ピーク・エンドの法則
ぴーくえんどのほうそく
English: Peak-End Rule
意味
ピーク・エンドの法則とは、人が過去の経験を評価する時、「最も感情が動いた瞬間(ピーク)」と「最後(エンド)」の印象だけで全体を判断してしまうという心理法則。途中の苦労や時間の長さはあまり記憶に残らない。終わりよければ全てよし。
概要
人間が過去の経験を振り返って評価する時、その期間全体の総量(積分値)ではなく、「最も感情が動いた瞬間(ピーク)」と「最後(エンド)」の2点の印象だけで、その出来事全体の良し悪しを判定してしまうという心理法則。 ノーベル賞学者ダニエル・カーネマンが提唱。
例
- 映画: 途中がどんなに退屈でも、クライマックス(ピーク)とラストシーン(エンド)が最高なら、「最高の映画だった」と記憶される。
- 旅行: 3日間の旅行中ずっと雨でも、最後の夜に素晴らしいディナーと花火を見たら、「いい旅行だった」という思い出になる。
- デート: どんなに楽しくても、別れ際に喧嘩(最悪のエンド)をしたら、その日全体が「最悪のデート」になる。
ビジネスへの応用
全ての瞬間で100点を目指すのはコストがかかりすぎる。 顧客満足度を上げるには、「ここぞという盛り上がりを作る(サプライズ)」ことと、「去り際の対応を丁寧にする(お見送り)」ことにリソースを集中するのが効果的である。