定言命法
ていげんめいほう
意味
哲学者イマヌエル・カントが提唱した倫理学の根本原理。「無条件に〜せよ」という命令形式の道徳法則。「定言命法」。
概要
哲学者イマヌエル・カントが提唱した、道徳の根本原理。 「もし〜したいなら、〜せよ(仮言命法)」という条件付きの命令ではなく、「無条件に〜せよ」という絶対的な命令のこと。
具体例
- 仮言命法: 「人に好かれたいなら、嘘をつくな」「刑務所に入りたくないなら、盗むな」。(利益のための行動)
- 定言命法: 「嘘をつくな」「盗むな」。(それが義務だから行う)
意味
カントは、利益や感情に左右されず、自分の理性が命じる「普遍的なルール(誰にとっても正しいこと)」に従うことこそが、人間の真の自由であり、道徳的価値があると説いた。 「汝の意志の格率が、常に同時に普遍的立法の原理となるように行為せよ」という難しい言葉で表現される。