ニヒリズム(虚無主義)
にひりずむ
English: Nihilism
意味
ニヒリズム(虚無主義)とは、人生や世界には本質的な意義や価値、目的などは存在しないとする思想。ニーチェは、既成の価値観が崩壊した状態をニヒリズムと呼び、そこから新たな価値を創造する「超人」を説いた。
概要
「神も、真理も、道徳も、人生の意味も、絶対的なものは何もない」とする考え方。 「ニヒル(虚無)」な態度。
ニーチェの能動的ニヒリズム
哲学者ニーチェは、キリスト教的な価値観が崩壊した近代において、人々が「信じるものを失って絶望する(受動的ニヒリズム)」ことを危惧した。 しかし彼はそこで立ち止まらず、「意味がないなら、自分自身で新しい価値や意味を作り出せばいい」と説いた。 この、無意味な世界を直視し、それでも力強く肯定して生きる態度を「超人」による「能動的ニヒリズム」とした。
現代
「どうせ死ぬんだから頑張っても無駄だ」という冷笑的な態度は、ニーチェが批判した方の「末人(どうでもいいことに満足する人間)」に近い。