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シジフォス

しーしゅぽす

シジフォス(シーシュポス)とは、ギリシャ神話の登場人物。神を欺いた罰として、巨大な岩を山頂まで押し上げる苦行を課せられたが、岩は山頂手前で転がり落ち、永遠にその徒労を繰り返さなければならない。「終わりのない無意味な労働」の比喩として使われる。

最終更新: 2026/1/26

シジフォス(シーシュポス)とは

シジフォス(Sisuphos)は、ギリシャ神話に出てくるコリントスの王です。 非常に賢く、狡猾な人物で、死神さえも騙して寿命を延ばそうとしました。 その結果、神々の怒りを買い、地獄(タルタロス)で最も過酷な罰を受けることになりました。

シジフォスの岩(The Myth of Sisyphus)

彼に与えられた罰は、「巨大な岩を急な坂の山頂まで押し上げる」というものでした。 全身全霊で岩を押し上げ、あと少しで山頂に届くというその瞬間、岩は重みで転がり落ちて、麓まで戻ってしまいます。 シジフォスはまた最初から岩を押し上げなければなりません。これが永遠に続きます。

肉体的な苦痛よりも、「自分の努力が何の結果も生まない(徒労に終わる)」という精神的な拷問です。 日本で言う「賽の河原(石積み)」と似ています。

アルベール・カミュの解釈

フランスの哲学者アルベール・カミュは、エッセイ『シーシュポスの神話』の中で、この神話を現代人の人生に重ね合わせました。

  • 毎日、会社に行って、働いて、食べて、寝る。その繰り返しに何の意味があるのか?
  • 死んでしまえば全て終わりではないか?

カミュは、人生は本質的に無意味(不条理)であると認めつつも、自殺(逃避)するのではなく、**「岩が転がり落ちると分かっていても、それでもなお岩を押し上げる」**という反抗の態度にこそ、人間の強さと幸福があると説きました。 「シジフォスは幸福だと想像しなければならない」という有名な言葉で締めくくられています。

由来・語源

(記述募集中)

使用例

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