わびさび(侘び寂び)
わびさび
意味
わびさび(侘び寂び)とは、日本の美意識の一つ。不完全なもの、古びていくもの、質素なものの中に、奥深い美しさや趣(おもむき)を見出す心。「わび」は不足の中にある心の充足、「さび」は時間の経過による劣化(錆び)の美しさ。
概要
日本の伝統的な美意識。 不完全なもの、質素なもの、古びていくものの中に美しさを見出す心。
構成
- 侘び(わび): 貧しさや不足の中に、心の充足を見出すこと。千利休の「侘び茶」が代表。豪華な茶碗ではなく、歪んだ黒い茶碗を美しいとする精神。
- 寂び(さび): 時間の経過とともに、古びて劣化したものの美しさ。苔の生えた石、枯れたススキ、銀閣寺のような渋さ。
現代への影響
スティーブ・ジョブズも禅やわびさびの精神に傾倒しており、Apple製品の「シンプルさ(無駄を削ぎ落とした美)」に影響を与えたと言われています。 西洋の美(シンメトリー、豪華、永遠)とは対極にある、日本独自の哲学です。