうま座
こうまざ
こうま座は、ペガサス座の鼻先のすぐ西にある小さな星座。みなみじゅうじ座ができるまでは全天で最も小さい星座だった。明るい星がなく目立たない。
エリダヌス座
えりだぬすざ
エリダヌス座は、冬の夜空に見える大きな星座。オリオン座のリゲルの西から始まり、蛇行しながら南の地平線の下まで続いている。南端にあるα星アケルナルは「川の果て」を意味する1等星。
進化論
しんかろん
進化論(Theory of Evolution)とは、生物は不変のものではなく、共通の祖先から長い時間をかけて環境に適応するように変化(進化)してきたとする科学理論。19世紀にチャールズ・ダーウィンが体系化した「自然選択説」が基礎となっている。
フェルマーの最終定理
フェルマーの最終定理
フェルマーの最終定理の意味:350年以上誰も解けなかった数学の難問。「xⁿ + yⁿ = zⁿ (n≧3) を満たす自然数は存在しない」。
フィボナッチ数列
フィボナッチ数列
フィボナッチ数列の意味:前の2つの数を足すと次の数になる数列。1, 1, 2, 3, 5, 8... 自然界に多く現れる不思議な数字。
ろ座
ろざ
ろ座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。エリダヌス座に囲まれた領域にある。肉眼で見える星はほとんどないが、有名な「ろ座銀河団」があり、深宇宙探査の重要なターゲットとなっている。
ふたご座
ふたござ
ふたご座は、冬の夜空に見える星座で、黄道十二星座の一つ。α星カストル(兄・銀色)とβ星ポルックス(弟・金橙色)が並んで輝いているのが特徴。ふたご座流星群の放射点がある。
地球温暖化
ちきゅうおんだんか
地球温暖化とは、人間の産業活動によって排出される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが大気中に急増し、地球全体の平均気温が長期的に上昇する現象のこと。
つる座
つるざ
つる座は、秋の南の地平線近くに見える星座。17世紀にバイエルが設定した。みなみのうお座のフォーマルハウトの南南西にあり、2等星が2つあるため比較的見つけやすい。星の並びが飛んでいる鶴のように見える。
ハーバード大学
ハーバード大学
ハーバード大学の意味:アメリカにある世界最高峰の大学。オバマ大統領やビル・ゲイツなどを排出した名門。
ヘルクレス座
へるくれすざ
ヘルクレス座は、夏の夜空に見える全天で5番目に大きな星座。「H」の形に並んだ星々が特徴。球状星団M13があり、北半球で見える最も美しい球状星団の一つとされる。
とけい座
とけいざ
とけい座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。エリダヌス座の南に細長く伸びている。明るい星がなく、何が描かれているか想像するのは困難。
うみへび座
うみへびざ
うみへび座は、春の夜空に東西に長く横たわる星座。全88星座の中で最大の面積を誇る。頭はかに座の南にあり、尾はてんびん座の近くまで達する。2等星のアルファルド(孤独なもの)が目印。
みずへび座
みずへびざ
みずへび座は、天の南極近くにある小さな星座。うみへび座(Hydra)とは別の星座(Hydrus)。オスとメスの違いとも言われる。小マゼラン雲と大マゼラン雲の間にある。
インディアン座
いんでぃあんざ
インディアン座は、南天の星座の一つ。16世紀末に設定された。左手に槍を持った裸の男性(アメリカ先住民などとされる)の姿が描かれている。日本からは見えにくい。
慣性
慣性 (慣性の法則)
慣性の意味:止まっている物は止まり続け、動いている物は動き続けようとする性質。急ブレーキで体が前にのめるアレ。
京都大学
京都大学 (京大)
京都大学の意味:東大と並ぶ日本のトップ大学。「自由の学風」で知られ、変人や天才が多いイメージがある。
ラニーニャげんしょう
らにーにゃげんしょう
ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖(東太平洋)の海水温が平年より低くなる現象。逆に高くなるのがエルニーニョ現象。一度発生すると1年程度続き、世界中に異常気象をもたらす。
とかげ座
とかげざ
とかげ座は、17世紀にヘヴェリウスが設定した北天の星座。カシオペヤ座の近くにあり、小さな星がジグザグに並んでいる様子をトカゲに見立てた。天の川の中にある。
しし座
ししざ
しし座は、春の代表的な星座で、黄道十二星座の一つ。「ししの大鎌」と呼ばれる「?」マークを裏返したような星の並び(頭部)が特徴。α星レグルスは「小さな王」の意。しし座流星群の放射点がある。
こじし座
こじしざ
こじし座は、17世紀にヘヴェリウスが設定した北天の星座。しし座とおおぐま座の間に位置する。明るい星はなく目立たない。
うさぎ座
うさぎざ
うさぎ座は、冬の星座の一つ。オリオン座のリゲルのすぐ南にある。4つの3等星が台形を作り、うさぎの耳のように見える並びがある。真っ赤な星「クリムゾン・スター(ハインドの星)」があることで有名。
リベラルアーツ
リベラルアーツ (教養)
リベラルアーツの意味:特定の専門スキルだけでなく、歴史、哲学、科学などを幅広く学ぶことで、自由な発想や多角的な視点を身につけるための学問。
てんびん座
てんびんざ
てんびん座は、初夏の夜空に見える星座。かつてはさそり座の「ハサミ」の部分だったが独立した。昼と夜の長さを等しく計る、あるいは正義を計る天秤とされる。
ロジック
ロジック (論理)
ロジックの意味:話の筋道。つじつまが合っていること。「AだからBになる」という理屈。
おおかみ座
おおかみざ
おおかみ座は、夏の南天にある星座。さそり座とケンタウルス座に挟まれている。2等星・3等星が多く、崩れたような形をしているが意外と目立つ。天の川の中にある。
やまねこ座
やまねこざ
やまねこ座は、17世紀にヘヴェリウスが設定した北天の星座。ふたご座とおおぐま座の間の、星がまばらな領域にある。最も明るい星でも3等星で、非常に見つけにくい。
こと座
ことざ
こと座は、夏の夜空高くに輝く小さな星座。α星ベガは全天で5番目に明るい星(0等星)で、七夕の「織姫」として有名。平行四辺形の星の並びが竪琴の形を表している。有名なリング状星雲(M57)がある。
質量保存の法則
質量保存の法則
質量保存の法則の意味:化学反応の前後で、物質全体の重さは変わらないという法則。
メラトニン
めらとにん
メラトニン(Melatonin)とは、脳の松果体から分泌されるホルモンの一種。周囲が暗くなると分泌が始まり、脈拍や体温を低下させて自然な眠りを誘う作用があるため「睡眠ホルモン」と呼ばれる。
テーブルさん座
てーぶるさんざ
テーブルさん座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。ケープタウンにある名山「テーブルマウンテン」が由来。大マゼラン雲の一部がかかっており、山の上の雲のように見えるとされる。全天で最も暗い星座の一つ。
けんびきょう座
けんびきょうざ
けんびきょう座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。科学機器シリーズの一つ。明るい星がなく、形をたどるのは困難。
マサチューセッツ工科大学
MIT (マサチューセッツ工科大学)
MITの意味:Massachusetts Institute of Technology。理系大学の世界No.1。「手と頭を使う」がモットー。
いっかくじゅう座
いっかくじゅうざ
いっかくじゅう座は、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座に囲まれた領域(冬の大三角の内側)にある星座。天の川が流れており、有名な「バラ星雲」があることで知られる。明るい星は少ない。
はえ座
はえざ
はえ座は、南天の星座の一つ。当初は「蜜蜂」とされたが、後に「ハエ」になった。みなみじゅうじ座のすぐ下にあり、意外と星が密集していて見つけやすい。
ニュートンの運動3法則
ニュートンの運動3法則
ニュートンの運動3法則の意味:物が動く時の基本的なルール。「慣性の法則」「運動方程式」「作用・反作用の法則」の3つ。
じょうぎ座
じょうぎざ
じょうぎ座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。さそり座とケンタウルス座の間に位置し、天の川の濃い部分にある。測量用の定規と水準器がモチーフ。
はちぶんぎ座
はちぶんぎざ
はちぶんぎ座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。この星座の領域内に「天の南極」があるが、北極星のような明るい目印となる星(南極星)は存在しない。
へびつかい座
へびつかいざ
へびつかい座は、夏の夜空に見える大きな将棋の駒のような形の星座。黄道上にあるため、13番目の星座(蛇使い座)として扱われることもある。モデルは名医アスクレピオス。
オリオン座
おりおんざ
オリオン座は、全天で最も有名で豪華な星座の一つ。冬の夜空の南に位置する。赤色超巨星のベテルギウス(冬の大三角の一つ)と、青色超巨星のリゲルという2つの1等星、そして中央に並ぶ三ツ星(オリオンのベルト)が非常に目立つ。M42オリオン大星雲もある。
オキシトシン
あいじょうほるもん
オキシトシンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンの一種。スキンシップや、親しい人との交流、他者への親切などによって分泌され、安らぎや信頼感を高める効果があることから「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれる。
パスカルの原理
パスカルの原理
パスカルの原理の意味:密閉された液体の一部を押すと、その圧力が全体に均等に伝わる現象。油圧ジャッキなどで小さな力で重いものを持ち上げられる。
くじゃく座
くじゃくざ
くじゃく座は、南天の星座の一つ。16世紀末に設定された。2等星のα星ピーコックが特に明るく、羽根を扇型に広げた孔雀の姿が比較的よくわかる。日本(本州)からは一部しか見えない。
ペガサス座
ぺがさすざ
ペガサス座は、秋の夜空を代表する大きな星座。α、β、γ星とアンドロメダ座のα星で作る四角形は「秋の四辺形(ペガサスの四辺形)」と呼ばれ、秋の星座を探す目印となる。
周期表
周期表 (元素周期表)
周期表の意味:世の中にある全ての物質の元(元素)を、性質の似たものが並ぶように整理した表。「水兵リーベ…」のアレ。
ペルセウス座
ぺるせうすざ
ペルセウス座は、秋から冬にかけて見える星座。天の川の中にあり、二重星団(h・χ)が有名。β星アルゴルは「悪魔の星」と呼ばれ、明るさが変わる食変光星の代表格。
アルカリ性・酸性
pH (アルカリ性・酸性)
pHの意味:水素イオン濃度指数。液体が「酸性」か「アルカリ性」かを表す尺度。pH7が中性。
博士号
博士号 (Ph.D.)
博士号の意味:大学院博士課程を修了し、独創的な論文を書いた人に与えられる最高位の学位。「足の裏の米粒」とも言われる(取っても食えないが、取らないと気持ち悪い)。
ほうおう座
ほうおうざ
ほうおう座は、南天の星座の一つ。16世紀末に設定された。2等星のα星アンカ(火の鳥)以外に目立つ星はないが、比較的小さくまとまっている。日本(九州以南)の地平線近くに見える。
がか座
がかざ
がか座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。カノープスのすぐ西にある。非常に美しい恒星カプテイン星(赤色矮星)があることで知られる。
うお座
うおざ
うお座は、秋の夜空に見える星座で、黄道十二星座の一つ。「く」の字型に並んだ星々が、2匹の魚とそれを結ぶリボンを表している。春分点(太陽が赤道を横切る点)があることで重要。
みなみのうお座
みなみのうおざ
みなみのうお座は、秋の南天に見える星座。周囲に明るい星が少ないため、白い1等星フォーマルハウト(秋の一つ星)が非常に目立つ。水を飲む魚の姿。
プログラミング
プログラミング
プログラミングの意味:コンピュータにしてほしい動きを、専用の言葉(コード)で書いて命令すること。
とも座
ともざ
とも座は、冬の南天に見える星座。天の川の中にあり、多くの散開星団が存在する。全天で一番明るい星はシリウスだが、とも座のζ星ナオスは全天で最も「本来の光度が明るい(絶対等級が高い)」星の一つ。
ピラミッド
ピラミッド
ピラミッドの意味:古代エジプトの王様の墓(カースト説もあり)。クフ王のものが最大で、世界の七不思議の一つ。
らしんばん座
らしんばんざ
らしんばん座は、巨大なアルゴ船座を分割する際に、ラカイユによって新たに付け加えられた星座(もともとは帆柱の場所)。うみへび座の背中に乗っているようにも見える。
証明終了
Q.E.D. (証明終了)
Q.E.D.の意味:数学の証明問題の最後に書く「以上、証明終わり」というかっこいい決め台詞。ラテン語の略。
相対性理論
相対性理論
相対性理論の意味:アインシュタインが発表した、時間と空間に関する理論。「光の速さに近づくと時間が遅れる」などの不思議な現象を説明した。
レチクル座
れちくるざ
レチクル座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。ひし形に並んだ星々が特徴。大マゼラン雲のすぐ北にある。
ローマ帝国
ローマ帝国
ローマ帝国の意味:古代ヨーロッパに存在した巨大帝国。「すべての道はローマに通ず」と言われるほど繁栄した。
や座
やざ
や座は、夏から秋にかけて見える星座。わし座のアルタイルのすぐ北にある。小さいが、4つの星が左から右へ飛ぶ矢の形きれいに描いており、意外と見つけやすい。
いて座
いてざ
いて座は、夏の南の空に見える星座で、黄道十二星座の一つ。天の川銀河の中心方向にあるため、多くの星雲や星団が見られる。北斗七星に対し「南斗六星」と呼ばれる柄杓型の星の並びがある。
さそり座
さそりざ
さそり座は、夏を代表する星座で、黄道十二星座の一つ。大きなS字カーブが蠍の姿を見事に描いている。中心にある1等星アンタレスは「火星に対抗するもの(アンチ・アレス)」という意味で、赤く輝く。
ちょうこくしつ座
ちょうこくしつざ
ちょうこくしつ座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。みなみのうお座の南にある。明るい星はないが、ちょうこくしつ座銀河(NGC253)などの明るい銀河があり、観測対象として有名。
たて座
たてざ
たて座は、17世紀にヘヴェリウスが設定した星座。わし座といて座の間にある。国王ソビエスキの盾を称えて作られた。散開星団M11(野鴨星団)が有名。
SDGsの歴史
SDGsの歴史
SDGsが生まれるまでの経緯。MDGs(ミレニアム開発目標)の後継として2015年に誕生した。
へび座
へびざ
へび座は、へびつかい座によって「頭部」と「尾部」の2つに分断されている唯一の星座。元々はへびつかい座の一部だった。頭部には美しい散開星団M5、尾部には有名な「わし星雲(M16)」がある。
ろくぶんぎ座
ろくぶんぎざ
ろくぶんぎ座は、17世紀にヘヴェリウスが設定した星座。天体観測に使われた大型の六分儀が火災で焼失したのを惜しんで作られたとされる。明るい星がなく、見つけるのは難しい。
シジフォス
しーしゅぽす
シジフォス(シーシュポス)とは、ギリシャ神話の登場人物。神を欺いた罰として、巨大な岩を山頂まで押し上げる苦行を課せられたが、岩は山頂手前で転がり落ち、永遠にその徒労を繰り返さなければならない。「終わりのない無意味な労働」の比喩として使われる。
STEM教育 / STEAM教育
STEM教育 / STEAM教育
STEM教育の意味:科学(S)、技術(T)、工学(E)、数学(M)を重視する教育方針。これに芸術(A)を加えたのがSTEAM教育。
超新星爆発
すーぱーのゔぁ
超新星爆発(Supernova)とは、太陽よりはるかに質量の大きい星(恒星)が、その一生の最期に起こす大規模な爆発現象のこと。
おうし座
おうしざ
おうし座は、冬の代表的な星座で、黄道十二星座の一つ。V字型に並んだヒアデス星団が牡牛の顔、その中で赤く輝く1等星アルデバランが右目を表す。肩の部分には有名なプレアデス星団(すばる)が輝く。
ぼうえんきょう座
ぼうえんきょうざ
ぼうえんきょう座は、18世紀にラカイユが設定した南天の星座。さそり座やいて座の南にある。明るい星がなく、形をたどるのは難しい。
定理・定義・公理
定理・定義・公理
定理の意味:数学などで「正しいこと」が証明された重要なルール。「三平方の定理」など。
みなみのさんかく座
みなみのさんかくざ
みなみのさんかく座は、南天の星座の一つ。北天のさんかく座に対して設定された。3つの明るい星が、さんかく座よりも綺麗な正三角形を描いており、天の川の上で目立っている。
さんかく座
さんかくざ
さんかく座は、秋の夜空に見える小さな星座。3つの星が細長い二等辺三角形を作っている。小さいが形がはっきりしており見つけやすい。近くにさんかく座銀河(M33)がある。
きょしちょう座
きょしちょうざ
きょしちょう座は、南天の星座の一つ。オオハシ(巨嘴鳥)というクチバシの大きな鳥の姿。肉眼で見える銀河「小マゼラン雲」と、全天で2番目に明るい球状星団「きょしちょう座47」があることで有名。
東京大学
東京大学 (東大)
東京大学の意味:日本で最も歴史があり、入るのが難しいとされる国立大学。日本の学術・研究の頂点。
おおぐま座
おおぐまざ
おおぐま座は、北天の周極星で、一年中沈まない星座。腰から尻尾にあたる7つの星が「北斗七星」として世界中で親しまれている。北極星を探す目印として重要。
こぐま座
こぐまざ
こぐま座は、天の北極に位置する星座。α星ポラリスは現在の「北極星」であり、夜空の星はこの星を中心に回転しているように見える。おおぐま座(北斗七星)と対照的に、小さくひしゃく型に並んでいる。
ほ座
ほざ
ほ座は、巨大なアルゴ船座を分割してできた南天の星座。天の川の中にあり、ニセ十字と呼ばれる星の並びがある。超新星爆発の残骸である「ガム星雲」や「ほ座パルサー」があることで知られる。
おとめ座
おとめざ
おとめ座は、全天で2番目に広い面積を持つ星座で、黄道十二星座の一つ。青白く輝く1等星スピカ(真珠星)は「春の大曲線」の一部を成す。多くの銀河が集まる「おとめ座銀河団」がある。
とびうお座
とびうおざ
とびうお座は、16世紀末に設定された南天の星座。りゅうこつ座(アルゴ船)の近くにあり、船に追われて飛んでいるトビウオの姿とされる。日本からは見えない。
こぎつね座
こぎつねざ
こぎつね座は、はくちょう座とわし座の間(夏の大三角の中)にある比較的新しい星座。有名な惑星状星雲M27(亜鈴状星雲)があることで知られる。明るい星はない。
第二次世界大戦
第二次世界大戦
第二次世界大戦の意味:1939〜1945年、枢軸国(ドイツ・日本・イタリア)と連合国(アメリカ・イギリス・ソ連など)の間で起きた、人類史上最大の戦争。
偏差値
へんさち
偏差値の意味:集団の中で自分がどのくらいの位置にいるか(平均からどれくらい離れているか)を示す数値。平均を50とする。
ES細胞
いーえすさいぼう
ES細胞の意味:Embryonic Stem Cellの略。受精卵の一部を取り出して培養したもので、体のあらゆる細胞に変化(分化)できる万能細胞。
ゴルジ体
ごるじたい
ゴルジ体の意味:イタリアのゴルジさんが発見した細胞小器官。リボソームで作られたタンパク質を受け取り、加工・濃縮して、「配送先」の荷札をつけて細胞外へ分泌したりする物流センター。
ホメオスタシス
こうじょうせい
ホメオスタシス(恒常性)とは、生物が外部環境の変化にかかわらず、体温、血糖値、水分量などの体内の状態を一定に保とうとする生理的な調整機能のこと。
免疫グロブリン
めんえきぐろぶりん
免疫グロブリンの意味:体内に侵入した異物(細菌やウイルス)にくっついて無力化するタンパク質。いわゆる「抗体」の正体。IgG、IgAなどがある。
インターフェロン
いんたーふぇろん
インターフェロンの意味:サイトカインの一種。ウイルスに感染した細胞が分泌し、周りの細胞に「ウイルスが来たから防御体制をとれ」と警告して感染拡大を防ぐ物質。
日米安全保障条約
にちべいあんぜんほしょうじょうやく
日米安全保障条約の意味:1951年に締結(1960年改定)された、日本とアメリカの軍事同盟。「日本が攻められたらアメリカが助ける(米軍基地を置く)」という内容。
マクスウェルの方程式
まくすうぇるのほうていしき
マクスウェルの方程式の意味:電場と磁場の動きを記述した4つの式。電磁気学の基礎であり、「光は電磁波である」ことを予言した。
中央値
ちゅうおうち
中央値の意味:データを大きさ順に並べたとき、ちょうど真ん中(中央)に来る値のこと。平均値よりも「普通の感覚」に近い場合がある。
最頻値
さいひんち
最頻値の意味:データの中で、最も頻繁に現れる(回数が多い)値のこと。多数決で一番多かった意見、とも言える。
王政復古の大号令
おうせいふっこのだいごうれい
王政復古の大号令の意味:1867年12月9日、倒幕派(薩摩・長州)が明治天皇の名の下に行ったクーデター宣言。「幕府を廃止し、天皇中心の政治に戻す」と宣言した。
版籍奉還
はんせきほうかん
版籍奉還の意味:1869年、全国の諸藩主が、領地(版)と領民(籍)を天皇に返還した出来事。これにより藩主は「知藩事」となった。
リボソーム
りぼそーむ
リボソームの意味:細胞内にある小器官の一つ。DNAの情報をコピーしたmRNA(メッセンジャーRNA)の指示に従って、アミノ酸をつなぎ合わせ、タンパク質を合成する工場。
サンフランシスコ平和条約
さんふらんしすこへいわじょうやく
サンフランシスコ平和条約の意味:1951年、日本と連合国との間で結ばれた条約。これにより日本の主権が回復し、太平洋戦争の戦後処理が終わった。
殖産興業
しょくさんこうぎょう
殖産興業の意味:明治政府が推進した産業育成政策。「生産を増やし(殖産)、産業を盛んにする(興業)」こと。富国強兵のための経済基盤作り。
ワイマール憲法
わいまーるけんぽう
ワイマール憲法の意味:1919年、第一次世界大戦後のドイツで制定された憲法。当時世界で最も民主的とされ、初めて「生存権(人間らしく生きる権利)」を規定した。
ゴールポストを動かす
ごーるぽすとをうごかす
勝負や議論の途中で、達成条件(ゴール)や基準を勝手に変更し、相手が勝てないように、あるいは自分が負けないようにする卑怯な振る舞い。
本当のスコットランド人論法
ほんとうのすこっとらんどじんろんぽう
自分の主張に対する反例が出されたとき、「それは本当の〜ではない(例外だ)」と定義を勝手に変更して反例を排除する詭弁。
誤った二分法
あやまったにぶんほう
実際には他にも選択肢があるのに、極端な二つの選択肢(白か黒か)しかないように装い、相手に選択を迫る詭弁。
合理論
ごうりろん
人間の理性こそが知識の源泉であり、経験に頼らなくても理性的推論によって心理に到達できるとする立場。大陸合理論。
懐疑主義
かいぎしゅぎ
確実な知識や真理に到達することは不可能(あるいは判断を保留すべき)であるとする哲学的態度。
快楽主義
かいらくしゅぎ
快楽を善、苦痛を悪とし、快楽の追求を人生の目的とする倫理説。エピクロス派が代表的。
ルビンの壺
るびんのつぼ
向き合った二人の顔にも、一つの壺にも見える多義図形。図と地(背景)の反転現象を示す。
力への意志
ちからへのいし
あらゆる生命や自然現象の根底にある、より強く、より大きくなろうとする根源的な衝動。
独我論
どくがろん
「実在するのは自分の精神だけであり、他人や外の世界は存在しない(あるいは証明できない)」とする哲学的立場。
ヒュブリス
ひゅぶりす
神の領域を侵すような「傲慢」や「過剰な自信」。ギリシア悲劇において、破滅(ネメシス)を招く原因とされる。
ミメーシス
みめーしす
「模倣」。芸術は現実世界の模倣であるとする概念。プラトンはこれを否定的に捉え、アリストテレスは肯定的に捉えた。
エトス
えとす
人柄、性格、信頼性。あるいは、ある社会集団や時代に特有の道徳的気風や慣習。
パトス
ぱとす
受け身の経験、情念、感情、苦しみ。ロゴス(理性)によって制御されるべきもの、あるいは芸術において観客の感情を揺さぶる力。
ロゴス
ろごす
言葉、論理、理性、法則などを意味するギリシア哲学の基本概念。感情(パトス)と対比される。
エウダイモニア
えうだいもにあ
アリストテレス倫理学における「幸福」。単なる快楽ではなく、徳(アレテー)を発揮して生きることで得られる、人間としての最高の善。
メメント・モリ
めめんともり
「死を忘れるな(死を想え)」。人間はいつか必ず死ぬ存在であることを意識し、謙虚に、あるいは悔いのないように生きよという警句。
シンプソンのパラドックス
しんぷそんのぱらどっくす
集団を分けて分析した場合と、全体を合わせて分析した場合で、結果が逆になってしまう統計的な現象。
オルバースのパラドックス
おるばーすのぱらどっくす
宇宙が無限に広く、星が均一に分布しているなら、夜空は星の光で昼間のように明るくなるはずだというパラドックス。
サービス・ラーニング
さーびすらーにんぐ
社会貢献活動(サービス)と教室での学習(ラーニング)を組み合わせた教育プログラム。地域活動を通じて市民性や専門知識を学ぶ。
ダブルループ学習
だぶるるーぷがくしゅう
既存の枠組みの中で行動を改善する(シングルループ)だけでなく、前提となる枠組みや目標そのものを問い直し、根本的な変革を行う学習。
経験学習モデル
けいけんがくしゅうもでる
デイビッド・コルブが提唱した学習サイクル。「具体的経験」→「省察的観察」→「抽象的概念化」→「能動的実験」の4段階を回すことで学びが深まるとする理論。
大学ファンド
だいがくふぁんど
大学が研究資金や奨学金を安定的・継続的に確保するために運用する基金。
ナノディグリー
なのでぃぐりー
米国のMOOC(大規模公開オンライン講座)プロバイダーであるUdacityが提供する、IT分野を中心とした短期集中型の修了認定。
オープンバッジ
おーぷんばっじ
世界共通の技術標準規格(IMS Global)に則って発行されるデジタル証明書(バッジ)。
ホームスクーリング
ほーむすくーりんぐ
学校に通わず、家庭を拠点として学習を行う教育形態。
展望記憶
てんぼうきおく
「帰りに牛乳を買う」のように、将来の特定のタイミングで何かを実行するという記憶。「未来の記憶」とも呼ばれる。
感覚記憶
かんかくきおく
視覚や聴覚などの感覚器官から入った情報を、ごくごく短時間(1秒未満〜数秒)だけそのままの形で保持する記憶。
長期記憶
ちょうききおく
半永久的に脳に保持される記憶。短期記憶から転送され、定着したもの。
短期記憶
たんききおく
情報を数十秒から数分程度、一時的に保持する記憶システム。
手続き記憶
てつづききおく
自転車の乗り方や楽器の演奏など、体で覚えた技能やノウハウの記憶。「非宣言的記憶」の一種。
意味記憶
いみきおく
言葉の意味、概念、一般的な知識などの記憶。個人的な体験からは切り離された知識。
エピソード記憶
えぴそーどきおく
「いつ」「どこで」「誰と」「何をした」という、時間や場所、感情を伴う個人的な体験の記憶。
平均以下効果
へいきんいかこうか
簡単な課題や自分の得意分野以外のことについて、自分は平均よりも能力が低いと過小評価してしまう傾向。
困難=易しさ効果
こんなんやさしさこうか
難しい問題では自分の能力を過大評価(自信過剰)し、簡単な問題では過小評価してしまう傾向。
プラットフォール効果
ぷらっとふぉーるこうか
完璧に見える人が小さな失敗(ドジ)をすることで、かえって人間味が増し、好感度が上がる現象。
ゼロサム・バイアス
ぜろさむばいあす
実際には双方に利益がある(Win-Win)状況でも、誰かの利益は必ず誰かの損失になると(ゼロサムゲームだと)思い込んでしまうバイアス。
シミュレーション・ヒューリスティック
しみゅれーしょんひゅーりすてぃっく
ある出来事が起きた原因や結果を、頭の中でどれだけ容易に思い描ける(シミュレーションできる)かによって判断してしまうこと。
ホットハンドの誤謬
ほっとはんののごびゅう
成功が続いている人は、次も成功する確率が高いと思い込んでしまう錯覚。バスケットボールのシュートなどでよく見られる。
ワーキングメモリ
わーきんぐめもり
情報を一時的に保持しながら、同時に処理や操作を行う脳の機能。「作業記憶」とも呼ばれる。
フリン効果
ふりんこうか
20世紀以降、世界的に知能指数(IQ)の平均値が長期的に上昇し続けている現象。
セルフ・ハンディキャッピング
せるふはんでぃきゃっぴんぐ
失敗した時の言い訳をあらかじめ用意したり、わざと不利な状況を作ったりして、自尊心が傷つくのを防ごうとする防衛機制。
透明性の錯覚
とうめいせいのさっかく
自分の考えていることや感情が、実際以上に他人に透けて見えている(伝わっている)と思い込んでしまう錯覚。
偽の合意効果
ぎのごういこうか
自分の意見や考え方、価値観が多数派であり、一般的であると思い込んでしまう認知バイアス。
生成効果
せいせいこうか
単に情報を受動的に読むよりも、自分で情報の欠落部分を補ったり、問題を解いたりして情報を「生成」する方が記憶に残る現象。
レミニセンス・バンプ
れみにせんすばんぷ
中高年者が過去を振り返った際、10代後半から20代前半の出来事を特に鮮明に、多く思い出す現象。
分散効果
ぶんさんこうか
一度にまとめて学習する(集中学習)よりも、一定の間隔を空けて繰り返し学習する(分散学習)方が、記憶の定着が良いという現象。
忘却曲線
ぼうきゃくきょくせん
時間の経過とともに記憶がどのように失われていくかを示した曲線。エビングハウスが提唱。
系列位置効果
けいれついちらこうか
リスト形式の情報を記憶する際、最初(初頭効果)と最後(親近効果)の項目は記憶に残りやすく、中間の項目は忘れられやすい現象。
自信過剰
じしんかじょう
自分の能力や知識、判断の正確さを、客観的な事実よりも高く評価してしまう認知バイアス。
ミラーリング
みらーりんぐ
相手の仕草や言葉、表情などを鏡のように真似ることで、親近感や好意を抱かせる心理テクニック。
ローボール・テクニック
ろーぼーるてくにっく
最初に好条件(低いボール)を提示して承諾を得てから、後で条件を変更したり、不利な条件を追加したりする手法。
ホーン効果
ほーんこうか
対象の目立つ悪い特徴に引きずられて、他の特徴や全体的な評価まで不当に低く評価してしまう心理現象。ハロー効果(後光効果)の逆。
流動性知能
りゅうどうせいちのう
流動性知能とは、新しい場面に適応し、情報を処理・計算する能力。年齢とともに低下しやすい。
ヒルベルトの無限ホテル
ひるべるとのむげんほてる
ヒルベルトの無限ホテルとは、無限個の客室があり満室状態のホテルでも、客を部屋移動させれば(n号室の客をn+1号室へ)、新たな客を無限に受け入れることができるという思考実験。
最近接発達領域
さいきんせつはったつりょういき
最近接発達領域(ZPD)とは、自力でできることと、助けがあればできることの間にある領域。教育はこの領域に働きかけるのが最も効果的とされる。
ルーブリック
るーぶりっく
ルーブリックとは、学習の到達度を評価するための基準表。何ができれば「A評価」なのかを具体的な記述(マトリクス)で示したもの。
ゲーデルの不完全性定理
げーでるのふかんぜんせいていり
ゲーデルの不完全性定理とは、「矛盾のない理論体系の中には、証明も反証もできない命題が必ず存在する」という定理。数学の完全性を否定した。
ポアンカレ予想
ぽあんかれよそう
ポアンカレ予想とは、トポロジー(位相幾何学)における難問の一つ。「単連結な3次元閉多様体は3次元球面と同相である」という命題。
フェルマーの最終定理
ふぇるまーのさいしゅうていり
フェルマーの最終定理とは、3以上の自然数nについて、x^n + y^n = z^n を満たす自然数の組(x, y, z)は存在しないという定理。360年間証明されなかった数学界最大の難問。
ハーバー・ボッシュ法
はーばーぼっしゅほう
ハーバー・ボッシュ法とは、空気中の窒素からアンモニアを合成する工業的製法。「空気からパンを作る」と言われた。
ヘイフリック限界
へいふりっくげんかい
ヘイフリック限界とは、正常な細胞が分裂できる回数の限界のこと。ヒトの細胞は約50〜60回分裂すると停止するとされる。
エントロピー増大の法則
えんとろぴーぞうだいのほうそく
エントロピー増大の法則とは、外部とのやり取りがない閉じた系において、乱雑さ(エントロピー)は常に増大し、不可逆であるという法則。覆水盆に返らず。
リフレーミング
りふれーみんぐ
リフレーミングとは、物事の捉え方(フレーム)を変えることで、意味合いや感情を変化させるテクニック。「残り半分しかない」を「まだ半分もある」と捉え直すなど。
ゾーン
ぞーん
ゾーンとは、極度の集中状態にあり、自分の実力を最大限に発揮できる心理状態。「フロー状態」とほぼ同義。スポーツ選手などが体験することが多い。
心理的リアクタンス
しんりてきりあくたんす
心理的リアクタンスとは、自分の選択の自由が外部から脅かされた時に、自由を回復しようとして反発する心理作用のこと。「やるなと言われるとやりたくなる」「勉強しろと言われるとやりたくなくなる」現象。
ジャムの法則
じゃむのほうそく
ジャムの法則とは、選択肢が多すぎると、人間は選ぶのが面倒になり、結局何も買わなくなってしまうという現象。「決定回避の法則」とも。
マジカルナンバー7
まじかるなんばーせぶん
マジカルナンバー7とは、人間の短期記憶(ワーキングメモリ)の容量は「7±2(5〜9)」チャンク(情報の塊)であるという説。
社会的手抜き
しゃかいてきてぬき
社会的手抜きとは、集団で作業を行う際、一人で作業する時よりも一人当たりのパフォーマンスが低下してしまう現象。「リンゲルマン効果」とも言う。
フォアラー効果
ふぉあらーこうか
フォアラー効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理現象。「バーナム効果」とも呼ばれる。
トリケラトプス
とりけらとぷす
「三本の角を持つ顔」の意。襟飾り(フリル)と3本の角が特徴。
ティラノサウルス
てぃらのさうるす
「暴君トカゲ」の意。強力な顎と歯を持つ。T-レックスとも呼ばれる。
マンモス
まんもす
長い毛と巨大な牙が特徴。旧石器時代の人類の狩猟対象だった。
プラナリア
ぷらなりあ
体を切断されても、それぞれの断片が再生して個体になる。脳さえも再生する。
ミドリムシ
みどりむし
葉緑体で光合成を行い、鞭毛で動き回る。栄養価が高く、食品や燃料としての利用が進んでいる。
クマムシ
くまむし
「乾眠」状態になると、超高温・超低温・高放射線・真空などの極限環境に耐えることができる。
山中伸弥
やまなかしんや
iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製する技術を開発した。
ライト兄弟
らいときょうだい
1903年、人類初の動力飛行機による有人飛行に成功した。
摩擦力
まさつりょく
摩擦がなければ歩くことも、車を止めることもできない。
重力
じゅうりょく
万有引力と遠心力の合力。ニュートンがリンゴが落ちるのを見て発見したという逸話が有名。
韓非子
かんぴし
人間不信(性悪説)を前提とし、法と刑罰による厳格な統治(法治主義)を説いた。
四書五経
ししょごきょう
四書は『論語』『大学』『中庸』『孟子』、五経は『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』。
ソクラテス
そくらてす
問答法(産婆術)により、人々に「無知の知」を自覚させ、真理を探究させた。著書を残さず、その思想は弟子プラトンによって伝えられた。
フロイト
ふろいと
「無意識」の領域を探求し、夢分析や深層心理の解明を行った。
特殊相対性理論
とくしゅそうたいせいりろん
「光速不変の原理」と「相対性原理」に基づく。光速に近い速度で動くと、時間の進み方が遅くなったり、長さが縮んだりする。
一般相対性理論
いっぱんそうたいせいりろん
重力を「時空の歪み」として説明する理論。質量があるとその周りの時空が曲がり、それが重力として働く。
性悪説
せいあくせつ
荀子が提唱。人間は放っておくと欲望のままに行動するので、教育やルール(礼)によって矯正する必要があるとした。
性善説
せいぜんせつ
孟子が提唱。人間は生まれつき善の心(仁・義・礼・智の端)を持っており、それを育てることが重要だとした。
デネブ
でねぶ
夏の大三角の一つ。「尾」を意味する。白色超巨星。
地球
ちきゅう
太陽系第3惑星。「水の惑星」。生命が存在する唯一確認された天体。
一等星
いっとうせい
全天で21個ある。アルタイル(彦星)やベガ(織姫)も一等星。
食物連鎖
しょくもつれんさ
植物→草食動物→肉食動物という繋がり。複雑な網目状(食物網)になっている。
遺伝子
いでんし
DNA上にある特定の領域。メンデルが法則を発見した。
ハレー彗星
はれーすいせい
エドモンド・ハレーが回帰を予言したことから名付けられた。前回は1986年に接近。
心臓
しんぞう
筋肉でできており、絶え間なく拍動する。生命維持の中心。
月食
げっしょく
太陽、地球、月が一直線に並ぶ時に起こる。皆既月食では月が赤銅色に見える。
肺
はい
空気中の酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する。左右に一つずつある。
流星群
りゅうせいぐん
彗星が残した塵の帯を地球が通過する時に起こる。ペルセウス座流星群などが有名。
集団心理
しゅうだんしんり
個人の理性が低下し、感情的・衝動的な行動を取りやすくなる。
月
つき
潮の満ち引きに関係している。アポロ計画で人類が着陸した。
筋肉
きんにく
骨格筋、心筋、平滑筋がある。収縮することで力を生み出す。
オリオン座
おりおんざ
狩人オリオンの姿をしている。三ツ星と赤色超巨星ベテルギウス、青色巨星リゲルが特徴。
プラネタリウム
ぷらねたりうむ
季節や天候に関係なく満天の星を楽しめる。解説員による説明も魅力。
すばる
すばる
プレアデス星団。肉眼でも6〜7個の星が集まっているのが見える。清少納言も愛でた。
虹
にじ
太陽光が空気中の水滴で屈折・反射して見える現象。
呼吸
こきゅう
細胞呼吸では、酸素を使ってエネルギーを取り出す。
ロケット
ろけっと
燃料を燃焼させてガスを噴射し、その反動で進む(作用・反作用の法則)。
人工衛星
じんこうえいせい
気象観測、通信、放送、GPSなど様々な用途に使われている。
学校
がっこう
小学校、中学校、高校、大学などがある。集団生活を学ぶ場。
皮膚
ひふ
人体最大の「臓器」とも言われる。外部の刺激や細菌から体を守る。
雪
ゆき
結晶は六角形になる。「天からの手紙」。
日食
にっしょく
太陽、月、地球が一直線に並ぶ時に起こる。完全に隠れる皆既日食は神秘的。
南十字星
みなみじゅうじせい
みなみじゅうじ座。4つの星が十字架の形に並ぶ。天の南極を探す目印。
宇宙ステーション
うちゅうすてーしょん
国際宇宙ステーション(ISS)が有名。無重力環境を利用した実験が行われている。
スピカ
すぴか
春の夜空で青白く輝く。「麦の穂」の意味を持つ。
胃
い
胃液(強酸性)を分泌して食べ物を溶かし、殺菌する。
夏の大三角
なつのだいさんかく
ベガ(こと座)、アルタイル(わし座)、デネブ(はくちょう座)。
太陽
たいよう
自ら光と熱を出す。地球のエネルギーの源。
望遠鏡
ぼうえんきょう
ガリレオが天体観測に初めて使用した。屈折式と反射式がある。
雷
かみなり
光(稲妻)と音(雷鳴)を伴う。古代は神の怒りと恐れられた。
竜巻
たつまき
漏斗状の雲が特徴。短時間で甚大な被害をもたらす。
台風
たいふう
最大風速が約17m/s以上のもの。日本に大雨や暴風をもたらす。
宇宙
うちゅう
約138億年前にビッグバンで生まれたとされる。果てしなく広い。
水
みず
化学式H2O。地球の表面の7割を占める。常温で液体、0度で氷、100度で水蒸気。
冬の大三角
ふゆのだいさんかく
シリウス(おおいぬ座)、プロキオン(こいぬ座)、ベテルギウス(オリオン座)。
黄道十二星座
こうどうじゅうにせいざ
占星術の十二宮の元になっている。おひつじ座からうお座まで。
アイザック・ニュートン
にゅーとん
ニュートンは、イギリスの物理学者・数学者。万有引力の法則、運動の三法則、微積分法を発見し、近代物理学の基礎を築いた。
ガリレオ・ガリレイ
がりれおがりれい
ガリレオ・ガリレイは、イタリアの物理学者・天文学者。望遠鏡で木星の衛星などを発見し、地動説を唱えたが、宗教裁判で有罪とされた。「それでも地球は動いている」。
天の川
あまのがわ
天の川(銀河)とは、太陽系が所属する銀河系の星々の集まりが、地球から見て川のように帯状に見えるもの。夏と冬に見られるが、七夕の伝説で知られるのは夏の天の川。
北極星
ほっきょくせい
北極星(ポラリス)は、現在のこぐま座α星。天の北極の近くにあり、時間が経ってもほとんど動かないため、方角(真北)を知る目印となる。
プロキオン
ぷろきおん
プロキオン(こいぬ座α星)は、冬の大三角の一つ。シリウス(おおいぬ座)の直前に昇ってくるため、「犬の前」という意味の名前がついた。
シリウス
しりうす
シリウス(おおいぬ座α星)は、夜空で最も明るく輝く恒星(マイナス1.5等星)。冬の大三角の一つ。「焼き焦がすもの」という意味を持つ。
冥王星
めいおうせい
冥王星は、かつて太陽系第9惑星だったが、2006年に「準惑星」に格下げされた天体。月よりも小さく、カイパーベルト天体の一つとされる。
海王星
かいおうせい
海王星は、太陽系第8惑星。太陽から最も遠い。鮮やかな青色をしており、超高速の風が吹いている。天王星の軌道の乱れから計算によって位置が予測され、発見された。
天王星
てんのうせい
天王星は、太陽系第7惑星。青緑色をした巨大氷惑星。自転軸がほぼ横倒し(98度傾いている)になっており、ゴロゴロ転がるように公転しているのが特徴。
土星
どせい
土星は、太陽系第6惑星。氷や岩の粒でできた美しい「環(リング)」を持つことで有名。水に浮くほど密度が小さい(軽い)。
木星
もくせい
木星は、太陽系最大の惑星。ガスでできた巨大ガス惑星で、特徴的な「大赤斑(巨大な嵐)」がある。重力が強く、多くの衛星(ガリレオ衛星など)を従えている。
火星
かせい
火星は、太陽系第4惑星。酸化鉄(赤サビ)を含んだ土により赤く見える。かつて水があった痕跡があり、生命の存在する可能性が最も高い惑星として探査が進んでいる。
金星
きんせい
金星は、太陽系第2惑星。「明けの明星」「宵の明星」として輝く。地球と大きさが似ているが、厚い二酸化炭素の大気による温室効果で、表面温度は460℃にも達する灼熱の世界。
ノンレム睡眠
のんれむすいみん
ノンレム睡眠とは、脳も身体も深く休息している状態の睡眠。眼球運動はない。脳の疲労回復や成長ホルモンの分泌が行われる。
レム睡眠
れむすいみん
レム睡眠とは、身体は深く眠っているが、脳は起きて活動している状態の浅い睡眠。「急速眼球運動(Rapid Eye Movement)」が見られる。夢を見るのはこの時が多い。記憶の整理が行われる。
ジャメヴ
じゃめぶ
ジャメヴ(未視感)とは、デジャヴの逆で、見慣れているはずの場所や人が、まるで未知のもののように感じられる現象。「ゲシュタルト崩壊」に近い感覚。
デジャヴ
でじゃぶ
デジャヴ(既視感)とは、実際には一度も体験したことがないのに、過去にどこかで体験したかのように感じる現象。脳の記憶処理の誤作動説などがある。
エディプス・コンプレックス
えでぃぷすこんぷれっくす
エディプス・コンプレックスとは、男の子が母親に無意識に性的愛着を抱き、父親をライバルとして敵対視する心理的葛藤のこと。フロイトが提唱。ギリシャ神話のオイディプス王に由来。
ナルシシズム
なるししずむ
ナルシシズム(自己愛)とは、自分自身を過剰に愛し、陶酔すること。ギリシャ神話のナルキッソスに由来する。適度な自己愛は自尊心として必要だが、過剰だと対人関係に支障をきたす。
自然免疫
しぜんめんえき
自然免疫とは、生まれつき備わっている防衛システム。マクロファージや好中球などが、侵入してきた異物を無差別に攻撃して食べる(貪食)。反応は早いが記憶は残らない。
フレイル
ふれいる
フレイル(虚弱)とは、健康な状態と要介護状態の中間のこと。加齢により心身の活力が低下しているが、適切な介入により健康な状態に戻ることができる段階。
サルコペニア
さるこぺにあ
サルコペニアとは、加齢に伴って筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下すること。ロコモの原因の一つ。タンパク質摂取と筋トレで予防できる。
ロコモティブシンドローム
ろこもてぃぶしんどろーむ
ロコモティブシンドローム(ロコモ/運動器症候群)とは、加齢に伴い筋肉や骨、関節などの運動器の機能が低下し、要介護になるリスクが高い状態のこと。
トリレンマ
とりれんま
トリレンマとは、3つの選択肢のうち、どれか2つを選ぶと残りの1つを諦めなければならない状況のこと。「あちらを立てればこちらが立たず」の3つ版。
万有引力の法則
ばんゆういんりょくのほうそく
万有引力の法則とは、質量を持つすべての物体同士は、互いに引き合う力(引力)を持っているという法則。リンゴが木から落ちるのを見て発見した逸話が有名。
慣性の法則
かんせいのほうそく
慣性の法則(ニュートンの第一法則)とは、外部から力が加わらない限り、静止している物体は静止し続け、動いている物体は等速直線運動を続けるという法則。
パスカルの原理
ぱすかるのげんり
パスカルの原理とは、密閉された容器の中の流体(液体や気体)の一部に加えられた圧力は、流体のすべての部分に同じ大きさで伝わるという原理。油圧ジャッキなどはこれを利用している。
フレミングの左手の法則
ふれみんぐのひだりてのほうそく
フレミングの左手の法則とは、磁界の中で電流が流れる導線が受ける力の向き(ローレンツ力)を示す法則。親指(力 F)、人差指(磁界 B)、中指(電流 I)の順。「FBI」と覚える。
マシュマロ・テスト
ましゅまろてすと
マシュマロ・テストとは、子供にマシュマロを1個与え、「15分間食べるのを我慢したらもう1個あげる」と言って放置し、自制心を測る実験。我慢できた子は将来の学業成績などが良いという相関が見られた。
ランチェスターの法則
らんちぇすたーのほうそく
ランチェスターの法則とは、元々は軍事における戦闘員の減少度合いを数理モデル化したもの。現在は、強者の戦略(広域戦・確率戦)と弱者の戦略(局地戦・接近戦)という経営戦略に応用されている。
イデア論
いであろん
イデア論とは、プラトンが提唱した哲学説。私たちが感覚で見ている現実世界は仮象(影)にすぎず、その背後に永遠不変の真実の姿である「イデア」の世界が存在するという考え方。
シャーデンフロイデ
しゃーでんふろいで
シャーデンフロイデとは、他人の不幸や失敗を見て、「いい気味だ」「ざまあみろ」と喜びや快感を感じる感情のこと。「メシウマ」の心理学的名称。
副交感神経
ふくこうかんしんけい
副交感神経とは、自律神経の一つで、休息時や睡眠時、リラックスしている時に優位になる神経系。心拍数を下げ、血管を拡張し、消化を促進し、体の回復を促す。車のブレーキや充電に例えられる。
ヒポクラテスの誓い
ひぽくらてすのちかい
ヒポクラテスの誓いとは、古代ギリシャの医師ヒポクラテスに由来する、医師の職業倫理についての宣誓文。「患者の利益を第一とする」「守秘義務を守る」などの原則が記されており、現代でも医療倫理の根幹として尊重されている。
インフルエンザ
いんふるえんざ
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症。38度以上の高熱、関節痛、筋肉痛などの全身症状が急激に現れる。A型、B型などの種類があり、ワクチンによる予防が推奨される。
ノロウイルス
のろういるす
ノロウイルスとは、冬場に流行する感染性胃腸炎の主な原因となるウイルス。強い感染力を持ち、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などを引き起こす。カキなどの二枚貝から感染することもある。アルコール消毒が効きにくい。
熱中症
ねっちゅうしょう
熱中症とは、高温多湿な環境下で、体温調節機能が働かなくなり、体内に熱がこもることで起こる障害の総称。めまい、筋肉痛、頭痛、吐き気などの症状があり、重症化すると意識障害や死に至る。
緑内障
りょくないしょう
緑内障とは、眼圧の上昇などにより視神経が障害され、視野が狭くなったり一部が見えなくなったりする病気。日本人の失明原因の第1位である。初期には自覚症状がほとんどなく、早期発見・治療が重要。
逆流性食道炎
ぎゃくりゅうせいしょくどうえん
逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気。胸焼け、呑酸(酸っぱいものが上がってくる)、喉の違和感などの症状がある。食の欧米化や加齢が原因。
痛風
つうふう
痛風とは、血中の尿酸値が高くなり(高尿酸血症)、関節内で尿酸が結晶化して、激しい炎症と痛みを引き起こす病気。親指の付け根などに発症しやすく、「風が吹いても痛い」と言われる。プリン体の摂りすぎなどが原因。
帯状疱疹
たいじょうほうしん
帯状疱疹とは、子供の頃にかかった水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが、加齢や疲労で免疫力が低下した際に再活性化し、皮膚に赤い発疹や水ぶくれ、激しい痛みを引き起こす病気。身体の片側に帯状に出るのが特徴。
睡眠時無呼吸症候群
すいみんじむこきゅうしょうこうぐん
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に気道が塞がり、何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気。大きないびき、日中の強い眠気、起床時の頭痛などが特徴。放置すると高血圧や心不全のリスクが高まる。
骨粗鬆症
こつそしょうしょう
骨粗鬆症とは、骨の量(骨密度)が減り、骨がスカスカになってもろくなり、骨折しやすくなる病気。特に閉経後の女性や高齢者に多い。カルシウム不足や運動不足が原因となる。
心筋梗塞
しんきんこうそく
心筋梗塞とは、心臓(心筋)に酸素と栄養を送る冠動脈が完全に詰まり、心筋が壊死してしまう病気。突然の激しい胸痛、冷や汗、呼吸困難などが起こり、死に至る危険性が高い。
高血圧
こうけつあつ
高血圧とは、血管にかかる圧力(血圧)が慢性的に高い状態のこと。自覚症状はほとんどないが、「サイレントキラー」と呼ばれ、血管を傷つけ、動脈硬化を進行させ、脳卒中や心臓病の原因となる。日本では4300万人の患者がいるとされる。
糖尿病
とうにょうびょう
糖尿病とは、インスリンの作用不足により、慢性的に高血糖状態が続く病気。網膜症、腎症、神経障害の3大合併症を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞のリスクも高める。1型(自己免疫)と2型(生活習慣)がある。
PCR検査
ぴーしーあーるけんさ
PCR検査とは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)を用いて、微量なDNAなどの遺伝子断片を数時間で数百万倍に増幅させ、ウイルス感染の有無などを検出する検査方法。
核融合
かくゆうごう
核融合とは、水素などの軽い原子核同士が合体(融合)して、より重い原子核(ヘリウムなど)になる現象のこと。太陽が輝いているエネルギー源である。核分裂に比べて放射性廃棄物が少なく、燃料が無尽蔵にあるため、「地上の太陽」として実用化が期待されている。
帝王学
ていおうがく
帝王学とは、王家や伝統ある家系において、跡継ぎとなる人物に幼少期から施される、リーダーとしての心構えや統率力、教養を身につけさせるための特別教育のこと。『貞観政要』などが教科書として用いられた。
防衛機制
ぼうえいきせい
防衛機制とは、フロイトが提唱した概念で、受け入れがたい苦痛や不安、葛藤から自分の心を守るために無意識に働く心理的なメカニズムのこと。「抑圧」「投影」「合理化」「昇華」など様々な種類がある。
世界終末時計
せかいしゅうまつどけい
世界終末時計とは、核戦争や気候変動などによる人類滅亡(終末)までの時間を、午前0時になぞらえて象徴的に示す時計。1947年に創設され、世界の情勢が悪化すると針が進み、改善すると戻る。
エピクロス派
えぴくろすは
エピクロス派(快楽主義)とは、精神的な快楽(アタラクシア=心の平安)こそが善であるとする古代ギリシャの哲学。肉体的な快楽を貪る享楽主義とは異なり、恐怖や苦痛がない状態を目指す。
ハビタブルゾーン
はびたぶるぞーん
ハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)とは、恒星からの距離が「暑すぎず、寒すぎない」適度な範囲で、惑星の表面に液体の水が存在しうる領域のこと。生命が存在する条件として重要視される。
グレート・フィルター
ぐれーとふぃるたー
グレート・フィルター(大いなる選別)とは、生命が知的文明に進化し、宇宙に進出するまでの過程には、越えることが極めて困難な障壁(フィルター)が存在し、ほとんどの文明はそこで滅亡するという仮説。フェルミのパラドックスへの回答の一つ。
無知の知
むちのち
無知の知とは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉。「自分は何も知らないということを知っている」という自覚こそが、真の知に至る第一歩であるという思想。
刷り込み
すりこみ
刷り込み(インプリンティング)とは、動物の生後間もない特定の時期(臨界期)に、特定の対象を徹底的に覚え込み、その後もその記憶が持続する学習現象。
ジョハリの窓
じょはりのまど
ジョハリの窓とは、自己分析やコミュニケーションのためのモデル。自己を「開放の窓(自分も他人も知っている)」「盲点の窓(自分は気づいていないが他人は知っている)」「秘密の窓(自分は知っているが他人は知らない)」「未知の窓(誰も知らない)」の4つに分類して理解する。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥
きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥とは、知らないことを人に聞くのはその時だけ恥ずかしい思いをするが、聞かずに知らないままで過ごすことは、一生恥ずかしい思いをし続けることになるという教え。
ラベリング理論
らべりんぐりろん
ラベリング理論とは、ある行為そのものが「犯罪」なのではなく、周囲がその人に「犯罪者(不良)」というレッテル(ラベル)を貼ることで、その人が逸脱者としてのアイデンティティを形成し、実際に逸脱行動を繰り返すようになるという社会学の理論。
ラグランジュ点
らぐらんじゅてん
ラグランジュ点とは、天体と天体(例えば太陽と地球)の重力が釣り合い、物体が安定して留まり続けられる宇宙空間のポイントのこと。L1からL5まで5つあり、宇宙望遠鏡やスペースコロニーの設置場所として有力。
メラビアンの法則
めらびあんのほうそく
メラビアンの法則とは、矛盾したメッセージが発せられた際、人は「言語情報(7%)」「聴覚情報(38%)」「視覚情報(55%)」の割合で影響を受けるという実験結果。
マイクロアグレッション
まいくろあぐれっしょん
マイクロアグレッション(微細な攻撃)とは、悪意がなくても、無意識の偏見によって相手を傷つけたり、軽視したりする言動のこと。「日本語お上手ですね(外国人扱い)」などが例。
承認欲求
しょうにんよっきゅう
承認欲求とは、他者から認められたい、自分を価値ある存在だと思いたいという欲求。
プラトニック・ラブ
ぷらとにっくらぶ
プラトニック・ラブとは、肉体的な関わりを持たず、精神的な結びつきを重視する純粋な愛のこと。古代ギリシャの哲学者プラトンの思想に由来するが、現代的な用法とは少し異なる。
リカレント教育
りかれんときょういく
リカレント教育(回帰教育)とは、学校教育を終えて社会に出た後も、必要に応じて教育機関に戻り、生涯にわたって「学ぶ」と「働く」を繰り返す(循環させる)教育システム。
逆資産効果
ぎゃくしさんこうか
逆資産効果とは、保有している資産(株や不動産など)の価格が下落することで、人々が「貧しくなった」と感じ、財布の紐を締めて消費を抑制してしまう現象。
ロコのバジリスク
ろこのばじりすく
ロコのバジリスクとは、掲示板サイト「LessWrong」で提唱された思考実験。「将来、超知能を持ったAIが完成したとき、そのAIの誕生に協力しなかった人間を、AIがシミュレーションの中で永遠に拷問するのではないか」という恐ろしい仮説。
足場かけ
あしばかけ
足場かけ(スキャフォルディング)とは、学習者が自力で問題を解決できるようになるまで、教師や支援者が一時的に提供するサポートのこと。建築現場の足場のように、成長に合わせて徐々に外していく。
利己的な遺伝子
りこてきないでんし
利己的な遺伝子とは、リチャード・ドーキンスが提唱した概念。「生物は遺伝子の乗り物に過ぎず、進化は遺伝子が自身のコピーを増やすために行われる」という見方。
シミュレーション仮説
しみゅれーしょんかせつ
シミュレーション仮説とは、「この世界はすべて、高度に発達した文明によって作られたコンピュータシミュレーション(仮想現実)である」という仮説。ニック・ボストロムらが提唱し、イーロン・マスクも支持している。
ストローマン論法
すとろーまんろんぽう
ストローマン論法(藁人形論法)とは、相手の主張を正しく引用せず、歪めたり極端化したりして架空の主張(藁人形)を作り上げ、それを反論して論破したように見せる詭弁の手法。
無償の愛
むしょうのあい
無償の愛とは、見返りを一切求めず、対象の幸福だけを願って注ぐ愛のこと。親が子に向ける愛(アガペー)などがこれにあたるとされる。
発達の最近接領域
はったつのさいきんせつりょういき
発達の最近接領域(ZPD)とは、心理学者ヴィゴツキーが提唱した概念。「自力でできること」と「他人の助けがあればできること」の間の領域のことで、ここをターゲットに教育的支援を行うのが最も効果的とされる。
三段論法
さんだんろんぽう
三段論法とは、アリストテレスが体系化した論理的推論の基本形式。「大前提(すべての人間は死ぬ)」と「小前提(ソクラテスは人間である)」から「結論(ゆえにソクラテスは死ぬ)」を導き出す。「A=B」「B=C」ならば「A=C」であるという推論。論理的な思考や説明の基礎となる。
昇華
しょうか
昇華とは、社会的に認められない性的欲求や攻撃衝動などのエネルギーを、芸術、スポーツ、学問など、社会的に価値のある活動に向け換えて発散させる防衛機制。フロイトはこれを「最も成熟した防衛機制」と呼んだ。失恋の痛みを創作活動にぶつけることなどが典型例。
スティグマ
すてぃぐま
スティグマ(烙印)とは、特定の属性を持つ個人や集団に対して押し付けられる、ネガティブなレッテルや差別的偏見のこと。元々は古代ギリシャで犯罪者や奴隷に押された焼印を指す。現代では、病気、障害、貧困、人種などに対する社会的な差別意識や恥の感覚を指し、当事者の生きづらさや社会参加を阻む要因となる。
詭弁
きべん
詭弁(きべん)とは、道理に合わないことを、もっともらしくこじつけて正当化する議論。または、相手を騙したり言いくるめたりするための誤った論法。論理のすり替え、言葉のあや、前提の歪曲などを用いる。「白馬は馬にあらず」などの古代中国の公孫竜の議論や、古代ギリシャのソフィストの議論が有名。
齟齬
そご
齟齬(そご)とは、物事が食い違って、うまく噛み合わないこと。意見や認識のズレ。「齟」は上下の歯が噛み合わないこと、「齬」は歯並びが食い違うことを意味する。「認識に齟齬が生じる」「話に齟齬がある」のように使われる。
滑り坂の論法
すべりざかのろんぽう
滑り坂の論法とは、「Aを認めるとBになり、BになればCになり、最終的には破滅的なZになる。だからAも認めるべきではない」という論法。最初の一歩を踏み出すと、滑り台を滑り落ちるように止まらなくなると主張するが、飛躍した極論であることが多い。「風が吹けば桶屋が儲かる」のネガティブ版。
スリーパー効果
すりーぱーこうか
スリーパー効果(仮眠効果)とは、信憑性の低い情報源(ゴシップ誌やデマなど)からの情報でも、時間が経過すると「情報源」を忘れ、「情報の中身」だけを覚えていて、事実のように信じ込んでしまう心理現象。逆に、信頼できる人の言葉でも、時間が経てば説得力が薄れる。情報の信頼性は時間とともに平均化されていく。
恣意的
しいてき
恣意的(しいてき)とは、その時の気分や思いつきで、自分勝手に振る舞うさま。論理的な必然性がなく、偶然や気まぐれに左右されること。「恣意的運用」と言えば、ルールを無視して都合よく解釈・適用することを指す。法律や規則においては、恣意性を排除し、客観的で公平な基準に基づくことが求められる。
好意の返報性
こういのへんぽうせい
好意の返報性とは、人は自分に好意(好き、褒める、親切にする)を向けてくれる相手に対して、自分も同じように好意を返したくなるという心理傾向のこと。逆に、敵意を向けられると敵意で返したくなる(敵意の返報性)もある。人間関係の構築や恋愛において基本的な原理とされる。
親近効果
しんきんこうか
親近効果(終末効果)とは、最後に提示された情報が最も記憶に残りやすく、判断に大きな影響を与える心理現象。「終わりよければ全てよし」に通じる。初頭効果とは逆の現象だが、矛盾するわけではなく、状況によってどちらが強く出るかが変わる。意思決定の直前に与えられた情報の効果は強いとされる。
レゾンデートル
れぞんでーとる
レゾンデートル(存在理由)とは、その物事がそこに存在する理由、あるいは生きている意味や価値のこと。「なぜ私は生きているのか」「なぜこの会社は必要なのか」という根本的な問いに対する答え。自分が必要とされているという実感や確信を指すこともある。
投影
とうえい
投影(投射)とは、自分が持っている認めたくない感情や欲求(敵意、嫉妬、性的衝動など)を、自分ではなく他人が持っていると思い込むことによる防衛機制。「自分が彼を嫌い」なのではなく、「彼が自分を嫌っている」と思い込むことで、罪悪感や不安から自分を守ろうとする心の働き。
初頭効果
しょとうこうか
初頭効果とは、最初に示された情報が、後の情報よりも強く印象に残り、その後の評価や判断に長期的な影響を与える心理現象。「第一印象が重要」であることの裏付けとなる理論。ソロモン・アッシュが提唱。逆に、最後に提示された情報が印象に残る現象を「親近効果」と呼ぶ。
前後即因果の誤謬
ぜんごそくいんがのごびゅう
前後即因果の誤謬(相関関係と因果関係の混同)とは、「Aが起きた後にBが起きた」という時間の前後関係だけを根拠に、「AがBの原因である」と誤って結論づけること。ラテン語で「それの後に、したがってそれの故に」。雨乞いをした後に雨が降ったからといって、雨乞いが雨の原因ではないのと同様。
形而下
けいじか
形而下(けいじか)とは、形のあるもの。感性や経験で捉えることができる物質的な世界。「形而上(けいじじょう)」の対義語。具体的な事物や現象を指す。「形而下の学」と言えば、物理学や化学などの自然科学を指すことが多い。
ノブレス・オブリージュ
のぶれすおぶりーじゅ
ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)とは、富や権力、社会的地位を持つ者は、それに見合った社会的責任や義務(弱者への施し、社会貢献、有事の際の自己犠牲など)を負うべきだという道徳観。欧米の貴族社会で生まれた概念だが、現代では企業経営者やリーダー層に求められる倫理観として使われる。
公平無私
こうへいむし
公平無私とは、自分の利益や感情を挟まず、誰に対しても公平に接すること。「無私」は私心(エゴ)がないこと。リーダーや裁判官、審査員などに求められる最も重要な徳目の一つ。えこひいきや不正がない状態を表す。
腎臓
じんぞう
腎臓とは、腰のあたりに左右2つある、ソラマメのような形をした臓器。血液をろ過して老廃物や余分な水分を取り除き、尿を作る働き(排泄機能)を持つ。また、血圧の調整、赤血球を作るホルモンの分泌、体液のバランス維持など、生存に不可欠な役割を担う。「肝腎(肝心)」という言葉があるほど重要な臓器。
乖離
かいり
乖離(かいり)とは、密接な関係にあるべきものが、背き離れること。また、その隔たり。データや意見、予想と結果などが大きく食い違っている状態を指す。「理想と現実の乖離」のように使われる。市場価格と理論価格の差などを指す場合もある。
公正世界仮説
こうせいせかいかせつ
公正世界仮説とは、「世界は公正であり、良いことをした人には良いことが、悪いことをした人には悪いことが起きる」と信じ込む認知バイアス。「因果応報」の考え方に近い。この思い込みが強いと、犯罪被害者に対して「被害に遭うような落ち度があったはずだ」と理不尽な非難(被害者非難)をしてしまう原因となる。
敷衍
ふえん
敷衍(ふえん)とは、言葉の意味や趣旨を押し広げて詳しく説明すること。また、ある事柄の意味を広げて、他の例にも当てはめること。「敷衍して論じる」「敷衍して考える」のように使われる。「演繹(えんえき)」と混同されやすいが、敷衍は「分かりやすく説明する」「適用範囲を広げる」というニュアンス。
マシュマロテスト
ましゅまろてすと
マシュマロテストとは、スタンフォード大学で行われた、子どもの「自制心(満足の遅延)」を測る有名な心理実験。「マシュマロを1つあげる。もし私が戻ってくるまで15分間食べるのを我慢できたら、もう1つあげる」と言って部屋に残し、子どもの行動を観察した。我慢できた子は、将来社会的成功を収める傾向が高いとされたが、近年の再現実験では環境要因(貧困など)の影響も指摘されている。
お前だって論法
おまえだってろんぽう
お前だって論法(Tu Quoque:トゥ・クオック)とは、相手の批判に対し、「そういうお前はどうなんだ」「お前だって昔やっていただろ」と指摘し返すことで、論点をずらし、批判を無効化しようとする論法。「Whataboutism(ホワットアバウティズム)」とも呼ばれ、冷戦時代のソ連のプロパガンダ手法として有名。
ポリアンナ効果
ぽりあんなこうか
ポリアンナ効果(ポリアンナ症候群)とは、ポジティブな言葉や心地よい情報に対して、ネガティブな情報よりも敏感に反応し、記憶しやすい心理傾向のこと。また、現状の不満や問題を直視せず、「きっとうまくいく」「悪いことばかりじゃない」と過度に楽観視する現実逃避的な心理状態を指すこともある。小説『少女パレアナ(ポリアンナ)』に由来。
マンデラ効果
まんでらこうか
マンデラ効果とは、事実とは異なる記憶を、不特定多数の人が共有している現象のこと。ネルソン・マンデラ氏が1980年代に獄中で死亡したという記憶を持つ人が多数いたこと(実際は2013年に死去)に由来する。パラレルワールドの存在を示唆するオカルト的な文脈で語られることもあるが、心理学的には記憶の変容や社会的影響による虚偽記憶の一種とされる。
ニュートン力学
にゅーとんりきがく
ニュートン力学(古典力学)とは、アイザック・ニュートンが確立した物理学の体系。「慣性の法則」「運動方程式」「作用・反作用の法則」の3つの法則と、万有引力の法則によって、物体の運動を記述する。天体の動きから地上のボール投げまで、日常的なスケールの現象を極めて正確に説明できるが、光速に近い世界やミクロの世界では通用しない(相対性理論や量子力学が必要になる)。
還元主義
かんげんしゅぎ
還元主義(要素還元主義)とは、複雑な物事は、それを構成しているより単純な要素(部品)に分解し、その要素の性質を理解すれば、全体も理解できるという考え方。近代科学の基本的な方法論(例:人体を細胞や分子レベルで解析する)。しかし、「全体は部分の総和以上のものである」とする全体論(ホリスティック)の立場からは、複雑系などで限界が指摘されている。
決定論
けってるろん
決定論とは、この世界のあらゆる出来事(人間の思考や行動も含む)は、過去の出来事や因果の法則によってあらかじめ決定されており、自由意志や偶然の入り込む余地はないという哲学的立場。「ラプラスの悪魔」が象徴的。量子力学の登場(不確定性原理)により、科学的な厳密な決定論は揺らいだが、自由意志を巡る議論は続いている。
特異点
とくいてん
特異点とは、ある基準の下で、その基準が適用できない特殊な点のこと。数学や物理学では、ある関数や方程式の値が無限大になったり、定義不能になったりする点を指す。ブラックホールの中心(重力と密度が無限大になる点)などが有名。AI分野では、人工知能が人間の知能を超える転換点「技術的特異点(シンギュラリティ)」を指すことが多い。
合理化
ごうりか
合理化(正当化)とは、満たされなかった欲求や、やましい行為に対して、もっともらしい理屈(言い訳)をつけて自分を納得させ、自尊心を守ろうとする防衛機制。イソップ童話の「すっぱい葡萄(取れない葡萄は酸っぱくて美味しくないはずだ)」が有名。失敗を他人のせいにしたり、「これでよかったんだ」と思い込もうとしたりすること。
形而上学
けいじじょうがく
形而上学(けいじじょうがく)とは、形あるもの(物理的現象)を超えた、世界の根本原理や実在のあり方(神、魂、時間、空間など)を探究する哲学の一分野。感覚や経験では捉えられない抽象的な問題を扱う。「形而上」とは「形がないもの」、「形而下」は「形あるもの(物質的世界)」を指す。アリストテレスの著作の配置に由来する。
蓋然性
がいぜんせい
蓋然性(がいぜんせい)とは、ある事柄が実際に起こるかどうかの確実性の度合い。確率。「蓋(けだ)し(思うに、たぶん)」。「蓋然性が高い」と言えば、そうなる可能性が非常に高いことを意味する。厳密な数学的確率(Probability)だけでなく、論理的な確からしさを指す場合にも使われる。対義語は、必ずそうなる「必然性」。
イデオロギー
いでおろぎー
イデオロギーとは、個人の考え方や行動を根本から規定するような、社会集団や政治体制に特有の思想体系や信念のこと。自由主義、共産主義、資本主義などが代表例。単なる「意見」よりも強固で体系的であり、しばしば対立の原因となる。「虚偽意識(現実を歪める偏見)」というネガティブな意味でマルクス主義において使われた歴史もある。
アイデンティティ
あいでんてぃてぃ
アイデンティティ(自己同一性)とは、「自分は何者であるか」「自分は自分である」という確信や連続性のこと。エリク・エリクソンが提唱。自分が属する集団や役割、価値観などによって形成される。思春期に「自分とは何か」を問い直し、アイデンティティを確立することが発達課題とされる。これが揺らぐと「アイデンティティ・クライシス(自己喪失)」に陥る。
ルサンチマン
るさんちまん
ルサンチマン(怨恨)とは、強者や支配者に対する弱者の、内面に鬱積した嫉妬、恨み、劣等感といった複雑な感情のこと。哲学者ニーチェが提唱。弱者は、強者に力で勝てないため、「清貧」や「謙虚」といった価値観を作り出し、「強者は悪、弱者は善」と精神的に勝利しようとする(価値の転倒)。これがキリスト教道徳や現代の平等主義の根源にあると分析した。
シグニファイア
しぐにふぁいあ
シグニファイアとは、アフォーダンス(行動の可能性)が存在することをユーザーに伝えるための「合図」や「標識」のこと。ドナルド・ノーマンが、アフォーダンスと区別するために再定義した概念。例えば、ドアを押して開ける場合、「押せること」自体はアフォーダンスだが、「PUSH」という文字やプレートはシグニファイアである。Webデザインにおけるリンクの下線やボタンの立体感もこれに当たる。
ネットリテラシー
ねっとりてらしー
ネットリテラシー(インターネット・リテラシー)とは、インターネット上の情報を正しく理解し、適切に活用・判断する能力のこと。情報の真偽を見抜く力、SNSでの適切な振る舞い、セキュリティリスクへの対応、プライバシー保護の知識などが含まれる。「情報リテラシー」の一部であり、現代社会において必須のスキルとされる。
ステレオタイプ
すてれおたいぷ
ステレオタイプ(固定観念)とは、多くの人に共有されている、特定のグループや事柄に対する画一的で紋切り型のイメージのこと。「日本人は勤勉だ」「関西人は面白い」「Z世代はデジタルネイティブだ」などが例。複雑な現実を単純化して理解するのに役立つ反面、個人の多様性を無視した偏見や差別の温床になる危険性がある。
ストックホルム症候群
すとっくほるむしょうこうぐん
ストックホルム症候群とは、誘拐や監禁などの犯罪被害者が、生存を脅かす犯人と長時間過ごすうちに、犯人に過度の同情や好意を抱き、逆に警察や救出者に敵意を向けるようになる心理現象のこと。極限状態での生存本能(犯人に気に入られれば殺されない)無意識の防衛機制と解釈される。1973年にストックホルムで起きた銀行強盗人質事件に由来する。
ダブルバインド
だぶるばいんど
ダブルバインド(二重拘束)とは、矛盾する2つの命令を同時に受け、どちらに従っても罰せられる(拒絶される)ため、身動きが取れず精神的に追い詰められる状態のこと。例えば、親が子供に「自分で考えなさい」と言いながら、子供が意見を言うと「親の言うことを聞きなさい」と叱るような状況。継続的なダブルバインドは、統合失調症などの精神疾患の原因になるとかつては考えられていた。
パラダイム
ぱらだいむ
パラダイムとは、ある時代や分野において支配的となっている、物の見方や考え方の枠組み(規範)のこと。科学史家トーマス・クーンが提唱。天動説から地動説への転換のように、当然とされていた前提が根底から覆ることを「パラダイムシフト」と呼ぶ。ビジネスにおいては、業界の常識や成功法則といった意味で使われることが多い。
背理法
はいりほう
背理法(帰謬法)とは、ある命題を証明するために、あえて「その命題が間違っている(否定)」と仮定し、論理を進めると矛盾が生じることを示すことで、元の命題が正しいと結論づける証明方法。「もし〜でないとしたら、おかしなことになる」というロジック。「√2は無理数である」ことの証明などが有名。ビジネスの議論でも、相手の主張の矛盾を突くために使われることがある。
悪魔の証明
あくまのしょうめい
悪魔の証明とは、「ある事柄が存在しないこと(不在)」を証明するのは、事実上不可能に近いほど困難であるという論理学・法学上の概念。「ある」ことは一つでも実例を出せば証明できるが、「ない」ことは「全宇宙の全時間を探査して見つからなかった」ことを示さなければ証明できないため。したがって、議論においては「ある」と主張する側が証明責任(立証責任)を負うのが原則とされる。
パブロフの犬
ぱぶろふのいぬ
パブロフの犬とは、イワン・パブロフが行った「条件反射」を証明する有名な生理学実験、およびそこから転じて「条件反射的に反応してしまうこと」の比喩。犬にベルの音を聞かせてからエサを与えることを繰り返すと、やがて犬はベルの音を聞いただけで(エサがなくても)唾液を流すようになる。学習によって後天的に獲得される反射行動(古典的条件付け)の基礎理論となった。
ネガティブバイアス
ねがてぃぶばいあす
ネガティブバイアスとは、ポジティブな情報よりもネガティブな情報(失敗、批判、危険など)の方を強く認識し、記憶に残りやすく、意思決定に大きな影響を与えてしまう心理的傾向のこと。進化の過程で、生存を脅かす危険をいち早く察知するために備わった本能とされる。良いニュースよりも悪いニュースの方が注目を集めたり、たった一つの悪口が頭から離れなかったりするのはこのためである。
エビングハウスの忘却曲線
えびんぐはうすのぼうきゃくきょくせん
エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した、時間の経過とともに人間の記憶がどれくらいのスピードで失われていくかを示したグラフ。実験によると、人は覚えたことの約42%を20分後には忘れ、1日後には約74%を忘れてしまうとされる。この理論は、適切なタイミングで復習を行うこと(分散学習)が記憶の定着に不可欠であることを示唆している。
銀河
ぎんが
銀河とは、数千億個の恒星(太陽のような星)、ガス、塵などが重力で集まった巨大な星の集団のこと。私たちが住んでいるのは「天の川銀河(銀河系)」。宇宙にはこのような銀河が1000億個以上あると言われている。
ゲノム
げのむ
ゲノムとは、ある生物が持つ「遺伝情報の全体(すべての設計図)」のことである。Gene(遺伝子)とChromosome(染色体)を組み合わせた言葉。ヒトのゲノムは約30億文字(塩基対)の情報で構成されている。
五臓六腑
ごぞうろっぷ
五臓六腑(ごぞうろっぷ)とは、伝統中国医学(東洋医学)における内臓の総称。また、転じて「体内」や「腹の中」「心の中」の隅々までという意味。「五臓」は肝・心・脾・肺・腎、「六腑」は胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。「五臓六腑に染み渡る」といった表現で使われる。
花粉症
かふんしょう
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が鼻や目などの粘膜に付着することで起こるアレルギー反応のことである。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状。日本人の数割が罹患しており、国民病とも呼ばれる。
ヒートショック
ひーとしょっく
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が乱高下し、心臓や脳に大きな負担がかかる現象のことである。冬場に暖かい部屋から寒い脱衣所に移動し、さらに熱いお風呂に入った時などに起こりやすく、失神、心筋梗塞、脳卒中を引き起こす。年間死者数は交通事故より多い。
ホルモン
ほるもん
ホルモンとは、体内の特定の器官(内分泌腺)で作られ、血液に乗って全身に運ばれ、特定の細胞に働きかけて体の調子を整える化学物質のこと。「微量で劇的な効果」を持つ。成長、代謝、生殖、精神状態など、生命活動の維持に不可欠。
免疫
めんえき
免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物(敵)を自分ではないものと認識し、攻撃して排除する身体の防御システムのことである。自然免疫(生まれつき持っている)と獲得免疫(一度戦って記憶する)の2段構えで体を守っている。
インスリン
いんすりん
インスリンとは、膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンで、血液中の糖分(血糖)を細胞に取り込ませ、エネルギーに変える働きをする。血糖値を下げる唯一のホルモンである。これが不足したり効かなくなったりするのが糖尿病。
生活習慣病
せいかつしゅうかんびょう
生活習慣病とは、食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒などの日頃の生活習慣が発症や進行に深く関わっている病気の総称である。糖尿病、高血圧、脂質異常症、がん、心臓病、脳卒中などが含まれる。かつては「成人病」と呼ばれていたが、子供でもなるため名称が変わった。
肝臓
かんぞう
肝臓とは、腹部の右上にあり、代謝、解毒、胆汁の生成など500以上の機能を担う人体最大の臓器である。再生能力が高く、痛みを感じる神経がないため、病気になっても自覚症状が出にくく「沈黙の臓器」と呼ばれる。
医療費控除
いりょうひこうじょ
医療費控除とは、1年間(1/1〜12/31)に自分や家族のために支払った医療費が一定額(通常は10万円)を超えた場合に、その超えた分を所得から差し引いて(控除して)、税金を安くできる制度のことである。確定申告をしないと戻ってこない(年末調整ではできない)。
メタボリックシンドローム
めたぼりっくしんどろーむ
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓脂肪型肥満(お腹が出ている)に加え、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上を併せ持った状態のことである。単なる肥満ではなく、動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中になるリスクが非常に高い状態。
代謝
たいしゃ
代謝(新陳代謝)とは、体内で物質が変化し、入れ替わることの総称である。食事から栄養を取り込んでエネルギーに変える「エネルギー代謝」と、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わる「細胞の入れ替わり」などがある。代謝が良いと太りにくく、肌も綺麗になる。
PCR
ぴーしーあーる
PCR (Polymerase Chain Reaction) とは、ごく微量のDNAを数時間で数百万倍に増幅させる技術のことである。これにより、ウイルスがわずかしかいなくても検出できたり、犯人の残したわずかな痕跡からDNA鑑定ができたりする。日本語では「ポリメラーゼ連鎖反応」。
相対性理論
そうたいせいりろん
相対性理論とは、アインシュタインが発表した物理学の理論。「光の速さは常に一定」という前提から、「速く動くものは時間が遅く進む」「質量(重さ)はエネルギーそのものである(E=mc²)」などの常識覆す法則を導き出した。GPSの補正などにも使われている。
セカンドオピニオン
せかんどおぴにおん
セカンドオピニオンとは、診断や治療方針について、主治医以外の医師(第二の意見)を求めることである。主治医を変える(転院する)ことではなく、あくまで「相談」に行き、別の視点からの意見を聞いて、最終的に自分が納得して治療法を選ぶためのプロセス。
自己肯定感
じここうていかん
自己肯定感とは、自分のありのままの状態を肯定し、「自分は大切な存在だ」「生きている価値がある」と思える感覚のことである。能力の高さや成功体験の有無に関わらず、無条件に自分を認める感情。日本人の若者は諸外国に比べてこの自己肯定感が低いという調査結果がある。
標準治療
ひょうじゅんちりょう
標準治療とは、現時点での科学的根拠(エビデンス)に基づき、国内で利用できる最良かつ推奨される治療法のことである。「標準(Standard)」という言葉から「並の治療(松竹梅の梅)」と誤解されがちだが、実際には各学会がガイドラインで定める「世界的に認められたゴールドスタンダード(特上)」の治療を指す。
ワクチン
わくちん
ワクチンとは、病原体(ウイルスや細菌)の毒性を弱めたり無くしたりしたものをあらかじめ接種し、体に「予行演習」をさせることで、本物の病原体が来た時にすぐ戦えるようにする医薬品のことである。感染を防いだり、重症化を防いだりする効果がある。
アクチニウム
あくちにうむ
アクチニウム (Actinium, Ac) は、原子番号89を持つ希な放射性金属元素である。周期表において第3族に属し、アクチノイド系列(原子番号89から103)の名称の由来となった、その系列の先頭を飾る元素である。天然にはウラン鉱石中に微量に含まれ、銀白色の外観を持つが、極めて強い放射能を持ち、崩壊生成物によって暗所で青白く発光する特性を持つ。半減期が比較的長い同位体 Ac-227が最も安定であり、近年では医療分野、特にがんの標的アイソトープ治療におけるα線源として極めて高い関心が寄せられている。
作用反作用の法則
さようはんさようのほうそく
ニュートン力学の運動の第3法則であり、自然界におけるあらゆる力が常に二つの物体間の相互作用のペアとして存在することを定義する基本原則である。ある物体Aが物体Bに力(作用)を及ぼすとき、物体Bは必ず物体Aに対し、大きさが等しく方向が真逆の力(反作用)を及ぼし返す($F_{AB} = -F_{BA}$)。この法則は接触力、重力、電磁気力などの種別を問わず適用され、系の運動量保存則が成立する根拠となっている。
美学
びがく
哲学の一分野であり、美(Beauty)および感性(Aisthesis)を中核的な研究対象とし、芸術の本質、美的経験、価値判断の構造について体系的に探求する学問領域である。古代ギリシャの知覚論に端を発し、18世紀にアレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテンによって「感性の学」として確立されて以来、認識論や倫理学と密接に関わりながら発展し続けている。
感情ヒューリスティック
かんじょうひゅーりすてぃっく
人間の意思決定プロセスにおいて、対象の論理的な情報や統計的確率を分析する代わりに、その対象に付随する直感的で感情的な反応(快、不快、好き、嫌いなど)を判断のショートカット(ヒューリスティック)として利用する認知バイアスの一つである。この作用により、リスクと便益の客観的な評価が歪められ、好ましい対象のリスクは過小評価され、不快な対象の便益は過小評価される傾向が生まれる。
Affordance
アフォーダンス
アフォーダンス(Affordance)は、環境や対象物が、それを利用する生物に対して提供する「行為の可能性」あるいは「できること」を意味する認知心理学の概念である。元来は知覚主体とは独立した客観的な性質を指すが、デザイン分野、特にインターフェースデザインにおいては、ユーザーが直感的に「どう扱えばいいか」を認識できるような、知覚可能な手がかり(シグニファイア)を介した行動の誘導可能性として解釈され、ユーザーフレンドリーな設計の基本原理となっている。
アルベルト・アインシュタイン
あるべるとあいんしゅたいん
19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したドイツ生まれの理論物理学者である。従来のニュートン物理学を根本から覆す「相対性理論」(特殊相対性理論および一般相対性理論)を提唱し、時間、空間、重力の概念を再定義した。量子力学の黎明期における光電効果の理論的解明により1921年にノーベル物理学賞を受賞。「20世紀最高の知性」として現代物理学の基礎を築いた偉大な科学者であり、晩年は平和活動家としても知られる。
Allegory of the Cave
どうくつのひゆ
古代ギリシャの哲学者プラトンが主著『国家』第7巻で提示した、人間の認識と教育(パイデイア)の本質を示す有名な思想実験であり比喩である。洞窟の内部に鎖で繋がれた囚人たちが、感覚的な現象界の影を真実と誤認する状態を描き、理性によって到達されるイデア界の真理(善のイデア)と厳密に対比させる。この比喩は、真の知識への到達過程、そして真の知識を持つ哲学者が社会に戻って直面する排斥や困難を象徴的に描き出し、哲学王による統治の必要性を基礎づける根幹的な議論となっている。
洞窟の比喩
どうくつのひゆ
古代ギリシアの哲学者プラトンが主著『国家』(ポリテイア)第7巻冒頭で展開した、彼の認識論と形而上学の核心を示す重要な比喩。イデア論に基づき、日常の感覚で捉えられる世界は真の実在(イデア)の「影」に過ぎず、真理への到達は知的な鍛錬と苦痛を伴う「脱出」のプロセスであると説く。また、この比喩は、真理を知った哲学者とそれを拒絶する大衆との対立構造を描き、指導者の責任についても論じている。
Analogical Thinking
アナロジカル・シンキング
類推的思考(Analogical Thinking)とは、既知のある対象領域(ソース領域)と、現在理解しようとしている未解決の対象領域(ターゲット領域)との間に、構造的な類似性や関係性の対応付けを見出し、ソース領域の知識や解決策をターゲット領域に応用することで問題を理解し、解決を図る認知プロセスである。これは創造性、学習、意思決定において中心的な役割を果たし、人間の高度な知性の一端を示す重要な推論形式である。
アポトーシス
あぽとーしす
多細胞生物の恒常性維持、発生、および防御機構において極めて重要な役割を果たす、遺伝的にプログラムされた能動的な細胞死の形態である。周囲の組織に炎症反応を引き起こすことなく、細胞が内部から計画的に分解・除去されるプロセスを指し、個体の生存と健康のために不要または有害となった細胞を排除する「管理された細胞の自殺」として定義される。この厳密な制御は、発生過程における形態形成や、免疫系の制御、さらには癌化の抑制に必須である。
無知に訴える論証
むちにうったえるろんしょう
無知に訴える論証(Argumentum ad Ignorantiam)とは、ある主張が偽であると証明されていないことを根拠にその主張が真であると結論づける、あるいは逆に真であると証明されていないことを根拠に偽であると結論づける論理的誤謬(非形式的誤謬)である。単に知識の欠如や証拠の不在を、積極的な「不在の証拠」または「存在の証拠」として誤用する点で、議論を停滞させたり、不当な結論を導いたりする危険性をはらんでいる。これは、証明責任の原則を無視した典型的な詭弁の一つである。
自然に訴える論証
しぜんにうったえるろんしょう
自然に訴える論証(Argumentum ad Naturam, Appeal to Nature)とは、ある物事や概念が「自然である」という属性を持っていることのみをもって、それを自動的に「善」「正義」「安全」「健康的」と結論づける非形式的誤謬である。また、その逆として、「人工的である」「化学的である」という理由だけで、それらを根拠なく「悪」や「危険」と断定する主張も含まれる。これは、科学的な検証や実証的なリスク評価を無視し、記述的事実(何が起きているか)と規範的な価値判断(どうすべきか)を混同する論理の誤りである。
伝統に訴える論証
でんとうにうったえるろんしょう
議論における非形式的誤謬(Informal Fallacy)の一つであり、ある主張や慣行の正当性を、それが「古くから行われている」という事実のみに依存して証明しようとする論法である。ラテン語では Argumentum ad antiquitatem と呼ばれる。本論証は、伝統の継続性そのものを価値判断の絶対的な根拠とみなし、歴史的な経緯や慣習の変遷を無視して、現状維持を不当に正当化する際に多用される思考上の短絡であり、その主張内容の真偽や合理性が検証されることなく受け入れられることを求める点で論理的欠陥を持つ。
アーキタイプ
あーきたいぷ
アーキタイプ(Archetype、元型)は、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが分析心理学において提唱した、集合的無意識の深層に存在する普遍的かつ先験的な「心象の鋳型」である。特定の文化的背景や個人的経験に依らず、人類全体に共有される根源的なイメージパターンを指し、神話、宗教、夢、芸術作品などの創作物を通じて象徴的に表出する。この概念は、個人の精神発達や物語構造の理解、さらにはブランド戦略やマーケティングにおける消費者心理の分析にまで広く応用されている。
アルゴン
あるごん
アルゴン(Argon, Ar)は、原子番号18の元素であり、周期表において第18族に属する希ガス元素の一つである。常温・常圧下では無色、無臭、無味の単原子分子ガスとして存在し、大気中には窒素、酸素に次いで約0.93%(体積比)という比較的高い濃度で含まれる。その最大の化学的特徴は、最外殻電子が閉殻構造を持つことによる極めて高い不活性度であり、この「働かない」性質を応用し、半導体製造、金属溶接、照明器具など、幅広い工業分野でシールドガスとして利用されている。
動脈硬化
どうみゃくこうか
動脈硬化(Arteriosclerosis)は、加齢や生活習慣病を背景に、全身の動脈壁が厚く、柔軟性を失い、最終的に狭窄や閉塞を引き起こす進行性の病変群である。特に血管内膜への脂質沈着(アテローム)や中膜の石灰化、細動脈の線維化などが代表的であり、心筋梗塞、脳卒中、大動脈瘤などの重篤な循環器疾患の主たる原因となる。「サイレントキラー」とも称され、早期の診断と厳格なリスク管理が求められる重要な病態である。
アタラクシア
あたらくしあ
古代ギリシャのヘレニズム哲学、特にエピクロス派や懐疑派が倫理的な理想とした、一切の心の動揺や苦痛から解放された「静謐な精神状態」を指す。不安、恐怖、煩悩といった内的動揺、あるいは外的環境の変化によって精神が掻き乱されることのない、持続的な心の平穏を意味し、幸福(エウダイモニア)を実現するための鍵として追求された概念である。
愛着理論
あいちゃくりろん
愛着理論(アタッチメント理論)は、主に心理学者ジョン・ボウルビィが提唱し、メアリー・エインズワースが発展させた、人間関係の形成に関する重要な発達心理学の理論である。乳幼児期に特定の養育者との間に形成される情緒的な絆(愛着)が、個人の内的な作業モデル(Internal Working Model)を構築し、生涯にわたる感情調節能力、自尊感情、そして親密な対人関係のスタイルに決定的な影響を及ぼすことを構造的に説明する。養育者を「心の安全基地」として機能させることが、子どもの探索行動と健全な成長の基盤となると考える。
Authority Bias
おーそりてぃばいあす
人間が、特定の知識や地位を持つ権威的な人物の発言や指示を、その内容の客観的な妥当性を深く検証することなく、無条件に正しい、あるいは優先されるべきものとして受け入れてしまう認知バイアスのこと。このバイアスは、社会的な階層構造や専門性の尊重に根ざしており、効率的な意思決定を助ける半面、権威者の誤謬や不正に対して無批判に追従する危険性を伴い、特に危機的な状況下での判断に大きな影響を及ぼす現象である。
オートファジー
おーとふぁじー
細胞が自身の構成成分(タンパク質や損傷した細胞小器官など)を分解し、再利用するプロセスを指す。この「自食作用」は、飢餓状態でのエネルギー源確保や、細胞内の老廃物除去による品質管理、ひいては細胞の恒常性維持に不可欠な基本機能である。真核生物に普遍的に存在する生命維持の根幹をなす仕組みであり、その破綻は神経変性疾患や癌など多くの病態に関与する。
バリウム
ばりうむ
バリウム(Barium)は原子番号56、元素記号Baのアルカリ土類金属であり、反応性が高く自然界では常に化合物として存在する。特にその硫酸塩である硫酸バリウム(BaSO4)は、高いX線不透過性を利用し、消化管のX線造影検査において使用される白い懸濁液(造影剤)として一般に広く知られている。純粋なバリウムイオンは猛毒だが、硫酸バリウムは水に不溶性であるため安全性が高い。
バーナム効果
ばーなむこうか
バーナム効果(Barnum Effect)とは、誰にでも当てはまるような、曖昧かつ一般的で普遍的な性格描写や診断を、あたかも自分だけに特化した正確な情報であると錯覚し、強く納得してしまう認知バイアスのことである。特定の個人に向けて行われたと誤認することで、その情報の真実性や提供者の権威を過大評価する傾向を生み出す。占いや血液型診断、パーソナリティテストなどが、科学的根拠が乏しいにもかかわらず、広く受け入れられる主要な心理的要因として知られている。
甲虫
こうちゅう
甲虫類(鞘翅目、Coleoptera)は、昆虫綱に属する最大の目であり、硬化した前翅(鞘翅、しょうし)が後翅と腹部を保護していることを最大の特徴とする。その多様性は驚異的であり、既知の全生物種の約25%を占める39万種以上が確認されている。完全変態を行い、水生から陸生、植食性、腐食性、捕食性など、地球上のほぼ全ての生態系に進出し、非常に優れた適応能力を示す分類群である。
論点先取
ろんてんせんしゅ
論理学における非形式的誤謬(詭弁)の一種であり、証明や議論の対象であるべき結論を、その議論の前提条件として既定してしまう推論形式を指す。これは特に、推論の妥当性を問う際に、前提が結論と同じ主張を言い換えているに過ぎない場合に発生し、実質的に何の証明も行っていないにもかかわらず、議論が成立したかのように錯覚させる点で深刻な欠陥を持つ。英語では 'Begging the Question'(質問を懇願する)と表現され、循環論法(Circular Reasoning)の最も単純な形態として認識される。
行動免疫システム
こうどうめんえきしすてむ
病原体による感染を物理的に回避するために進化的に発達した、人間の心理的および行動的な防御機構である。病原体との接触リスクを示す刺激(腐敗臭、体液、皮膚病変など不潔または病的なサイン)に対し、強い嫌悪感や不快感(嫌悪感情)を喚起することで、その対象からの距離を取らせ、感染リスクを未然に低減させることを目的とする。これは、実際の生理学的免疫システムが病原体侵入後に機能するのに対し、侵入前に機能する非特異的な予防戦略として、生存に不可欠な役割を果たしている。
スズムシ
すずむし
バッタ目コオロギ科マツムシ亜科に分類される昆虫である。日本を含む東アジアに広く分布し、晩夏から秋にかけて「リーン、リーン」という高い周波数の鳴き声で知られる。「鳴く虫」文化の代表格として古来より日本人にとって情緒的な存在であり、特にオスがメスを誘引するために発するこの音は、風物詩として文学や芸術の主題となってきた。体長約20〜30mmで、主に夜間に活動する。
ベンジャミン・フランクリン効果
べんじゃみんふらんくりんこうか
ベンジャミン・フランクリン効果は、人が他者に好意を抱く際、「助けてもらった相手」ではなく「助けてあげた相手」に対して、より強い好意を持つようになる心理現象を指す。これは、自らの行為と内面的な感情(「なぜ私はこの嫌いな/無関心な人に親切にしたのか?」)との間の矛盾を解消しようとする認知的努力、すなわち認知的不協和の解消プロセスによって生じるとされる。この逆説的なメカニズムは、人間関係構築における非直感的な手法として活用される。
双条件
そうじょうけん
双条件(そうじょうけん、Biconditional)は、二つの命題AとBが論理的に同値であることを示す結合子であり、「AならばBである」という順方向の含意と、「BならばAである」という逆方向の含意(逆)が同時に成立する関係性を指す。数学や論理学においては「必要十分条件」または「同値」とも呼ばれ、A ⇔ B や A ≡ B と表記される。これは、Aの真偽値がBの真偽値と完全に一致することを意味する。
誕生日パラドックス
たんじょうびぱらどっくす
誕生日パラドックス(Birthday Paradox)は、グループ内に誕生日が一致する2人以上のペアが存在する確率が、直感的な予想よりも遥かに少ない人数で50%を超えるという確率論における現象である。1年を365日とした場合、この確率はわずか23人の集団で達成される。この事実は、個々人との比較ではなく、グループ内の全ての組み合わせ(ペア)を考慮することで、事象発生の試行回数が飛躍的に増加することを示しており、確率的な思考の盲点を突く好例として知られている。
血液型
けつえきがた
血液型とは、赤血球の細胞膜表面に存在する特定の糖鎖構造、すなわち抗原の有無や種類に基づいて血液を分類する体系である。最も重要視されるのは輸血適合性を決定づけるABO式血液型とRh式血液型であり、医学の根幹をなす分類基準である。現在、国際輸血学会(ISBT)により公式に認定されている血液型システムは45種類以上に上るが、日本においては輸血医学上の重要性とは別に、性格や運勢と関連づける独自の文化も存在する。
血液
けつえき
脊椎動物や一部の無脊椎動物の循環系を流れる液体状の結合組織である。酸素、栄養素、ホルモン、免疫細胞などを全身の組織に輸送し、二酸化炭素や代謝老廃物を回収して体外排出器官へ運搬する生命維持に不可欠な役割を担う。主要な構成要素は液体成分である血漿、そして細胞成分である赤血球、白血球、および血小板であり、恒常性維持(ホメオスタシス)に決定的な影響を及ぼす。
青い鳥症候群
あおいとりしょうこうぐん
自己の現在の状況や環境に強い不満を抱き、「自分にふさわしい、より理想的な職場や生活環境がどこか別の場所にあるはずだ」という強い希求に基づいて、現実的な課題解決を避け、環境の移動や現実逃避を繰り返す心理的傾向を指す、通俗的な概念。特にキャリア形成において転職を繰り返すジョブホッパーや、人間関係の長期的な構築が困難な者に多く見られ、自己の非現実的な理想主義や現状分析の不足に起因する。(148文字)
ボルツマン脳
ぼるつまんのう
宇宙論および統計力学における深刻な思考実験であり、熱的平衡状態にある(または向かっている)宇宙の中で、広大な宇宙全体よりも、瞬間的に現在の記憶や意識を持つ孤立した観察者(脳)がランダムな原子の揺らぎによって発生する確率の方が高いのではないか、というパラドックス。この概念は、観測可能な宇宙の信頼性、そして人間原理の解釈に根本的な疑問を投げかける。
骨
ほね
骨は、脊椎動物の運動器系を構成する主要な硬組織であり、構造的な支持体として身体を支え、重要な内臓を外部の衝撃から保護する堅牢な機能を担っている。単なる無機質の塊ではなく、生体内で常に破壊(骨吸収)と再生(骨形成)を繰り返す「リモデリング」を行う極めて活動的な器官である。また、体内における主要なカルシウム貯蔵庫としての役割や、骨髄における血球成分の造血作用を担う、生命維持に不可欠なシステムの一部である。
ブーメラン効果
ぶーめらんこうか
説得や強制的な働きかけが、受け手に対して意図した効果とは正反対の態度変容や行動を引き起こしてしまう心理現象である。これは、個人が自己決定権(自由)を侵害されたと感じた際に、その自由を回復しようとして抵抗(心理的リアクタンス)を示すことに起因する。広義には、他者への批判や攻撃がそのまま自身に跳ね返ってくる状況を指す俗語としても定着している。
ホウ素
ほうそ
ホウ素(Boron, 元素記号B)は、原子番号5の半金属元素であり、周期表の第13族に属する。軽元素の中でも特異的に高い融点と硬度を持ち、化学的には共有結合性の化合物を作りやすい。ホウ素は天然にはホウ砂などの化合物として産出し、その高い特性から、ガラスやセラミックスの耐熱性向上、植物の必須微量元素としての役割、そして次世代のがん治療法であるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)におけるキーマテリアルとして、産業界および医療分野で非常に重要な役割を担っている。
水槽の脳
すいそうののう
心身問題や認識論における懐疑論を主題とする、アメリカの哲学者ヒラリー・パトナムが提示した思考実験である。自身の脳が体から切り離され、生命維持装置の入った水槽(Vat)に浸されながら、外部の高性能コンピューターによって五感に相当する電気信号を受け取っている状態を仮定する。この実験の目的は、「私たちが経験している世界が本当に外部世界に対応しているか」という根源的な問いに対する検証手段の欠如を示すことにある。
脳
のう
脳は、頭蓋骨内に収められた中枢神経系の最高位器官であり、ヒトの精神活動、認知機能、記憶、運動制御、ホメオスタシス維持の全てを統括する。約860億個のニューロンとそれを取り巻くグリア細胞が形成する超複雑なネットワーク構造を持ち、人体における全エネルギー消費の約20%を担う、生命維持と意識の座である。その構造は、大脳、小脳、脳幹の三つの主要部分に大別される。
臭素
しゅうそ
臭素(Bromine, Br)は、原子番号35の元素であり、周期表において第17族に属するハロゲン族元素の一つである。常温常圧で液体として存在する数少ない元素であり、強い揮発性を持ち、赤褐色の蒸気を発生させる。腐食性が高く、特有の強烈な悪臭(ギリシャ語のβρῶμος:悪臭が語源)と強い毒性を有するため、取り扱いには厳重な注意が必要とされる。主に難燃剤や医薬品、農業用薬剤の原料として工業的に利用される。
Burnout Syndrome
バーンアウトシンドローム
長期間にわたる過度な労働や精神的ストレスによって引き起こされる、心身の極度の疲弊状態を指す。特に、対人サービス職や専門職において、強い使命感や献身的な姿勢で仕事に取り組んでいた人が、期待と現実のギャップ、達成感の喪失、過重な負担によって、急激に意欲を失い、感情が枯渇し、自己効力感が低下する症候群である。これは単なる疲労や一時的な倦怠ではなく、深刻なメンタルヘルスの問題として認識され、適切な対応が必要とされる状態である。
微積分
びせきぶん
微積分学(Calculus)は、変化する量を解析するための数学的手法であり、局所的な変化率を厳密に扱う**微分**(Differentiation)と、その変化の累積量を計算する**積分**(Integration)の二大概念を柱とする。17世紀後半にアイザック・ニュートンとゴットフリート・ライプニッツによって独立に体系化され、無限小の操作を通じて、静的な古典数学では扱えなかった「運動」や「連続的な変化」を記述することを可能にした。現代物理学、工学、経済学をはじめとする科学技術全般の基礎言語として、その役割は極めて重要である。
カリギュラ効果
かりぎゅらこうか
ある行動や情報が外部によって禁止、制限されたとき、その禁止行為に対する関心や欲求が逆に高まってしまう心理現象。これは、人間が持つ「自己の自由を維持したい」という本能的欲求、すなわち心理的リアクタンスに基づき発生する。特に情報公開や購買行動の制限に用いられるマーケティング戦略の一つとしても知られ、「押すな」と言われると押したくなる衝動として日常生活でも広く観察される。
カシミール効果
かしみーるこうか
場の量子論において、理想的な真空空間に設置された二つの誘電体、特に電気伝導性の高い平行な金属板間に生じる微小な引力現象を指す。これは、真空が持つゼロ点エネルギーに起因する量子的な電磁場のゆらぎ(仮想光子)が、金属板によって境界条件を課されることで、板間のモードと板外のモードにエネルギー密度の差が生じ、その結果、外側からの圧力が高くなることで引き起こされる現象である。
ネコ
ねこ
ネコ(Felis catus)は、食肉目ネコ科に属する小型の哺乳動物であり、主にリビアヤマネコ(Felis lybica)が起源とされる家畜化された動物である。約9500年前の古代中東で人間との共存を始め、穀物を荒らすネズミの駆除を主な役割としてきた。その身体的特徴として、高い平衡感覚を支える三半規管、夜間視力に優れた大きな瞳、そして高い跳躍力を持つしなやかな筋肉構造が挙げられる。愛玩動物として世界中で飼育され、その多様な品種と、独立心が強い一方で飼い主に対する深い絆を示す社会性が、人々の生活に深く根差している。
定言命法
ていげんめいほう
18世紀のドイツの哲学者イマヌエル・カントの倫理学における根本原理。特定の目的や利害、または結果を考慮することなく、それ自体が絶対的な価値を持ち、無条件に遂行されるべき義務や命令を指す。「もしXを望むならYせよ」という条件付きの仮言命法とは異なり、「無条件にYせよ」という形式をとり、真の道徳法則はこの形式でのみ成立するとされる。特に、行為の普遍的な立法の原理として妥当しうるか否かによって、道徳的行為を判定する基準となる、理性に基づく実践の原理である。
圏論(Category Theory)— 数学の数学
けんろん
圏論とは、数学的な対象そのものではなく、対象間の「関係性(射、Morphism)」に注目し、異なる数学分野(代数、幾何、論理、計算機科学など)に共通する構造を普遍的に抽象化して扱う理論体系である。対象と射、そして射の結合規則と恒等射という最小限の公理のみに基づき、数学全体を統一的な視点から捉え直す試みであり、「数学の数学」「抽象化の究極」とも称される極めて抽象度の高い分野である。
細胞膜
さいぼうまく
細胞膜(Plasma Membrane)は、すべての細胞の最も外側を覆う生体膜であり、細胞内部の環境(細胞質)と外部環境を物理的に隔てる境界として機能する。主にリン脂質の二重層と、その中に埋め込まれた多様な膜タンパク質から構成される。この構造は流動モザイクモデルとして知られ、細胞内外の物質輸送を厳密に制御する選択的透過性を持ち、外部からのシグナルを受け取る情報伝達の役割を担う、生命活動の維持に不可欠な構造体である。
細胞
さいぼう
細胞(Cell)とは、地球上の全ての生物(非細胞性生物であるウイルスなどを除く)の生命活動を支える構造的、機能的な最小単位であり、自己増殖能力、代謝能力、応答能力を持つ。生物学における最重要概念であり、その複雑な内部構造は、生命の設計図であるDNAに基づき、エネルギー代謝やタンパク質合成といった高度な機能を実現している。
セントラルドグマ
せんとらるどぐま
セントラルドグマとは、遺伝情報の流れを説明する分子生物学の根幹をなす原則である。一般に、遺伝情報はデオキシリボ核酸(DNA)からリボ核酸(RNA)へ、さらに最終的に機能分子であるタンパク質へと一方向に伝達されるという概念を指す。この概念は、細胞が自己を複製し、多様な生命活動を維持するための設計図の読み出しプロセスを構造化したものであり、生命科学研究における普遍的な枠組みを提供する。
カオス理論
かおすりろん
カオス理論(Chaos Theory)は、決定論的な法則に従う非線形力学系において発生する、一見無秩序で複雑に見える挙動を解析する学問分野である。本質的には、初期条件の極めてわずかな違いが、時間経過とともに指数関数的に増幅され、長期的な挙動の予測を原理的に不可能にする「初期値鋭敏性」を主要な特徴とする。この理論は、気象、天体運動、流体の乱流、生態学、経済学など、広範な現象の複雑性の根源を解明する上で重要な役割を担っている。
葉緑体
ようりょくたい
葉緑体(Chloroplast)は、主に植物や藻類の真核細胞内に存在する、光合成を司る膜構造の細胞小器官である。太陽光エネルギーを吸収し、水と二酸化炭素からグルコースなどの有機物と酸素を合成する。これは地球上の生態系における主要なエネルギー源供給および酸素供給の根幹を担う、生命維持に不可欠な役割を持つ構造体である。独自のゲノムを持ち、細胞内共生によって誕生したと考えられている。
染色体
せんしょくたい
真核生物の細胞核内に存在する、遺伝情報の本体であるデオキシリボ核酸(DNA)が、ヒストンと呼ばれる特殊なタンパク質と結合し高度に凝縮された構造体である。細胞が分裂する際に特に明瞭な棒状構造を形成し、遺伝物質を正確に娘細胞へと分配する役割を担う。特定の塩基性色素によく染色される特徴からこの名称が与えられた。
セミ
せみ
セミは、昆虫綱カメムシ目セミ科(Cicadidae)に属する種の総称であり、その最大の特徴は、多くの種が数年以上にわたる極めて長い幼虫期を地中で過ごし、成虫になってからは短命で交尾・産卵を行う生活史を持つ点である。特に、夏の風物詩として知られ、雄が発する大音量の鳴き声は、配偶者誘引のための信号として機能する。世界中に約3,000種が確認されており、生態や寿命、鳴き声の特性は種によって大きく異なる。
シンデレラ・コンプレックス
しんでれらこんぷれっくす
自力での問題解決や精神的・経済的自立を避け、理想的な異性(主に男性)の出現によって、自身の人生が劇的に幸福な状態へと変化することを無意識的に期待し続ける、成人女性が抱く依存的な心理傾向を指す。童話『シンデレラ』において、王子様の救出によって人生が好転した物語構造に基づき名づけられた概念であり、自己実現の放棄や他者への過度な依存という形で表出する。
カクテルパーティー効果
かくてるぱーてぃーこうか
カクテルパーティー効果(Cocktail Party Effect)とは、多くの音源が同時に存在する騒がしい環境下(カクテルパーティー会場など)において、特定の音響情報(自分の名前、興味のある話題、特定の話し手の声など)のみを選択的に聴取し、それ以外のノイズを効果的に遮断できる、人間の聴覚における選択的注意機能である。これは、認知心理学および神経科学において重要な研究対象であり、特に情報処理能力と意識の限界を探る上で重要な鍵となる概念である。
認知バイアス
にんちばいあす
人間が情報を処理し、意思決定や判断を行う際に、論理的、あるいは客観的な根拠よりも、直感、感情、経験則(ヒューリスティックス)に依存することで生じる、系統的な思考の偏りのことである。このバイアスは、限られたリソースの中で迅速な判断を下すための適応戦略として機能する一方で、時に非合理的な誤謬や判断ミスを招く原因となる。現代心理学、行動経済学、神経科学の分野で広く研究されている重要な概念である。
認知的不協和
にんちてきふきょうわ
個人が同時に矛盾する複数の認知要素(信念、態度、行動、知識など)を抱えることによって生じる、内在的な心理的緊張状態および不快感を指す。この不快感は、人間が内部の一貫性(整合性)を求める性質に基づき発生し、解消のため、個体は矛盾する認知要素間の関係性を変化させるか、新たな認知要素を導入することで、自己の態度や行動を正当化しようとする動機となる。
コミットメントと一貫性
こみっとめんとといっかんせい
社会的動物である人間が、過去の言動や決定(コミットメント)と矛盾しないよう、自己の信念、態度、行動を終始一貫させようとする強い心理的動機づけ、およびそれに起因する行動様式である。この原理は、行動の一貫性が社会的な信頼性や合理性の基盤と認識されるために発生し、ロバート・B・チャルディーニが提唱した影響力の武器の一つとして広く知られている。
同調性バイアス
どうちょうせいばいあす
同調性バイアス(Conformity Bias)とは、個人が所属する集団の規範や多数派の意見、行動様式に合わせて、自己の信念や判断を無意識的に修正・変更してしまう認知の歪みである。これは、集団からの孤立や排斥を恐れる帰属欲求(規範的影響)と、多数派の判断は正しいという情報的信頼(情報的影響)の二つの主要な動機によって引き起こされる心理現象であり、集団の意思決定の効率化に寄与する一方で、集団浅慮(グループシンク)や誤った意思決定を招く危険性を内包する。
一貫性の原理
いっかんせいのげんり
人間が一度、特定の信念、態度、行動、または判断を公にした場合(コミットメント)、その後は自己のイメージを維持するために、そのコミットメントと矛盾する言動を避け、一貫した行動を取り続けようとする強力な心理的傾向。特に社会的影響力や説得術において重要な役割を果たし、ロバート・B・チャルディーニらによってそのメカニズムが詳細に研究されている。
収斂進化
しゅうれんしんか
進化の過程において、系統的には遠い関係にある複数の生物群が、類似した環境条件下や生態的ニッチに適応した結果、外見上、あるいは機能的に極めて似通った形態や構造を獲得する現象。これは「他人の空似」とも称され、生物の形態が環境要因によって強く規定されることを示す重要な証拠となる。
コペルニシウム
こぺるにしうむ
コペルニシウム(Copernicium, Cn)は、原子番号112を持つ超重元素であり、典型的な人工放射性元素の一つである。周期表上では第7周期、第12族に位置し、水銀(Hg)の同族体として振る舞うと予測されている。すべての同位体は極めて不安定であり、半減期はミリ秒単位から最長でも約30秒程度($^{285}\text{Cn}$)と短く、大量合成や応用研究は不可能である。名称は、近代天文学の祖ニコラウス・コペルニクスに敬意を表して命名された。
サンゴ
さんご
腔腸動物門花虫綱に属する刺胞動物の総称であり、特に石灰質の強固な骨格を形成する種群を指す。世界中の熱帯および亜熱帯の浅い海域に生息し、造礁サンゴとして知られるイシサンゴ類は大規模なサンゴ礁生態系(コーラルリーフ)を構築する基盤となる。海洋生物多様性の維持に不可欠であり、地球規模での二酸化炭素循環において重要な役割を担っている。
クリプトムネシア
くりぷとむねしあ
潜在記憶の一種であり、過去に他者から得た情報やアイデアを、意識的な想起が困難な状態で保持し、その記憶源を失念したまま、あたかも自己独自の創造物であるかのように錯覚してしまう現象である。特に芸術や創作活動の分野において、無意識の盗作(意図しない剽窃)の原因として知られており、創造性と記憶の境界線を探る上で重要な心理学的概念である。
結晶性知能
個人が学校教育、社会生活、職業経験などを通じて体系的に獲得し、蓄積してきた言語理解、知識、語彙、判断力、文化的な慣習の理解など、幅広い知識基盤に基づく知的能力を指す。心理学者レイモンド・キャッテルによって提唱された知能の二因子モデルの一つであり、加齢によってその能力が長期にわたり維持され、あるいは増加し続ける特徴を持つ。流動性知能が新しい問題解決能力を示すのに対し、結晶性知能は既得の知識を応用する能力である。
電流
でんりゅう
電流(Electric Current)とは、導体や半導体、あるいは真空中などを、電荷を持つ粒子(主に自由電子やイオン)が一定方向に移動する現象、またはその移動量を指す。SI基本単位としてアンペア(A)が用いられ、1アンペアは1秒間に1クーロンの電荷が流れる量と定義される。電子の移動方向とは逆に、正電荷が流れる向き(プラス極からマイナス極)を電流の向きとする歴史的な定義が現在も用いられている。
Cynicism
シニシズム
古代ギリシアの「キュニコス派(犬儒学派)」に端を発する思想、および現代において広く用いられる「冷笑的、懐疑的な態度」を指す言葉である。古代においては、社会の慣習や虚飾を徹底的に拒否し、自然に従った質素な生活と自己充足を目指す禁欲的な実践哲学であったが、現代では、世の善意や利他性を信じず、あらゆる物事の裏にある動機や偽善を見抜こうとする斜に構えた姿勢を意味する概念へと変化している。
ダークエネルギー
だーくえねるぎー
ダークエネルギーとは、現代宇宙論において、宇宙全体のエネルギ密度の約68%を占め、かつ宇宙の膨張を加速させていると推定される正体不明のエネルギー成分である。その性質は通常の物質や放射線とは異なり、負の圧力を持つとされ、一般相対性理論の枠組みの中で、重力に逆らう斥力として作用している。この概念は、1998年の Ia型超新星の観測から宇宙が減速せずに加速膨張している事実が判明したことで導入された。