正常性バイアス
せいじょうせいばいあす
意味
正常性バイアス(Normalcy Bias)とは、予期せぬ事態や危険に遭遇した際に、「たいしたことではない」「自分は大丈夫だ」と過小評価して、心を平静に保とうと...
概要
予期せぬ異常事態(災害や火事など)に遭遇した時に、「まあ大したことないだろう」「自分は大丈夫だろう」と都合よく思い込み、危険を過小評価してしまう脳のメカニズム。 「心の安全装置」。
目的
人間は、日々の生活で起きる小さな変化にいちいち過敏に反応していたら疲れてしまう。 だから、少々の異常は「日常の範囲内(正常)」として処理し、心を落ち着かせようとする機能が備わっている。
弊害(逃げ遅れ)
災害時にはこれが命取りになる。
- 津波: 警報が鳴っているのに、「また誤報だろう」「堤防があるから大丈夫」と避難しない。
- 火災: 非常ベルが鳴っているのに、「訓練だろう」「誰かが消すだろう」と席を立たない。 韓国の地下鉄放火事件や東日本大震災でも、このバイアスのせいで多くの人が逃げ遅れたと言われている。 「自分だけは死なない」という根拠のない自信を捨て、率先避難者になることが重要である。