歴史・文化
歴史・文化についての用語集です。
デブオプス
でぶおぷす
DevOps(デブオプス)とは、「開発(Development)」と「運用(Operations)」が対立するのではなく、協力し合い、ツールや自動化を用いてシステムを迅速かつ頻繁にリリースし、価値を継続的に届けるための文化や手法。
日本仏教
にほんぶっきょう
日本仏教とは、日本独自に発展した仏教の形。6世紀に伝来し、聖徳太子の時代を経て、平安時代の最澄・空海、鎌倉時代の法然・親鸞・日蓮・道元などにより多くの宗派が生まれた。「葬式仏教」とも揶揄されるが、日本人の死生観や文化に深く根付いている。
シュルレアリスム
しゅるれありすむ
シュルレアリスム(Surrealism:超現実主義)とは、1924年にフランスのアンドレ・ブルトンが提唱した芸術運動。理性の支配を受けない「無意識」や「夢」の世界を描き出し、現実(リアル)を超える現実(シュルリアル)を表現しようとした。
インダストリー4.0
いんだすとりー4.0
2011年にドイツ政府が発表した国家プロジェクト。製造業にIoTやAIを取り入れ、工場のデジタル化を進めることで「第4の産業革命」を起こすというコンセプト。
推し活経済
ふぁんだむ・えこのみー
アイドルやアニメキャラなどの「推し(熱狂的に応援する対象)」に対する、ファンの応援活動(推し活)によって回る経済圏。
黄金比
おうごんひ
人間が最も美しいと感じるとされる比率。近似値は 1 : 1.618。貴金属比の一つ。
フェルマーの最終定理
ふぇるまーのさいしゅうていり
「3 以上の自然数 n について、x^n + y^n = z^n となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない」という定理。17世紀にフェルマーが書き残してから、1995年に証明されるまで360年間誰も解けなかった。
ルネサンス
るねさんす
14〜16世紀にイタリアを中心に起きた、古代ギリシャ・ローマ文化を復興し、「神中心」の中世から「人間中心」の世界観へと転換した文化運動。
印象派
いんぷれっしょにずむ
19世紀後半にフランスで起きた絵画運動。「形」ではなく、刻一刻と変化する「光」や「空気感(印象)」を描こうとした。
サブカルチャー
さぶかるちゃー
サブカルチャー(Subculture)とは、社会の支配的な文化(メインカルチャー)に対し、特定の一部集団によって担われる独特の文化のこと。日本ではアニメ、漫画、ゲーム、特撮などを指すことが多い。
ストリートアート
すとりーとあーと
ストリートアートとは、公共の場所(壁、橋、電車など)に描かれる芸術。元々は違法な落書き(グラフィティ)から発展したが、現在は高い芸術性と政治的メッセージを持つものとして認知されている。
ポップアート
ぽっぷあーと
ポップアートとは、1950〜60年代に英米で興った、漫画、広告、有名人の写真、商品パッケージなどの「大衆消費文化」を主題とした芸術運動。
ポストモダン
ぽすともだん
ポストモダン(脱近代)とは、1970年代以降に現れた、近代(モダン)の価値観である「理性・科学による進歩」「普遍的な真理」を疑い、多様性や相対性を重視する思想・文化的潮流。
明治維新
めいじいしん
明治維新とは、19世紀後半(1868年頃〜)の日本で行われた、江戸幕府の封建体制を打破し、天皇を中心とした近代統一国家を樹立した一連の政治・社会変革のこと。
昭和
しょうわ
1926年12月25日から1989年1月7日までの日本の元号。64年間と最も長く、激動の時代。
フランス革命
ふらんすかくめい
1789年、フランスで起きた市民革命。絶対王政を倒し、自由・平等・博愛を掲げる近代市民社会の出発点となった。
産業革命
さんぎょうかくめい
技術革新によって、産業構造や社会システムが劇的に変化すること。
ストア派
すとあは
ストア派とは、古代ギリシャ・ローマの哲学の一派。「自分にコントロールできること」と「できないこと」を区別し、感情に流されず、理性(ロゴス)に従って生きることを説いた。
リノベーション / リフォーム
りのべーしょん / りふぉーむ
建物の改修工事のこと。一般的に、リフォームは「原状回復(マイナスをゼロに戻す)」、リノベーションは「機能向上・価値付加(プラスにする)」を指す。
ジャポニスム
じゃぽにすむ
ジャポニスムとは、19世紀後半のヨーロッパで流行した、日本美術(浮世絵、工芸品、着物など)への心酔と、それが西洋芸術に与えた多大な影響のこと。
浮世絵
うきよえ
浮世絵とは、江戸時代に成立した絵画様式。当時の庶民の日常、風俗、役者、風景などを描いたもの。特に多色刷りの木版画(錦絵)は、大量生産され庶民の娯楽として広まった。
ゴシック建築
ごしっくけんちく
ゴシック建築とは、12世紀後半〜15世紀にかけてフランスを中心に発展した中世ヨーロッパの建築様式。「天に届く高さ」と「光り輝く空間」を特徴とし、ノートルダム大聖堂などが代表例。
フローレンス・ナイチンゲール
ふろーれんす・ないちんげーる
フローレンス・ナイチンゲールは、イギリスの看護師・社会起業家。クリミア戦争での負傷兵への献身的な看護と、統計学を用いた医療改革で知られる。
マハトマ・ガンディー
がんじー
マハトマ・ガンディーは、インドの弁護士・宗教家・政治指導者。「非暴力・不服従」を掲げ、イギリスからのインド独立運動を指揮した。「マハトマ」は「偉大なる魂」という意味の尊称。
トーマス・エジソン
とーます・えじそん
トーマス・エジソンは、アメリカの発明家・起業家。生涯におよそ1,300もの発明を行い、「発明王」と呼ばれる。
マリー・キュリー
まりー・きゅりー
マリー・キュリーは、ポーランド出身の物理学者・化学者。放射能研究のパイオニアであり、女性初、かつ唯一の「異なる2つの分野(物理学と化学)でのノーベル賞受賞者」。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
れおなるど・だ・ゔぃんち
レオナルド・ダ・ヴィンチは、イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家。絵画だけでなく、彫刻、建築、科学、解剖学など、あらゆる分野で天才的な才能を発揮した「万能人」。
始皇帝
しこうてい
始皇帝(嬴政・えいせい)は、中国戦国時代の秦の王。紀元前221年に史上初めて中国を統一し、最初の「皇帝」を名乗った。
坂本龍馬
さかもとりょうま
坂本龍馬は、江戸時代末期(幕末)の土佐藩出身の志士。犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を結びつけた「薩長同盟」の仲介や、平和的な政権交代案である「大政奉還」の提案など、明治維新の実現に決定的な役割を果たした。
織田信長
おだのぶなが
織田信長は、戦国時代の武将。尾張国(愛知県)から身を起こし、室町幕府を滅ぼして天下統一目前まで迫ったが、本能寺の変で倒れた。
ユリウス・カエサル
しーざー
ガイウス・ユリウス・カエサルは、共和政ローマ末期の政治家・軍人。ローマ帝国の基礎を築いた英雄。「シーザー」は英語読み。
ナポレオン・ボナパルト
なぽれおん・ぼなぱると
ナポレオン・ボナパルトは、フランス革命期の軍人・政治家。フランス第一帝政の皇帝となり、一時ヨーロッパ大陸の大半を支配下に置いた。
フランス料理
ふらんすりょうり・ふれんち
フランス料理とは、西洋料理の頂点に位置づけられる、高度な調理技術と芸術的な盛り付けを特徴とする食文化。2010年にユネスコの無形文化遺産に登録された。
すし・鮨・鮓
すし
寿司(Sushi)とは、酢飯(シャリ)と魚介類(ネタ)を組み合わせた日本料理。世界で最も知名度が高い日本食の一つ。
プリトヴィッツェ湖群国立公園
ぷりとゔぃっつぇこぐんこくりつこうえん
プリトヴィッツェ湖群国立公園は、クロアチアにある国立公園。階段状に連なる16の湖と92の滝が織りなす幻想的な景観で知られる。
スイスアルプス
ゆんぐふらう
ユングフラウ・アレッチ地域は、スイスアルプス最大・最長の氷河であるアレッチ氷河を含む世界自然遺産エリア。
セレンゲティ国立公園
せれんげてぃこくりつこうえん
セレンゲティ国立公園は、タンザニア北部にある広大なサバンナ地域。マサイ語で「果てしなく広がる平原」を意味する。
ウルル
えあーずろっく
ウルル(英語名:エアーズロック)は、オーストラリアのほぼ中央(アウトバック)にある世界最大級の一枚岩。先住民アナング族の聖地。
グレートバリアリーフ
ぐれーとばりありーふ
グレートバリアリーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯。全長2,300km以上。
ガラパゴス諸島
がらぱごすしょとう
ガラパゴス諸島は、東太平洋の赤道直下にあるエクアドル領の火山島群。外界から隔絶された環境で、独自の進化を遂げた動物たちが生息する。
ヨセミテ国立公園
よせみてこくりつこうえん
ヨセミテ国立公園は、アメリカのカリフォルニア州にある自然公園。氷河によって削られた花崗岩の絶壁や巨大な滝が特徴。
グランドキャニオン
ぐらんどきゃにおん
グランドキャニオン国立公園は、アメリカのアリゾナ州にある巨大な峡谷。コロラド川の侵食によって数百万年かけて削られた。
イエローストーン国立公園
いえろーすとーんこくりつこうえん
イエローストーン国立公園は、アメリカのアイダホ、モンタナ、ワイオミング州にまたがる、世界初の国立公園(1872年指定)。
推敲
すいこう
推敲とは、詩や文章の字句を、何度も練り直してより良くすること。
背水の陣
はいすいのじん
背水の陣とは、一歩も退けない絶体絶命の状況に自らを置くことで、必死の覚悟を引き出し、局面を打開すること。また、そのような決死の覚悟で物事に挑むこと。
臥薪嘗胆
がしんしょうたん
臥薪嘗胆とは、復讐(ふくしゅう)を遂げるために、長い間苦労に耐えること。また、将来の成功のために、今の苦しみをじっと耐え忍ぶこと。
栄枯盛衰
えいこせいすい
栄枯盛衰とは、草木が茂ったり枯れたりするように、人や国が栄えたり衰えたりすること。世の中の移り変わり。
一期一会
いちごいちえ
一期一会とは、茶道に由来する日本の語句で、「その出会い(機会)は一生に一度きりのものかもしれない」と心得て、主客ともに誠意を尽くすべしという教え。
蝦夷地・北海道
えぞち
蝦夷地(のちの北海道)は、日本の北方に広がる広大な島。かつてはアイヌ民族が住む異域とされたが、明治時代に「北海道」と命名され、11国86郡が置かれた。
対馬国
つしまのくに
対馬国は、朝鮮半島と九州の間にある対馬からなる旧国名。国境の島として防衛と外交の最前線だった。
壱岐国
いきのくに
壱岐国は、九州の北西に浮かぶ壱岐島からなる旧国名。古代から大陸との交通の中継点。
薩摩国
さつまのくに
薩摩国は、鹿児島県西部(薩摩半島)に相当する旧国名。鎌倉時代から700年近く島津氏が統治し、明治維新の中心勢力となった。
大隅国
おおすみのくに
大隅国は、鹿児島県東部(大隅半島)に相当する旧国名。種子島や屋久島も含む。日本の宇宙開発の拠点。
肥後国
ひごのくに
肥後国は、熊本県に相当する旧国名。火の国とも呼ばれ、阿蘇山や熊本城を擁する九州の中央拠点。
日向国
ひゅうがのくに
日向国は、宮崎県と鹿児島県の一部に相当する旧国名。天孫降臨神話の舞台。
肥前国
ひぜんのくに
肥前国は、佐賀県全域と長崎県(壱岐・対馬除く)に相当する旧国名。古代遺跡から幕末の開国まで、常に海外交流の最前線だった。
土佐国
とさのくに
土佐国は、高知県に相当する旧国名。太平洋に面し、坂本龍馬をはじめ多くの幕末の志士を生んだ。
伊予国
いよのくに
伊予国は、愛媛県に相当する旧国名。日本最古の温泉・道後温泉や、柑橘類の生産で知られる。
讃岐国
さぬきのくに
讃岐国は、香川県に相当する旧国名。雨が少なく温暖な気候。弘法大師(空海)の生誕地であり、「うどん県」として有名。
紀伊国
きいのくに
紀伊国は、和歌山県全域と三重県南部(東紀州)に相当する旧国名。森林が多く「木(き)の国」が由来とされる。
長門国
ながとのくに
長門国は、山口県西部に相当する旧国名。本州の最西端に位置し、関門海峡を挟んで九州と向かい合う。
周防国
すおうのくに
周防国は、山口県東部に相当する旧国名。中世に大内氏が独自の文化圏(大内文化)を築き、山口は「西の京」と呼ばれた。
美作国
みまさかのくに
美作国は、岡山県東北部の山間部に相当する旧国名。備前国から分離して成立した。剣豪・宮本武蔵の生誕地とされる。
播磨国
はりまのくに
播磨国は、兵庫県南西部に相当する旧国名。西日本有数の穀倉地帯であり、姫路城を擁する軍事・交通の要衝。
隠岐国
おきのくに
隠岐国は、島根半島の沖合にある隠岐諸島からなる旧国名。離島であるため、高貴な身分の流刑地とされた。
石見国
いわみのくに
石見国は、島根県西部に相当する旧国名。世界遺産・石見銀山があり、かつて世界の銀の3分の1を産出したと言われる。
伯耆国
ほうきのくに
伯耆国は、鳥取県西部に相当する旧国名。中国地方最高峰の大山(だいせん)がそびえる山岳信仰の地。
出雲国
いずものくに
出雲国は、島根県東部に相当する旧国名。日本神話の舞台として数多く登場し、出雲大社が鎮座する「神々の国」。
因幡国
いなばのくに
因幡国は、鳥取県東部に相当する旧国名。神話「因幡の白兎」の舞台として有名。
但馬国
たじまのくに
但馬国は、兵庫県北部に相当する旧国名。山と海に挟まれた地形で、和牛の最高峰「但馬牛」の産地。
丹後国
たんごのくに
丹後国は、京都府北部の日本海側に位置する旧国名。日本三景の天橋立や、浦島太郎伝説で知られる。
佐渡国
さどのくに
佐渡国は、新潟県の佐渡島全域に相当する旧国名。かつては順徳天皇や日蓮などの流刑地であり、江戸時代には金山で栄えた。
丹波国
たんばのくに
丹波国は、京都府中部と兵庫県東部にまたがる旧国名。京都の北西の守りであり、戦国時代には明智光秀が平定した地。
越後国
えちごのくに
越後国は、現在の新潟県本州部分に相当する旧国名。日本有数の稲作地帯であり、上杉謙信の活躍した地。
越中国
えっちゅうのくに
越中国は、現在の富山県全域に相当する旧国名。3000m級の立山連峰と豊富な水資源に恵まれた国。
加賀国
かがのくに
加賀国は、現在の石川県南部に相当する旧国名。江戸時代に前田氏が治めた「加賀百万石」の中心地。
能登国
のとのくに
能登国は、現在の石川県北部(能登半島)に相当する旧国名。日本海に突き出した半島で、独自の海洋文化を持つ。
越前国
えちぜんのくに
越前国は、現在の福井県北東部(嶺北)に相当する旧国名。古代「越国(こしのくに)」が分割されてできた。
若狭国
わかさのくに
若狭国は、現在の福井県南西部(嶺南)に相当する旧国名。リアス式海岸が発達し、海産物を都へ運ぶ「御食国」の一つ。
出羽国
でわのくに
出羽国は、現在の山形県と秋田県にまたがる旧国名。日本海側に位置し、出羽三山などの山岳信仰が盛ん。
陸奥国
むつのくに
陸奥国は、現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県にまたがる広大な旧国名。通称「奥州」。面積は日本最大。
上野国
こうずけのくに
上野国は、現在の群馬県に相当する旧国名。通称「上州」。親王任国の一つ。古くから馬の生産や養蚕が盛んと言われる。
下野国
しもつけのくに
下野国は、現在の栃木県に相当する旧国名。徳川家康を祀る日光東照宮や、日本最古の学校である足利学校がある。
信濃国
しなののくに
信濃国は、現在の長野県全域に相当する旧国名。通称「信州」。海に面していない内陸国で、多くの国と国境を接する。
飛騨国
ひだのくに
飛騨国は、現在の岐阜県北部に相当する旧国名。険しい山々に囲まれた秘境であり、優れた木工技術を持つ職人「飛騨の匠」の国。
美濃国
みののくに
美濃国は、現在の岐阜県南部に相当する旧国名。天下分け目の「関ヶ原」がある、軍事・交通の最重要拠点。
近江国
おうみのくに
近江国は、現在の滋賀県全域に相当する旧国名。日本最大の湖「琵琶湖」を擁し、東国と西国を結ぶ交通の要衝。
常陸国
ひたちのくに
常陸国は、現在の茨城県の大部分(南西部を除く)に相当する旧国名。面積が非常に広く、親王任国の一つとして重んじられた。
下総国
しもうさのくに
下総国は、現在の千葉県北部、茨城県南西部、埼玉県東端にまたがる旧国名。平将門の乱の拠点となった地。
上総国
かずさのくに
上総国は、現在の千葉県中部に相当する旧国名。都に近いほうが「上」なので、北隣の下総国よりも都(奈良)に海路で近かったため「上総」となった説がある。
武蔵国
むさしのくに
武蔵国は、現在の東京都、埼玉県、神奈川県北東部(横浜市東部、川崎市)にまたがる巨大な旧国名。江戸時代以降、日本の政治・経済の中心となった。
相模国
さがみのくに
相模国は、現在の神奈川県西部・中部に相当する旧国名。武家政権発祥の地・鎌倉や、戦国大名北条氏の拠点・小田原を含む。
甲斐国
かいのくに
甲斐国は、現在の山梨県全域に相当する旧国名。四方を高い山に囲まれた盆地で、戦国最強の騎馬軍団・武田信玄の本拠地。
伊豆国
いずのくに
伊豆国は、伊豆半島および伊豆諸島からなる旧国名。現在は静岡県(半島部)と東京都(島嶼部)に分かれる。かつては流刑地だった。
駿河国
するがのくに
駿河国は、現在の静岡県中部・北東部に相当する旧国名。富士山の南麓に広がり、徳川家康が晩年を過ごした地(駿府)として知られる。
三河国
みかわのくに
三河国は、現在の愛知県東部に相当する旧国名。徳川家康の出身地であり、彼を支えた忠実な家臣団「三河武士」の故郷。
遠江国
とおとうみのくに
遠江国は、現在の静岡県西部に相当する旧国名。浜名湖(遠津淡海)があることからこの名がついた。
尾張国
おわりのくに
尾張国は、現在の愛知県西部に相当する旧国名。濃尾平野の豊かな農業生産力を背景に、織田信長や豊臣秀吉など多くの戦国武将を輩出した。
志摩国
しまのくに
志摩国は、現在の三重県志摩半島に相当する旧国名。律令国の中で最も面積が小さい国。豊富な海産物を朝廷に献上する「御食国(みけつくに)」の一つ。
伊勢国
いせのくに
伊勢国は、現在の三重県北中部に相当する旧国名。伊勢神宮が鎮座する「神国」として別格の扱いを受けた。
伊賀国
いがのくに
伊賀国は、現在の三重県西部の山間部に相当する旧国名。四方を山に囲まれた盆地で、忍者の里として世界的に有名。
摂津国
せっつのくに
摂津国は、かつての日本の地方行政区分の1つ。現在の大阪府北部と兵庫県南東部に相当する。古代の国際港・難波津(なにわづ)を擁する交通の要衝。
和泉国
いずみのくに
和泉国は、かつての日本の地方行政区分の1つ。現在の大阪府南西部に相当する。河内国から分離して成立した。中世には貿易都市「堺」が栄えた。
河内国
かわちのくに
河内国は、かつての日本の地方行政区分の1つ。現在の大阪府東部に相当する。仁徳天皇陵など巨大古墳群がある古代の政治拠点。
大和国
やまとのくに
大和国は、かつての日本の地方行政区分の1つ。現在の奈良県全域に相当する。日本国家発祥の地であり、ヤマト王権の本拠地。
山城国
やましろのくに
山城国は、かつての日本の地方行政区分(五畿七道)の1つ。現在の京都府南部に相当する。天皇が住む都(平安京)が置かれた、極めて重要な地域。
高徳院
こうとくいん
高徳院は、神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院。本尊の「鎌倉大仏」で知られる。
長谷寺
はせでらかまくら
長谷寺(鎌倉)は、神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院。通称「長谷観音」。回遊式庭園を持ち、アジサイの名所として有名。
成田山新勝寺
なりたさんしんしょうじ
成田山新勝寺は、千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山。通称「成田山のお不動さん」。
興福寺
こうふくじ
興福寺は、奈良県奈良市登大路町にある法相宗の大本山。藤原氏の氏寺として強大な勢力を誇った。阿修羅像などの仏像の宝庫。
善光寺
ぜんこうじ
善光寺は、長野県長野市にある無宗派の寺院。日本最古の仏像といわれる「一光三尊阿弥陀如来」を本尊とする。
唐招提寺
とうしょうだいじ
唐招提寺は、奈良県奈良市五条町にある律宗の総本山。中国(唐)から苦難の末に来日した高僧・鑑真和上が開いた修行道場。
薬師寺
やくしじ
薬師寺は、奈良県奈良市西ノ京にある法相宗の大本山。天武天皇が皇后(持統天皇)の病気平癒を祈って建立した。
天龍寺
てんりゅうじ
天龍寺は、京都市右京区嵐山にある臨済宗天龍寺派の大本山。足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた。
龍安寺
りょうあんじ
龍安寺は、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。枯山水の「石庭」で世界的に有名。エリザベス女王が絶賛したことで海外での知名度が高い。
三十三間堂
さんじゅうさんげんどう
三十三間堂(正式名称:蓮華王院本堂)は、京都市東山区にある天台宗の寺院。お堂の内陣の柱間が33あることからこう呼ばれる。1001体の千手観音像で有名。
延暦寺
えんりゃくじ
延暦寺は、あ滋賀県と京都府にまたがる比叡山全域を境内とする天台宗の総本山。多くの名僧を輩出した「日本仏教の母山」。
高野山 金剛峯寺
こうやさん こんごうぶじ
金剛峯寺は、和歌山県伊都郡高野町にある高野山真言宗の総本山。高野山全体を境内とする一大宗教都市の中心。
浅草寺
せんそうじ
浅草寺は、東京都台東区浅草にある寺院。都内最古の寺院であり、年間3000万人が訪れる東京観光の拠点。巨大な提灯の「雷門」がシンボル。
清水寺
きよみずでら
清水寺は、京都市東山区にある寺院。「清水の舞台」で知られる本堂は国宝。京都で最も観光客が多い寺院の一つ。
銀閣寺
ぎんかくじ
銀閣寺(正式名称:慈照寺)は、京都市左京区にある臨済宗相国寺派の寺院。8代将軍・足利義政が隠居所として建てた。金閣寺に対し、落ち着いた「わびさび」の文化を象微する。
金閣寺
きんかくじ
金閣寺(正式名称:鹿苑寺)は、京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺院。室町幕府3代将軍・足利義満が建てた別荘を寺にしたもの。舎利殿(金閣)が金色に輝くことで世界的に有名。
東大寺
とうだいじ
東大寺は、奈良県奈良市にある寺院。奈良時代に聖武天皇が国力を挙げて建立した「全国の国分寺の総本山」。世界最大級の木造建築である大仏殿と、奈良の大仏(盧舎那仏)で有名。
法隆寺
ほうりゅうじ
法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町にある寺院。聖徳太子ゆかりの寺であり、西院伽藍は世界最古の木造建築群として知られる。日本で初めて世界遺産に登録された。
上賀茂神社
かみがもじんじゃ
上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社)は、京都市北区にある神社。下鴨神社とともに賀茂氏の氏神を祀る。世界遺産。
下鴨神社
しもがもじんじゃ
下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社)は、京都市左京区にある神社。上賀茂神社とともに「賀茂社」と称され、京都最古の神社の一つ。世界遺産。
石上神宮
いそのかみじんぐう
石上神宮は、奈良県天理市にある神社。日本最古の神社の一つで、古代豪族・物部氏の総氏神。国宝の「七支刀(しちしとう)」を所蔵する。
大神神社
おおみわじんじゃ
大神神社は、奈良県桜井市にある神社。日本最古の神社の一つ。ご神体は三輪山そのものであり、本殿を持たない原初の神道の形を今に伝える。
宗像大社
むなかたたいしゃ
宗像大社は、福岡県宗像市にある神社。沖ノ島の「沖津宮」、大島の「中津宮」、九州本土の「辺津宮」の三社の総称。2017年に世界文化遺産に登録。
寒川神社
さむかわじんじゃ
寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町にある神社。相模国の一宮。全国で唯一の「八方除(はっぽうよけ)」の守護神として知られる。
住吉大社
すみよしたいしゃ
住吉大社は、大阪府大阪市住吉区にある神社。全国に約2300社ある住吉神社の総本社。摂津国の一宮。航海安全、和歌、農耕の神として知られる。
鹿島神宮
かしまじんぐう
鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市にある神社。常陸国の一宮。武道の神様である武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)を祀る、関東最古の神社。
香取神宮
かとりじんぐう
香取神宮は、千葉県香取市にある神社。下総国の一宮。鹿島神宮と対をなす武神・経津主大神(フツヌシノオオカミ)を祀る。
太宰府天満宮
だざいふてんまんぐう
太宰府天満宮は、福岡県太宰府市にある神社。菅原道真公の墓所の上に社殿が造営された、天神信仰の聖地。北野天満宮とともに天満宮の総本社とされる。
北野天満宮
きたのてんまんぐう
北野天満宮は、京都市上京区にある神社。通称「北野の天神さん」。菅原道真公を祀る全国の天満宮・天神社の総本社。
八坂神社
やさかじんじゃ
八坂神社は、京都市東山区にある神社。通称「祇園さん」。全国にある八坂神社や素戔嗚(スサノオ)神社の総本社。日本三大祭の一つ「祇園祭」で知られる。
鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう
鶴岡八幡宮は、神奈川県鎌倉市にある神社。鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの神社であり、鎌倉の街の中心的存在。
氷川神社
ひかわじんじゃ
氷川神社(大宮氷川神社)は、埼玉県さいたま市大宮区にある神社。東京都・埼玉県を中心に約280社ある氷川神社の総本社。武蔵国(東京・埼玉・神奈川の一部)の一宮。
諏訪大社
すわたいしゃ
諏訪大社は、長野県の諏訪湖周辺にある4つの神社(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮)の総称。全国の諏訪神社の総本社。日本最古の神社の一つ。
熊野本宮大社
くまのほんぐうたいしゃ
熊野本宮大社は、和歌山県田辺市にある神社。熊野速玉大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する。全国の熊野神社の総本宮。
春日大社
かすがたいしゃ
春日大社は、奈良県奈良市の奈良公園内にある神社。全国の春日神社の総本社。藤原氏の氏神として栄え、古都奈良の文化財として世界遺産に登録されている。
宇佐神宮
うさじんぐう
宇佐神宮は、大分県宇佐市にある神社。全国に約4万社ある八幡宮(八幡さま)の総本社。伊勢神宮に次ぐ皇室の第二の宗廟(祖先を祀る場所)とされる。
伏見稲荷大社
ふしみいなりたいしゃ
伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある神社。全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮。朱色の鳥居が連なる「千本鳥居」で有名。
明治神宮
めいじじんぐう
明治神宮は、東京都渋谷区にある神社。第122代天皇である明治天皇と昭憲皇太后を祀る。初詣の参拝者数が日本一多いことで知られる。
出雲大社
いずもおおやしろ
出雲大社(正式な読みは「いずもおおやしろ」)は、島根県出雲市にある神社。縁結びの神様として知られる大国主大神を祀る。
豊受大神宮
とようけだいじんぐう
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社。通称「外宮(げくう)」。天照大御神の食事を司る豊受大御神を祀る。
皇大神宮
こうたいじんぐう
皇大神宮(こうたいじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社。通称「内宮(ないくう)」。日本国民の総氏神とされる天照大御神を祀る、日本で最も格式の高い神社。
ドッグフーディング
どっぐふーでぃんぐ
ドッグフーディングとは、従業員が自社の製品やサービスを日常的に自分たちで使い(食べ)、ユーザー視点でバグや改善点を見つけること。
窓口指導
まどぐちしどう
窓口指導とは、かつて日本銀行が各銀行に対して、貸出額の増減枠を直接指示・指導していたこと。
オープンソースソフトウェア
おーぷんそーすそふとうぇあ
OSS(オープンソースソフトウェア)とは、プログラムの設計図(ソースコード)が一般に公開され、誰でも自由に利用・修正・再配布できるソフトウェア。
リノベーション
りのべーしょん
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、新築時以上の性能を持たせたり、価値を高めたりすること。
セットバック
せっとばっく
セットバック(道路後退)とは、敷地が接している道路の幅が4メートル未満の場合に、建物を建て替える際、道路の中心線から2メートル下がった位置まで敷地を後退させ、将来的に道を広げられるようにすること。
メイカームーブメント
めいかーむーぶめんと
メイカームーブメントとは、3Dプリンタなどのデジタル工作機械の普及により、個人が自由にモノづくり(メイキング)を行い、発明品を発表したり共有したりする世界的な潮流。
デジタルアート
でじたるあーと
デジタルアートとは、コンピュータやタブレット、ソフトウェアなどのデジタル技術を使って制作された芸術作品の総称。
インターネット・ミーム
いんたーねっと・みーむ
インターネット・ミームとは、ネット上で模倣・改変されながら爆発的に広がっていく、ネタ画像、動画、スラングなどの総称。
ツァイトガイスト
つぁいとがいすと
ツァイトガイスト(時代精神)とは、ある時代に特有の、その時代を支配している精神的な傾向や社会的風潮のこと。
ソフトパワー
そふとぱわー
ソフトパワーとは、軍事力や経済力(ハードパワー)による強制ではなく、その国の文化や価値観の「魅力」によって、他国からの信頼や共感を得て影響力を行使する力。
オタク文化
おたくぶんか
オタク文化とは、アニメ、マンガ、ゲーム、アイドルなどの特定の分野に深く熱中し、強いこだわりを持つ人々(オタク)によって形成される文化。
能
のう
能とは、室町時代に観阿弥・世阿弥によって大成された、日本最古の仮面劇。極限まで削ぎ落とされた動きと謡(うたい)で、人間の情念や幽玄の世界を表現する。
俳句
はいく
俳句とは、五・七・五のたった17音で、季節の情景や心情を表現する、世界一短い定型詩。必ず季語を入れるルールがある。
わびさび
わびさび
わびさび(詫び寂び)とは、不完全なもの、質素なもの、古びていくものの中に奥深い美しさや豊かさを感じる、日本独自の美意識。
帝国主義
ていこくしゅぎ
帝国主義とは、強大な軍事力や経済力を持つ国家が、他の地域や国を侵略・支配し、自国の領土や勢力圏を拡大しようとする政策・思想。
ニクソンショック
にくそんしょっく
ニクソンショック(ドル・ショック)とは、1971年にアメリカのニクソン大統領が、ドルと金の交換停止を電撃的に発表し、世界経済に衝撃を与えた出来事のことである。
リーマンショック
りーまんしょっく
リーマンショックとは、2008年9月にアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したことをきっかけに発生した、世界的な金融危機と同時株安のことである。
失われた20年
うしなわれたにじゅうねん
失われた20年(30年)とは、1990年代初頭のバブル崩壊以降、日本経済が長期にわたって低迷し、成長が止まってしまった期間のことである。
所得倍増計画
しょとくばいぞうけいかく
所得倍増計画とは、1960年に池田勇人内閣が打ち出した経済政策である。「10年間で国民所得(給料)を2倍にする」という目標を掲げ、高度経済成長を加速させた。
農地改革
のうちかいかく
農地改革とは、第二次世界大戦後、GHQの指令により行われた土地制度改革である。地主から土地を強制的に買い上げて小作人に安く売り渡し、自作農を創設した。
寺子屋
てらこや
寺子屋とは、江戸時代に普及した庶民向けの教育機関(私塾)のことである。僧侶や武士、町人などが先生となり、子供たちに「読み・書き・そろばん」を教えた。
五街道
ごかいど
五街道とは、江戸時代に整備された、江戸(日本橋)を起点とする5つの主要な幹線道路(東海道、中山道、日光街道、甲州街道、奥州街道)のことである。
参勤交代
さんきんこうたい
参勤交代とは、江戸幕府が大名を統制するために定めた制度で、大名を1年おきに領地と江戸を行き来させ、妻子を人質として江戸に住まわせた仕組みである。
治外法権
ちがいほうけん
治外法権(領事裁判権)とは、外国人が滞在国で犯罪を行っても、その国の法律で裁かれず、出身国の領事が自国の法律で裁判を行う権利のことである。
鹿鳴館
ろくめいかん
鹿鳴館とは、明治政府が条約改正のために「日本は文明国である」と欧米にアピールする目的で建設した、西洋風の社交施設(舞踏場)のことである。
岩倉使節団
いわくらしせつだん
岩倉使節団とは、1871年に明治政府が欧米諸国に派遣した大規模な使節団である。不平等条約の改正交渉(失敗)と、欧米の進んだ制度・文化の視察を目的とした。
解体新書
かいたいしんしょ
解体新書とは、1774年に杉田玄白や前野良沢らが、ドイツの医学書『ターヘル・アナトミア』をオランダ語から日本語に翻訳して出版した、日本初の本格的な西洋解剖書である。
不平等条約
ふびょうどうじょうやく
不平等条約とは、幕末に日本がアメリカなどの列強と結ばされた、日本にとって不利な内容(領事裁判権の容認、関税自主権の欠如)を含む条約の総称である(日米修好通商条約など)。
蘭学
らんがく
蘭学とは、江戸時代の鎖国下において、唯一の西洋との窓口であったオランダ語を通じて、ヨーロッパの学問(医学、天文学、軍事など)を学ぶ学問のことである。
プラザ合意
ぷらざごうい
プラザ合意とは、1985年にニューヨークのプラザホテルで、先進5カ国(G5)が「ドル安」にするために協調介入することで合意した会議のことである。
マーシャル・プラン
まーしゃる・ぷらん
マーシャル・プラン(欧州復興計画)とは、第二次世界大戦後、アメリカが荒廃した西ヨーロッパ諸国に対して行った巨額の経済支援計画のことである。
マニフェスト・デスティニー
まにふぇすと・ですてぃにー
マニフェスト・デスティニー(明白な天命)とは、19世紀のアメリカにおいて、「西部開拓を行い、領土を太平洋まで拡大することは神から与えられた使命である」とする正当化の思想である。
アヘン戦争
あへんせんそう
アヘン戦争とは、1840年にイギリスが清(中国)に対して仕掛けた侵略戦争である。アヘンの密輸を取り締まった清に対して、自由貿易を名目に攻撃を行った。
世界恐慌
せかいきょうこう
世界恐慌(The Great Depression)とは、1929年10月24日、ニューヨーク証券取引所での株価大暴落(暗黒の木曜日)をきっかけに始まり、1930年代を通じて全世界を巻き込んだ史上最悪の経済不況のこと。
切腹
せっぷく
切腹(Seppuku)とは、武士が自らの腹を短刀で切り裂いて死ぬ自殺の方法である。「ハラキリ」とも呼ばれる。単なる自殺ではなく、名誉を守るための儀式的な死刑や、責任を取る方法として行われた。
浪人
ろうにん
浪人(Ronin)とは、主君に仕えていない(失業中の)武士のことである。江戸時代には、お家取り潰しなどにより多くの浪人が発生し、社会問題ともなった。
禅
ぜん
禅(Zen)とは、仏教の一派である禅宗の教え、またはその修行(座禅)のことである。言葉や文字に頼らず、座禅を通して自らの心を見つめ、悟りを開くことを目指す。
神道
しんとう
神道(Shinto)とは、日本固有の民族宗教である。教祖や聖典はなく、自然や祖先などあらゆるものに神(八百万の神)が宿ると考えるアニミズム的な信仰。
相撲
すもう
相撲(Sumo)とは、土俵の上で力士同士が組み合い、相手を倒すか土俵の外に出すかで勝敗を競う日本の国技である。元々は農作物の豊作を占う神事(神様への奉納試合)として始まった。
芸者
げいしゃ
芸者(Geisha)とは、宴席において舞踊、三味線、お囃子などの芸を披露し、客をもてなす職業の女性のことである。京都では「芸妓(げいこ)」、見習いは「舞妓(まいこ)」と呼ばれる。
華道
かどう
華道(Ikebana)とは、四季折々の草花を花器に生け、その美しさや命の尊さを表現する芸術である。西洋のフラワーアレンジメントが「足し算(空間を埋める)」なのに対し、華道は「引き算(空間を生かす)」の美学を持つ。
茶道
さどう
茶道(Tea Ceremony)とは、一定の作法(お手前)に従って客人に抹茶を振る舞う儀式、およびその精神性のことである。「一期一会」の心得を重視する。
和歌
わか
和歌(Waka)とは、日本固有の形式を持つ詩歌の総称である。狭義には五・七・五・七・七の31音で詠む「短歌」を指す。平安貴族にとって必須の教養であり、恋愛におけるメッセージツールでもあった。
歌舞伎
かぶき
歌舞伎(Kabuki)とは、江戸時代に大成した日本の代表的な演劇である。「傾く(かぶく:派手な格好や奇抜な行動をする)」という言葉が語源。男性だけで演じられ、独特の化粧(隈取)や大げさな見得(みえ)が特徴。
浮世絵
うきよえ
浮世絵(Ukiyoe)とは、江戸時代に成立した絵画のジャンルである。「浮世(憂き世)」、つまり現代風の風俗を描いた絵という意味。多色刷りの木版画(錦絵)技術により、安価で大量に流通した。
鎖国
さこく
鎖国(Sakoku)とは、江戸幕府がキリスト教の排除と貿易の独占を目的に行った、外交・貿易の制限政策のことである。オランダ、中国(清)、朝鮮、琉球の4つの窓口以外との交流を絶った。
江戸時代
えどじだい
江戸時代(Edo Period)とは、1603年に徳川家康が江戸に幕府を開いてから、1868年の明治維新まで約260年間続いた時代である。大きな戦争がなく、独自の文化が成熟した。
戦国時代
せんごくじだい
戦国時代(Sengoku Period)とは、15世紀末の応仁の乱以降、室町幕府の権威が失墜し、日本各地で戦国大名たちが領土を巡って争った乱世のことである。
弥生時代
やよいじだい
弥生時代(Yayoi Period)とは、紀元前3世紀頃から紀元後3世紀頃までの時代である。大陸から「稲作(水田)」と「金属器(青銅・鉄)」が伝来し、日本人の生活スタイルが激変した。
縄文時代
じょうもんじだい
縄文時代(Jomon Period)とは、今から約1万3000年前から約2300年前まで、1万年以上続いた日本の時代区分である。表面に縄目(なわめ)の模様がついた土器(縄文土器)が使われていた。
忍者
にんじゃ
忍者(Ninja)とは、鎌倉時代から江戸時代にかけて、大名や領主に仕え、諜報活動(スパイ)、破壊工作、暗殺などを専門に行った特殊部隊のことである。「忍びの者」とも呼ばれる。
侍
さむらい
侍(Samurai)とは、日本の前近代において軍事や行政を担当した武人階級(武士)のこと、またはその精神性(武士道)を持つ人物を指す。主君に仕える(侍ふ:さぶらう)という言葉が語源。
令和時代
れいわじだい
令和時代(Reiwa Period)とは、2019年5月1日から始まった現在の元号である。『万葉集』から引用された日本初の国書由来の元号。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められている。
平成時代
へいせいじだい
平成時代(Heisei Period)とは、1989年から2019年までの約30年間である。バブル崩壊による長期不況(失われた30年)に苦しむ一方、インターネットやスマホの普及により生活様式が劇的に変化した。
昭和時代
しょうわじだい
昭和時代(Showa Period)とは、1926年から1989年までの62年と14日間続く、歴代で最も長い元号の時代である。悲惨な戦争と敗戦、そこからの奇跡的な復興と高度経済成長という、激しい起伏を経験した。
大正時代
たいしょうじだい
大正時代(Taisho Period)とは、1912年から1926年までの短い期間である。「大正デモクラシー」と呼ばれる民主主義的な風潮が高まり、政党政治や普通選挙運動が盛んになった。
明治時代
めいじじだい
明治時代(Meiji Period)とは、1868年の明治維新から1912年までの45年間である。江戸幕府の封建体制が崩壊し、天皇を中心とする近代国家としての日本が形成された激動の時代。
室町時代
むろまちじだい
室町時代(Muromachi Period)とは、足利尊氏が京都の室町に幕府を開いてから、1573年に織田信長によって滅ぼされるまでの約240年間である。能、狂言、茶の湯、書院造など、現在の日本文化の原型が多く形成された。
鎌倉時代
かまくらじだい
鎌倉時代(Kamakura Period)とは、1185年(いい箱作ろう鎌倉幕府 ※諸説あり)に源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから、1333年に滅亡するまでの時代のことである。日本で初めて本格的な武家政権が誕生した。
平安時代
へいあんじだい
平安時代(Heian Period)とは、794年の平安京遷都から、1185年の鎌倉幕府成立までの約390年間のことである。遣唐使の廃止により、中国の影響を離れて日本独自の「国風文化」が成熟した。
奈良時代
ならじだい
奈良時代(Nara Period)とは、710年に平城京(現在の奈良市)に都が移されてから、794年に平安京に移るまでの約84年間のことである。律令制度が確立し、天平文化と呼ばれる国際色豊かな貴族文化が栄えた。
古墳時代
こふんじだい
古墳時代(Kofun Period)とは、3世紀中頃から7世紀頃にかけての日本の歴史区分のことである。権力者の墓である巨大な「古墳(特に前方後円墳)」が数多く作られたことが特徴。大和政権による統一が進んだ時代。
死海文書
しかいもんじょ
死海文書(Dead Sea Scrolls)とは、1947年に死海周辺の洞窟で発見された、紀元前2世紀〜紀元後1世紀頃の古文書群のこと。現存する最古の旧約聖書の写本が含まれている。
ケインズけいざいがく
けいんずけいざいがく
ケインズ経済学とは、イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズが提唱した理論。不況時には、市場の調整能力に任せるのではなく、政府が積極的に財政出動(公共事業など)を行い、有効需要を作り出すべきだという考え方。
金本位制
きんほんいせい
金本位制(Gold Standard)とは、国が発行する通貨の価値を、一定量の金(ゴールド)と結びつけ、「紙幣をいつでも金と交換できる(兌換)」ことを保証する通貨制度のこと。
ハイパーインフレ
はいぱーいんふれ
ハイパーインフレとは、物価が制御不能なレベルで短期間に猛烈に上昇(定義によっては月率50%以上)し、通貨の価値が実質的にゼロになる経済現象。
ユビキタスコンピューティング
ゆびきたすこんぴゅーてぃんぐ
ユビキタスコンピューティング(Ubiquitous Computing)とは、コンピュータが空気のように生活環境の至る所に存在し、意識しなくてもいつでもどこでも利用できる概念・状態のこと。
フィアット
ふぃあっと
Fiat Money(フィアット・マネー)とは、国(中央銀行)の信用によって価値が保証されている通貨のこと。金(ゴールド)などの現物資産の裏付けを持たない「不換紙幣」。日本円や米ドルなどがこれにあたる。
デコンストラクション
だつこうちく
脱構築(Deconstruction)とは、フランスの哲学者ジャック・デリダが提唱した思想。西洋哲学の根底にある「二項対立(善/悪、真/偽、男/女など)」の構造を内部から解体し、その優劣や境界線を無効化しようとする試み。
ナトー
きたたいせいようじょうやくきこう
NATO(北大西洋条約機構)とは、1949年に設立された、アメリカ、カナダおよびヨーロッパ諸国による軍事同盟。「加盟国に対する攻撃は、全加盟国への攻撃とみなす」という集団防衛体制を核とする。
チンギス・ハン
ちんぎす・はん
チンギス・ハン(Genghis Khan / 成吉思汗)は、13世紀初頭にモンゴル高原の遊牧諸部族を統一し、史上空前の規模となるモンゴル帝国の基礎を築いた初代皇帝。
グランド・キャニオン
ぐらんど・きゃにおん
グランド・キャニオン国立公園は、アメリカのアリゾナ州にある世界自然遺産(1979年登録)。
グレート・バリア・リーフ
ぐれーと・ばりあ・りーふ
グレート・バリア・リーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大の珊瑚礁地帯。1981年に世界自然遺産に登録された。400種以上のサンゴ、1500種以上の魚類が生息する海洋生物の楽園だが、近年は白化現象が問題となっている。
万里の長城
ばんりのちょうじょう
万里の長城は、中国北部にある長大な城壁の遺跡。ユネスコ世界文化遺産。秦の始皇帝によって結ばれ、明代に現在の姿になった。北方民族の侵入を防ぐために数千kmにわたって築かれた。
ハロン湾
はろんわん
ハロン湾は、ベトナム北部にある湾。1994年に世界自然遺産に登録された。石灰岩のカルスト地形が沈降してできた無数の島々が、エメラルドグリーンの海面に浮かぶ幻想的な景観を作り出している。
ハワイ火山国立公園
はわいかざんこくりつこうえん
ハワイ火山国立公園は、ハワイ島にある世界自然遺産。マウナ・ロアとキラウエアという2つの活火山を含む。ドロドロと流れる溶岩や、巨大なカルデラなど、地球の鼓動を間近に感じることができる。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
ながさきとあまくさちほうのせんぷくきりしたんかんれんいさん
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、長崎県と熊本県の12の資産(大浦天主堂、五島列島の集落など)からなる世界文化遺産。2018年に登録された。約250年間の禁教期に、既存の社会・宗教と共生しながら密かに信仰を継承した「潜伏キリシタン」の独特な伝統を証明する。
姫路城
ひめじじょう
姫路城は、兵庫県姫路市にある世界文化遺産(1993年登録)。
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―
ひらいずみ
平泉は、岩手県平泉町にある中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山からなる世界文化遺産。2011年に登録された。現世に仏国土(浄土)を表現しようとした独特の建築・庭園群が残る。
イスタンブール歴史地域
いすたんぶーる
イスタンブール歴史地域は、トルコにある世界遺産。ボスポラス海峡を挟んで位置する。ビザンツ帝国の聖ソフィア大聖堂(アヤソフィア)が、オスマン帝国時代にモスクへ改修されるなど、キリスト教とイスラム教の文化が重層的に残る。
フィレンツェ歴史地区
ふぃれんつぇれきしちく
フィレンツェ歴史地区は、イタリアのトスカーナ州にある世界遺産。メディチ家の支援を受けて、ボッティチェッリやミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチらが活躍したルネサンス芸術の中心地。花の聖母大聖堂(ドゥオーモ)やウフィツィ美術館がある。
プラハ歴史地区
ぷらはれきしちく
プラハ歴史地区は、チェコの首都プラハにある世界遺産。ヴルタヴァ川(モルダウ川)にかかるカレル橋、プラハ城、旧市街広場など、ロマネスクからアール・ヌーヴォーまで各時代の建築様式が混在する美しい町並みが残る。
ローマ歴史地区
ろーまれきしちく
ローマ歴史地区は、イタリアの首都ローマにある世界遺産。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンなどの古代遺跡と、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂などのキリスト教建築が含まれる(バチカン市国は別の世界遺産)。
ウィーン歴史地区
うぃーんれきしちく
ウィーン歴史地区は、オーストリアの首都ウィーンの中心部。シュテファン大聖堂やホーフブルク王宮、国立歌劇場などが立ち並び、中世から19世紀にかけてのヨーロッパの歴史と文化が凝縮されている。
古都京都の文化財
こときょうとのぶんかざい
古都京都の文化財は、京都府京都市、宇治市、滋賀県大津市にある17の構成資産からなる世界文化遺産(1994年登録)。
古都奈良の文化財
ことならのぶんかざい
古都奈良の文化財は、奈良県奈良市にある8つの資産からなる世界文化遺産(1998年登録)。
法隆寺地域の仏教建造物
ほうりゅうじちいきのぶっきょうけんぞうぶつ
法隆寺地域の仏教建造物は、奈良県生駒郡斑鳩町にある世界文化遺産(1993年登録)。日本で最初に登録された世界遺産の一つ。
石見銀山遺跡とその文化的景観
いわみぎんざんいせきとそのぶんかてきけいかん
石見銀山遺跡とその文化的景観は、島根県大田市にある鉱山遺跡。2007年にアジアの鉱山遺跡として初めて世界文化遺産に登録された。16世紀から17世紀にかけて世界の銀産出量の相当部分を占め、自然環境と共存した鉱山運営が行われていた点が評価された。
ジャポニスム
じゃぽにすむ
ジャポニスム(Japonisme)とは、19世紀後半のヨーロッパ(特にフランス)で流行した、日本美術への熱狂的な愛好と、それが西洋美術に与えた多大な影響のこと。
北海道・北東北の縄文遺跡群
ほっかいどう・きたとうほくのじょうもんいせきぐん
北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道・青森・岩手・秋田の4道県にある17の遺跡からなる世界文化遺産。2021年に登録された。農耕以前の生活様式でありながら、1万年以上にわたり定住社会を営み、複雑な精神文化を発達させた「縄文文化」の価値を伝える。
紀伊山地の霊場と参詣道
きいさんちのれいじょうとさんけいみち
紀伊山地の霊場と参詣道は、和歌山・奈良・三重の3県にまたがる世界文化遺産。2004年に登録された。「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の3つの霊場と、それらを結ぶ「熊野古道」などの巡礼路が含まれる。文化的景観(道)が登録されたのは日本初。
キリマンジャロ国立公園
きりまんじゃろ
キリマンジャロ国立公園は、タンザニアにある世界自然遺産。標高5895mのアフリカ最高峰キリマンジャロを中心とする。独立峰としては世界一の高さを誇り、裾野のサバンナから山頂の氷河まで垂直分布する植生の変化が見られる。
ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―
る・こるびゅじえのけんちくさくひん
ル・コルビュジエの建築作品は、フランス、日本、ドイツなど7カ国17資産からなる世界文化遺産。2016年に登録された。日本では東京・上野の「国立西洋美術館」本館が含まれる。近代建築の五原則などを具現化した革新性が評価された。
マチュ・ピチュ
まちゅ・ぴちゅ
マチュ・ピチュは、ペルーのウルバンバ谷の山間にあるインカ帝国の遺跡。1911年にハイラム・ビンガムによって発見された。その建設目的や機能には未だ謎が多い。文化遺産と自然遺産の複合遺産。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
めいじにほんのさんぎょうかくめいいさん
明治日本の産業革命遺産は、九州・山口地方を中心に8県に点在する23の資産からなる世界文化遺産。2015年に登録された。幕末から明治にかけて、非西洋地域で初めて急速な産業国家の形成に成功した過程を示す。端島炭坑(軍艦島)などが有名。
モン・サン・ミシェル
もん・さん・みしぇる
モン・サン・ミシェルは、フランス西海岸、サン・マロ湾上の小島にある修道院。潮の満ち引きによって陸続きになったり孤島になったりする。大天使ミカエルのお告げによって建てられたとされる。
百舌鳥・古市古墳群
もず・ふるいちこふんぐん
百舌鳥・古市古墳群は、大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市にある古墳群。2019年に世界文化遺産に登録された。4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された、鍵穴のような形をした「前方後円墳」など49基の古墳が含まれる。仁徳天皇陵古墳(大山古墳)は世界最大級の面積を持つ。
富士山―信仰の対象と芸術の源泉
ふじさん
富士山―信仰の対象と芸術の源泉は、山梨県と静岡県にまたがる世界文化遺産(2013年登録)。
ナスカの地上絵
なすかのちじょうえ
ナスカとパルパの地上絵は、ペルー南部の砂漠地帯にある巨大な地上絵群。紀元前200年から紀元800年頃のナスカ文化によって描かれたとされる。上空からでないと全体像が見えないため、その制作方法や目的には多くの謎がある。
日光の社寺
にっこうのしゃじ
日光の社寺は、栃木県日光市にある世界文化遺産(1999年登録)。
小笠原諸島
おがさわらしょとう
小笠原諸島は、東京から南へ約1000kmの太平洋上にある群島。2011年に世界自然遺産に登録された。大陸と一度も陸続きになったことがない海洋島であり、多くの固有種が生息している。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
かみやどるしま むなかた・おきのしまとかんれんいさんぐん
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、福岡県宗像市にある沖ノ島や宗像大社などからなる世界文化遺産。2017年に登録された。朝鮮半島との交流の要衝であり、4世紀から9世紀にかけての古代祭祀の遺跡がほぼ手つかずの状態で残っている。一般人の入島は原則禁止されている。
エルサレムの旧市街
えるされむのきゅうしがい
エルサレムの旧市街とその城壁群は、3つの宗教(ユダヤ教の嘆きの壁、キリスト教の聖墳墓教会、イスラム教の岩のドーム)の聖地が密集する特異な場所。ヨルダンの申請により、「危機遺産」リストに登録されている。
ヴェルサイユ宮殿
ゔぇるさいゆきゅうでん
ヴェルサイユ宮殿は、パリ郊外にある宮殿。バロック建築の代表作であり、広大な庭園と「鏡の間」で知られる。フランス革命の舞台ともなった。
ペトラ遺跡
ぺとらいせき
ペトラは、ヨルダンにある遺跡。断崖の岩場を削って作られた神殿「エル・ハズネ(宝物殿)」が有名。映画『インディ・ジョーンズ』の舞台としても知られる。
メンフィスとその墓地遺跡
ぎざのぴらみっど
メンフィスとその墓地遺跡は、エジプトのギザなどにある遺跡群。世界遺産に登録されている。特にクフ王、カフラー王、メンカウラー王の「三大ピラミッド」と「大スフィンクス」は、古代世界の七不思議の中で唯一現存する建造物である。
琉球王国のグスク及び関連遺産群
りゅうきゅうおうこくのぐすくおよびかんれんいさんぐん
琉球王国のグスク及び関連遺産群は、沖縄県にある首里城跡、中城城跡、今帰仁城跡などの「グスク(城)」や、斎場御嶽などの聖地からなる世界文化遺産。2000年に登録された。日本と中国、東南アジアの影響を受けた独自の石積み技術が見られる。
佐渡島の金山
さどじまのきんざん
佐渡島の金山は、新潟県佐渡市にある鉱山遺跡群。2024年7月に世界文化遺産に登録された。「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」からなる。機械化以前の伝統的な手工業による金生産技術の到達点を示し、400年以上にわたる採掘の歴史を今に伝える。
サグラダ・ファミリア
さぐらだ・ふぁみりあ
サグラダ・ファミリア(アントニ・ガウディの作品群)は、スペインのバルセロナにある世界文化遺産(1984年登録)。
サンクトペテルブルク歴史地区
さんくとぺてるぶるく
サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群は、ロシアにある世界遺産。ネヴァ川の河口デルタに建設された人工都市。世界三大美術館の一つであるエルミタージュ美術館(冬宮殿)など、バロックや新古典主義の華麗な建築群が並ぶ。
アテネの学堂
ばちかんしこく
バチカン市国は、ローマ市内にある世界最小の主権国家。国土全体が世界文化遺産に登録されている。サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂(ミケランジェロの『最後の審判』がある)、バチカン美術館など、ルネサンス芸術の至宝が集まる。
白神山地
しらかみさんち
白神山地は、青森県と秋田県にまたがる山岳地帯。1993年に世界自然遺産に登録された。人の手がほとんど入っていない原生的なブナ林が広がり、ツキノワグマやクマゲラなど貴重な動植物が生息している。
白川郷・五箇山の合掌造り集落
しらかわごう・ごかやまのがっしょうづくりしゅうらく
白川郷(岐阜県)と五箇山(富山県)の合掌造り集落は、1995年に世界文化遺産に登録された。急勾配の茅葺き屋根が特徴的な「合掌造り」の家屋が現存し、現在も人々が生活している。
知床
しれとこ
知床は、北海道の北東端にある半島。2005年に世界自然遺産に登録された。冬には流氷が接岸し、そこから始まる独自の生態系(プランクトン→魚→アザラシ・海鳥→ヒグマ・オジロワシ)が評価された。
シルクロード
きぬのみち
シルクロード(Silk Road)とは、紀元前から中世にかけて、中国と地中海世界(ローマ)を結んだユーラシア大陸横断交易路の総称。中国特産の「絹(シルク)」が西方へ運ばれたことから名付けられた。
シジフォス
しーしゅぽす
シジフォス(シーシュポス)とは、ギリシャ神話の登場人物。神を欺いた罰として、巨大な岩を山頂まで押し上げる苦行を課せられたが、岩は山頂手前で転がり落ち、永遠にその徒労を繰り返さなければならない。「終わりのない無意味な労働」の比喩として使われる。
自由の女神像
じゆうのめがみぞう
自由の女神像は、アメリカのニューヨーク港リバティ島にある世界文化遺産(1984年登録)。
ストーンヘンジ
すとーんへんじ
ストーンヘンジは、イギリス南部にある先史時代の遺跡。巨大な石を円形に並べた構造物で、紀元前2500年頃に建設されたとされる。天文台や宗教施設などの説があるが、真相は不明。
オペラハウス
しどにー・おぺらはうす
シドニー・オペラハウスは、オーストラリアのシドニーにある歌劇場。2007年に登録された比較的新しい世界文化遺産。デンマークの建築家ヨーン・ウツソンによる設計で、構造計算の困難さを乗り越えて完成した傑作。
タージ・マハル
たーじ・まはる
タージ・マハルは、インドのアグラにある白大理石の霊廟。ムガル皇帝シャー・ジャハーンが亡き愛妃ムムターズ・マハルのために建設した。イスラム建築の最高傑作と評される。
テオティワカン
ておてぃわかん
テオティワカンは、メキシコにある古代都市遺跡。紀元前2世紀から6世紀にかけて繁栄した。「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」、「死者の大通り」などの巨大建造物が整然と配置されている。
富岡製糸場と絹産業遺産群
とみおかせいしじょうときぬさんぎょういさんぐん
富岡製糸場と絹産業遺産群は、群馬県富岡市などにある世界文化遺産(2014年登録)。
ヴェネツィアとその潟
ゔぇねつぃあとそのかた
ヴェネツィアとその潟(ラグーン)は、イタリアにある世界文化遺産(1987年登録)。
屋久島
やくしま
屋久島は、鹿児島県にある世界自然遺産(1993年登録)。
来た、見た、勝った
きたみたかった
カエサルがポントスの戦いで勝利した際、元老院に送った簡潔な報告。
デウス・エクス・マキナ
でうすえくすまきな
「機械仕掛けの神」。物語の終盤で、絶対的な力を持つ存在(神など)が突然現れ、混乱した状況を強引に解決してしまうご都合主義的な演出。
炬燵
こたつ
熱源のある低いテーブルに布団を掛けたもの。一度入ると出られなくなる魔力がある。
障子
しょうじ
光を柔らかく通し、断熱効果もある。外の気配を感じながらプライバシーを守る。
襖
ふすま
木枠に紙や布を貼ったもの。部屋の大きさを自由に変えることができる。
畳
たたみ
独特の香りと弾力性があり、吸湿性にも優れている。
お盆
おぼん
夏に行われる。迎え火や送り火、盆踊りなどが行われる。
正月
しょうがつ
年神様を迎える重要な節目。おせち料理を食べ、初詣に行く。
ひな祭り
ひなまつり
雛人形を飾り、菱餅や散らし寿司などを食べる。桃の節句。
節分
せつぶん
豆を撒いて鬼(災厄)を追い払い、福を招き入れる。「鬼は外、福は内」の掛け声で行う。
七夕
たなばた
織姫と彦星が年に一度だけ天の川で会えるという伝説に基づく。短冊に願い事を書いて笹に飾る。
ねぶた祭り
ねぶたまつり
巨大な灯籠(ねぶた)を山車に乗せて練り歩く。東北三大祭りの一つ。
祇園祭
ぎおんまつり
疫病退散を願って始まった。豪華絢爛な山鉾巡行が有名。
温泉
おんせん
火山国日本には多くの温泉地があり、療養や保養(湯治)に利用されてきた。
浴衣
ゆかた
元々は入浴後に着る部屋着だったが、現在は夏祭りや花火大会への外出着として定着している。
着物
きもの
直線裁ちで作られ、帯を締めて着る。季節やTPOに応じた決まりごと(格)がある。
わさび
わさび
鼻に抜ける特有の辛味が特徴。抗菌作用があり、寿司や刺身に添えられる。
メトロポリタン美術館
めとろぽりたんびじゅつかん
通称「Met(メット)」。古今東西のあらゆる時代・地域の美術品を網羅している。
ニューヨーク近代美術館
にゅーよーくきんだいびじゅつかん
モダンアートの殿堂。ゴッホ、ピカソ、ウォーホルなどの名作を所蔵。
スミソニアン博物館
すみそにあんはくぶつかん
「スミソニアン協会」が運営する国立博物館の総称。航空宇宙博物館などが人気。
ルーヴル美術館
るーゔるびじゅつかん
かつての王宮を利用している。『モナ・リザ』や『ミロのヴィーナス』など膨大なコレクションを誇る。
ヴェネツィア
ゔぇねつぃあ
運河が張り巡らされ、ゴンドラが行き交う美しい都市。地盤沈下や高潮(アクア・アルタ)の問題を抱えている。
パルテノン神殿
ぱるてのんしんでん
女神アテナを祀る。古代ギリシャ建築の最高峰であり、ドーリア式の傑作。
ペトラ
ぺとら
岩壁を削って作られた「エル・カズネ(宝物殿)」が有名。映画『インディ・ジョーンズ』の舞台にもなった。
ストーンヘンジ
すとーんへんじ
紀元前に作られた環状列石。天体観測や祭祀に使われたと考えられている。
漫才
まんざい
関西地方を中心に発展し、日本の笑いの文化を代表するスタイルとなった。
折り紙
おりがみ
一枚の紙から複雑な立体を作り出す幾何学的な側面もあり、工学分野にも応用されている。
歌川広重
うたがわひろしげ
『東海道五十三次』などの風景画で知られる。雨や雪などの叙情的な表現が得意。
葛飾北斎
かつしかほくさい
『富嶽三十六景』で知られる。大胆な構図と色彩は、西洋の芸術家にも衝撃を与えた。
雪舟
せっしゅう
中国(明)に渡って絵画を学び、日本の水墨画を大成した。代表作に『秋冬山水図』。
利休
りきゅう
わび茶(草庵の茶)を大成させた茶道の祖。秀吉に仕えたが、後に切腹を命じられた。
宮崎駿
みやざきはやお
スタジオジブリの設立者の一人。『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を受賞した。
手塚治虫
てづかおさむ
『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』など、ストーリー漫画の基礎を築いた。
ビートルズ
びーとるず
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人組。音楽だけでなく若者文化に革命的な影響を与えた。
ウォルト・ディズニー
うぉるとでぃずにー
ミッキーマウスの生みの親であり、ディズニーランドの創設者。エンターテインメント界の巨匠。
ライト兄弟
らいときょうだい
1903年、人類初の動力飛行機による有人飛行に成功した。
平家物語
へいけものがたり
平家の栄華と没落を描き、諸行無常の理を説く。琵琶法師によって語り継がれた。
伊勢物語
いせものがたり
在原業平と思われる男を主人公とした、恋愛を中心とする短編物語集。
竹取物語
たけとりものがたり
かぐや姫が月へ帰るまでの物語。「物語の祖」と呼ばれる。
銀河鉄道の夜
ぎんがてつどうのよる
孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って星々を旅する物語。「本当の幸い」とは何かを問う。
羅生門
らしょうもん
平安京の荒廃した羅生門を舞台に、生きるための悪を肯定する人間のエゴを描く。
こころ
こころ
「私」と「先生」の交流を通じて、人間のエゴイズムや孤独、罪の意識を描く。
蜘蛛の糸
くものいと
地獄の罪人カンダタが、蜘蛛を助けた因縁で極楽から垂らされた糸を登ろうとするが、自分だけ助かろうとして糸が切れる。
アメリカ独立宣言
あめりかどくりつせんげん
基本的人権(生命、自由、幸福の追求)と革命権を主張した。トマス・ジェファーソンらが起草。
フランス人権宣言
ふらんすじんけんせんげん
「人は生まれながらにして自由かつ平等」と宣明し、国民主権、所有権の不可侵などを定めた。
ゴシック
ごしっく
尖頭アーチやステンドグラス、高い天井が特徴。ノートルダム大聖堂などが有名。
般若心経
はんにゃしんぎょう
わずか262文字の中に、仏教の教えのエッセンスが凝縮されている。「色即是空」の教えで有名。
コーラン
こーらん
予言者ムハンマドに下された神(アッラー)の啓示をまとめたもの。アラビア語で書かれていることが重要とされる。
考える人
かんがえるひと
本来は『地獄の門』の一部で、地獄を見下ろして思索する詩人(ダンテ)の像。
ムンクの叫び
むんくのさけび
橋の上で耳を塞いでいる人物が描かれている。人物が叫んでいるのではなく、自然を貫く叫びにおののいている姿とされる。
ひまわり
ひまわり
鮮烈な黄色を多用し、生命力あふれるヒマワリを描いた。アルル滞在時代の代表作。
最後の晩餐
さいごのばんさん
イエス・キリストが処刑前夜に弟子たちと食事をし、「この中に裏切者がいる」と告げた場面を描いている。
モナ・リザ
もなりざ
ルーヴル美術館所蔵。謎めいた微笑み(アルカイックスマイル)で知られる世界で最も有名な絵画。
千夜一夜物語
せんやいちやものがたり
シェヘラザードが王に毎夜物語を聞かせ、命をつなぐ枠物語の形式。「アラジン」「シンドバッド」「アリババ」などが有名。
変身
へんしん
ある朝目覚めると巨大な毒虫になっていた男グレゴール・ザムザと、その家族の様子を不条理に描く。
ドン・キホーテ
どんきほーて
騎士道物語を読みすぎて妄想に陥った郷士が、世直しの旅に出る物語。近代小説の祖とされる。
ハムレット
はむれっと
デンマークの王子ハムレットが、父を殺した叔父に復讐する物語。「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」という台詞が有名。
ロミオとジュリエット
ろみおとじゅりえっと
敵対する家に生まれた若い二人の悲恋を描く。バルコニーのシーンが有名。
日本書紀
にほんしょき
720年に完成。漢文で書かれており、古事記と合わせて「記紀」と呼ばれる。
古事記
こじき
712年に太安万侶が編纂。神代から推古天皇までの神話や歴史が記されている。
ゴッホ
ごっほ
『ひまわり』『星月夜』などで知られる。生前は評価されなかったが、死後に名声が高まった。
ベートーヴェン
べーとーうぇん
聴力を失うという苦難を乗り越え、『運命』『第九』などの交響曲を作曲した。
モーツァルト
もーつぁると
神童と呼ばれ、短い生涯で多数の傑作を残した。『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』などが有名。
夏目漱石
なつめそうせき
『吾輩は猫である』『こころ』『坊っちゃん』など数々の名作を残した、日本近代文学の文豪。
松尾芭蕉
まつおばしょう
『奥の細道』などの紀行文を残し、俳句を芸術の域まで高めた。
紫式部
むらさきしきぶ
『源氏物語』の作者。世界最古の長編小説として高く評価されている。
清少納言
せいしょうなごん
『枕草子』の作者。「春はあけぼの」で始まる文章は、日本文学の代表的な傑作。
聖徳太子
しょうとくたいし
推古天皇の摂政として、十七条憲法や冠位十二階を制定し、仏教を興隆させた。法隆寺を建立したことでも知られる。
ソクラテス
そくらてす
問答法(産婆術)により、人々に「無知の知」を自覚させ、真理を探究させた。著書を残さず、その思想は弟子プラトンによって伝えられた。
マルクス
まるくす
エンゲルスと共に『共産党宣言』や『資本論』を著し、資本主義の矛盾を分析して共産主義社会の到来を予言した。
フロイト
ふろいと
「無意識」の領域を探求し、夢分析や深層心理の解明を行った。
トロイア戦争
とろいあせんそう
「トロイの木馬」の計略で有名。シュリーマンの発掘により、実際の歴史的背景があることが判明した。
マリー・アントワネット
まりーあんとわねっと
浪費家として国民の反感を買い、フランス革命で処刑された。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という言葉(実際は別人の発言)で有名。
ドラゴン
どらごん
西洋では悪の象徴とされることが多いが、東洋では神聖な瑞獣(竜)とされる。
ドラム
どらむ
リズムを刻み、バンドの土台を支える。手足を使って演奏する。
イースター
いーすたー
イエスの復活を祝う日。イースターエッグやイースターバニーがシンボル。
フルート
ふるーと
横に構えて息を吹き込む。高く澄んだ音色が特徴。
シューベルト
しゅーべると
『魔王』や『野ばら』など多くの歌曲を作った。31歳の若さで亡くなった。
ショパン
しょぱん
ロマン派を代表する。作品のほとんどがピアノ曲。『子犬のワルツ』など。
元禄文化
げんろくぶんか
井原西鶴の浮世草子、近松門左衛門の人形浄瑠璃、松尾芭蕉の俳諧などが生まれた。
火垂るの墓
ほたるのはか
戦時下の兄弟の悲劇を描いた作品。ジブリ映画としても有名。
緑
みどり
安らぎや自然を象徴する。目に優しい色とされる。
グリフォン
ぐりふぉん
黄金を守るとされる。空の王者と陸の王者の合体。
ギター
ぎたー
クラシック、ロック、ジャズなど幅広いジャンルで使われる。アコースティックとエレクトリックがある。
ハロウィン
はろうぃん
古代ケルト人の収穫祭が起源。仮装して「トリック・オア・トリート」と言いながらお菓子をもらう。
ハリー・ポッター
はりーぽったー
魔法使いの少年の成長と冒険を描く。映画化もされ、世界的な社会現象となった。
ヘラクレス
へらくれす
ゼウスの子。12の難行を成し遂げ、死後に神となった。ローマ名ヘラクレス。
卑弥呼
ひみこ
魏に使いを送り、「親魏倭王」の称号を得た。鬼道を使って国を治めたとされる。
吾輩は猫である
わがはいはねこである
「吾輩は猫である。名前はまだ無い」という書き出しで始まる。猫の視点から人間社会を風刺する。
本能寺の変
ほんのうじのへん
「敵は本能寺にあり」という言葉で知られる。動機には諸説ある。
バッハ
ばっは
バロック音楽を集大成した。『G線上のアリア』などが有名。
ジュース
じゅーす
100%のものだけをジュースと呼ぶ(日本では)。
化政文化
かせいぶんか
十返舎一九の『東海道中膝栗毛』や葛飾北斎の浮世絵など、滑稽や風刺を好む文化。
北里柴三郎
きたさとしばさぶろう
ペスト菌の発見や破傷風の治療法開発で知られる。
ピサの斜塔
ぴさのしゃとう
地盤が弱いため建設中から傾き始めた。ガリレオが落下の実験をしたという伝説がある。
マラソン
まらそん
古代ギリシャの兵士が勝利を伝えるために走った故事に由来する。
メデューサ
めでゅーさ
見たものを石に変える力を持つ。ペルセウスによって退治された。
牛乳
ぎゅうにゅう
カルシウムを多く含む完全栄養食。給食の定番。
味噌汁
みそしる
豆腐、わかめ、ネギなどの具が入る。ご飯とセットで「一汁一菜」の基本。
人間失格
にんげんしっかく
「恥の多い生涯を送って来ました」という手記の形式。自己の苦悩と破滅を描く。
ノーベル賞
のーべるしょう
ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルの遺言により創設された。
野口英世
のぐちひでよ
黄熱病の研究で知られる。アフリカガーナで研究中に感染し亡くなった。千円札の肖像。
ノルウェイの森
のるうぇいのもり
1960年代後半を舞台に、喪失と再生を描いた恋愛小説。世界的なベストセラー。
オデッセウス
おでっせうす
トロイアの木馬を発案した。帰国の冒険を描いたのが『オデュッセイア』。
お好み焼き
おこのみやき
大阪風(混ぜ焼き)と広島風(重ね焼き)がある。
オリンピック
おりんぴっく
古代ギリシャのオリンピア祭典競技が起源。平和の祭典とされる。
パスタ
ぱすた
スパゲッティ、マカロニ、ペンネなど形は様々。デュラム小麦を使う。
ペガサス
ぺがさす
メデューサの血から生まれた。英雄ベレロポンを乗せてキマイラ退治をした。
ピアノ
ぴあの
ハンマーで弦を叩いて音を出す。正式名称はピアノフォルテ。広い音域を持つ。
チャイコフスキー
ちゃいこふすきー
三大バレエ音楽(白鳥の湖、くるみ割り人形、眠れる森の美女)が有名。
赤
あか
情熱や危険を象徴する。信号機の止まれの色。
三国志
さんごくし
羅貫中の『三国志演義』が有名。劉備、関羽、張飛、諸葛孔明などの英雄が登場する。
ラグビー
らぐびー
「一人はみんなのために、みんなは一人のために(One for all, All for one)」。
走れメロス
はしれめろす
友情と信頼をテーマにした物語。処刑される友人を救うため、メロスは走り続ける。
サラダ
さらだ
ビタミン補給に欠かせない。シーザーサラダなど種類は豊富。
塩
しお
生命維持に不可欠。昔は給料(サラリー)として支払われた。
サンドイッチ
さんどいっち
サンドイッチ伯爵がカードゲームをしながら食べられるように考案したとされる。
渋沢栄一
しぶさわえいいち
第一国立銀行をはじめ、約500もの企業の設立に関わった。
雪国
ゆきぐに
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という冒頭が有名。美と虚無を描く。
そば
そば
日本の伝統食。年越しそばとして大晦日に食べる習慣がある。
サッカー
さっかー
世界で最も競技人口が多い。11人で行う。
スープ
すーぷ
コンソメ、ポタージュなどがある。体を温める効果がある。
スフィンクス
すふぃんくす
「朝は四本足、昼は二本足、夕方は三本足で歩くものは何か?」という謎かけで有名。
春
はる
3月から5月頃。入学式や桜の季節。生命が芽吹く時期。
ステーキ
すてーき
焼き加減(レア、ミディアム、ウェルダン)で味が変わる。ご馳走の代名詞。
砂糖
さとう
脳のエネルギー源になる。摂りすぎは虫歯の原因。
夏
なつ
6月から8月頃。気温が高く、海やプールが賑わう。
白鳥の湖
はくちょうのみずうみ
悪魔の呪いで白鳥に変えられたオデット姫の物語。クラシックバレエの代名詞。
オペラハウス
おぺらはうす
貝殻やヨットの帆をイメージした独創的なデザイン。20世紀を代表する建築。
運命
うんめい
「ジャジャジャジャーン」という冒頭の動機が「運命が扉を叩く音」と言われる。
第九
だいく
第4楽章で合唱(シラーの詩『歓喜に寄す』)が入るのが特徴。日本では年末に演奏される。
たこ焼き
たこやき
大阪名物。爪楊枝で刺して食べる。
茶
ちゃ
緑茶、紅茶、ウーロン茶は全て同じ植物から作られる(発酵度が違う)。
テニス
てにす
イギリス発祥。ウィンブルドン大会が有名。
アンネの日記
あんねのにっき
ナチス迫害下の思春期の少女の心の内を綴った記録文学。
東海道五十三次
とうかいどうごじゅうさんつぎ
江戸から京都までの宿場町の風景を描いたもの。旅ブームを巻き起こした。(重複注意だがシリーズ名として)
星の王子さま
ほしのおうじさま
「大切なものは目に見えない」という名言で知られる。世界中で翻訳されているベストセラー。
くるみ割り人形
くるみわりにんぎょう
クリスマスの夜に少女クララが人形の国を旅する物語。
オペラ座の怪人
おぺらざのかいじん
パリ・オペラ座の地下に住む怪人と歌姫クリスティーヌの悲恋を描く。
春の祭典
はるのさいてん
原始的なリズムと不協和音が特徴。初演時には観客が暴動を起こすほどの大騒ぎになった。
富嶽三十六景
ふがくさんじゅうろっけい
様々な場所から見た富士山を描いたもの。「神奈川沖浪裏(大波)」が世界的に有名。
トランペット
とらんぺっと
華やかで力強い音が出る。ジャズやファンファーレで活躍する。
津田梅子
つだうめこ
日本初の女子留学生の一人。女子英学塾(現在の津田塾大学)を創設し、女性教育に尽力した。
うどん
うどん
香川県の讃岐うどんが有名。温かいだしで食べたり、冷やして食べたりする。
バレンタインデー
ばれんたいんでー
日本では女性から男性へチョコレートを贈る習慣があるが、海外では男女間で花などを贈る。
バイオリン
ばいおりん
4本の弦を弓で擦って音を出す。オーケストラの中心的な存在。
バレーボール
ばれーぼーる
ボールを落とさずに繋ぐのが特徴。6人で行う。
白
しろ
すべての光を反射する色。純潔や無垢を象徴する。
風神雷神図
ふうじんらいじんず
風袋を持つ風神と、太鼓を持つ雷神が対になって描かれている。琳派の傑作。
冬
ふゆ
12月から2月頃。雪が降り、年末年始の行事がある。
黄色
きいろ
注意を促す色として使われる。明るく元気なイメージ。
ヨーグルト
よーぐると
腸内環境を整える効果がある。ブルガリアヨーグルトが有名。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
きんぐぼくし
キング牧師は、アメリカの黒人解放運動の指導者。非暴力主義を貫き、公民権運動を率いた。「I Have a Dream(私には夢がある)」の演説はあまりにも有名。
ヘレン・ケラー
へれんけらー
ヘレン・ケラーは、アメリカの教育家・社会福祉活動家。幼少期に視覚と聴覚を失ったが、サリバン先生の指導により「言葉」を理解した(奇跡の人)。
マザー・テレサ
まざーてれさ
マザー・テレサは、カトリック教会の修道女。インドのカルカッタで「死を待つ人々の家」を開設し、貧しい人や病人の救済に生涯を捧げた。ノーベル平和賞受賞。
アイザック・ニュートン
にゅーとん
ニュートンは、イギリスの物理学者・数学者。万有引力の法則、運動の三法則、微積分法を発見し、近代物理学の基礎を築いた。
ガリレオ・ガリレイ
がりれおがりれい
ガリレオ・ガリレイは、イタリアの物理学者・天文学者。望遠鏡で木星の衛星などを発見し、地動説を唱えたが、宗教裁判で有罪とされた。「それでも地球は動いている」。
マゼラン
まぜらん
マゼランは、ポルトガルの探検家。スペインの艦隊を率いて史上初の世界一周航海を行った(本人はフィリピンで戦死、部下が達成)。地球が丸いことを実証した。
ミケランジェロ
みけらんじぇろ
ミケランジェロは、ルネサンス期のイタリアの彫刻家・画家・建築家。『ダヴィデ像』やシスティーナ礼拝堂の『最後の審判』で知られる。「神のごときミケランジェロ」。
宗教改革
しゅうきょうかいかく
宗教改革とは、16世紀にルターやカルヴァンが、カトリック教会の腐敗を批判して起こしたキリスト教の改革運動。プロテスタント(新教)が誕生した。
エッフェル塔
えっふぇるとう
エッフェル塔は、パリのシャン・ド・マルス公園にある鉄塔。1889年のパリ万博に合わせて建設された。当時は「鉄の塊」と批判されたが、現在はパリのシンボル。
サグラダ・ファミリア
さぐらだふぁみりあ
サグラダ・ファミリア(聖家族教会)は、スペインのバルセロナにある教会。ガウディの未完の傑作として知られ、現在も建設が続いている。
徳川家康
とくがわいえやす
徳川家康は、戦国時代の武将で、江戸幕府の初代将軍。関ヶ原の戦いに勝利し、260年以上続く平和な江戸時代の基礎を築いた。「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」。
豊臣秀吉
とよとみひでよし
豊臣秀吉は、戦国時代の武将。農民の子から信長の家来となり、信長の死後、天下統一を成し遂げた。「太閤検地」や「刀狩」を行い、兵農分離を進めた。
パブロ・ピカソ
ぱぶろぴかそ
パブロ・ピカソは、20世紀最大の画家の一人。キュビズムを創始し、青の時代、バラ色の時代など、作風を常に変化させながら膨大な数の作品を残した。『ゲルニカ』が有名。
アンリ・マティス
あんりまてぃす
アンリ・マティスは、20世紀フランスの画家。フォーヴィスム(野獣派)のリーダー。「色彩の魔術師」と呼ばれ、大胆な原色の使用と単純化された形態が特徴。『ダンス』などが代表作。
レクイエム
れくいえむ
レクイエム(鎮魂歌)とは、死者の安息を祈るためのカトリック教会の典礼音楽。「怒りの日」などを含む。モーツァルトやヴェルディの作品が有名。
オペラ
おぺら
オペラ(歌劇)とは、音楽、演劇、美術が融合した総合芸術。歌手が役を演じながら、オーケストラの伴奏に乗せてセリフを歌う。イタリアで誕生した。
ソナタ
そなた
ソナタとは、器楽曲の形式の一つ。特に「ソナタ形式(提示部・展開部・再現部)」で作られた第1楽章を持つ、ピアノやヴァイオリンのための多楽章の曲。
交響曲
こうきょうきょく
交響曲(シンフォニー)とは、管弦楽(オーケストラ)によって演奏される多楽章(通常4楽章)からなる大規模な楽曲。ベートーヴェンの『運命』や『第九』が有名。
ロマン派音楽
ろまんはおんがく
ロマン派音楽は、19世紀の音楽様式。個人の感情や幻想的な世界を重視し、表現の幅を広げた。ショパン、シューベルト、リスト、ワーグナーなどが活躍。
ディオニュソス
でぃおにゅそす
ディオニュソス(バッカス)は、ギリシャ神話の豊穣とブドウ酒、陶酔の神。理性的なアポロンと対比され、熱狂的で非合理的な生命力を象徴する。
ヘパイストス
へぱいすとす
ヘパイストスは、ギリシャ神話の炎と鍛冶の神。職人技に優れ、神々の武器や道具を作る。外見は醜いが、美の女神アフロディーテを妻とした。
ヘルメス
へるめす
ヘルメスは、ギリシャ神話の伝令神。旅人、商人、泥棒の守護神。翼の生えたサンダルを履き、神々の間を飛び回る。トリックスター的な性格を持つ。
ハデス
はです
ハデスは、ギリシャ神話の冥界(死者の国)の王。ゼウスの兄。オリュンポス十二神には含まれないことが多い。姿を消せる兜を持つ。
ポセイドン
ぽせいどん
ポセイドンは、ギリシャ神話の海と地震を司る神。ゼウスの兄。三叉の矛(トライデント)を持ち、海を荒らしたり鎮めたりする。気性が激しい。
ヘラ
へら
ヘラは、ギリシャ神話の女神で、最高神ゼウスの正妻。結婚と母性、貞節を司る。ゼウスの浮気に激しく嫉妬し、愛人や子供たちに過酷な試練を与える逸話が多い。
ゼウス
ぜうす
ゼウスは、ギリシャ神話の最高神。オリュンポス十二神の主神。全知全能の存在で、雷(ケラウノス)を武器とする。非常に好色で、多くの神や英雄の父となった。
守破離
しゅはり
守破離とは、武道や芸道の修行における段階を示した言葉。「守」は師の教えを忠実に守る、「破」は教えを破り応用する、「離」は教えから離れて独自の境地を開くこと。
間
ま
間(ま)とは、日本文化における独特の時間的・空間的な「余白」のこと。音のない静寂や、描かれていない空間に意味や美を感じ取る感性。
侘び寂び
わびさび
侘び寂びとは、日本の美意識の一つ。「侘び」は質素で静かなものに美を見出す心、「寂び」は時間の経過による古びた趣や儚さに美を感じる心。茶道や俳諧の精神的支柱。
短歌
たんか
短歌は、五・七・五・七・七の三十一音からなる日本の定型詩。古くは和歌と呼ばれた。自分の感情や情景をリズムに乗せて表現する。俵万智『サラダ記念日』などで現代でも親しまれている。
落語
らくご
落語は、江戸時代に成立した日本の話芸。座布団に座った一人の演者が、扇子と手ぬぐいだけを小道具に使い、身振り手振りと声色だけで何役も演じ分け、最後に「落ち(サゲ)」をつけて話を結ぶ。
南総里見八犬伝
なんそうさとみはっけんでん
南総里見八犬伝は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって書かれた長編伝奇小説。「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の珠を持つ8人の剣士(八犬士)の活躍を描く勧善懲悪の物語。
奥の細道
おくのほそみち
奥の細道は、江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉による紀行文。江戸から東北、北陸を巡り、岐阜の大垣に至る旅の中で詠んだ名句と文章で構成される。
徒然草
つれづれぐさ
徒然草は、鎌倉時代末期に兼好法師(吉田兼好)によって書かれた随筆。人生訓、世相批判、美意識などを、無常観を基調にしつつ軽妙な筆致で綴った。
方丈記
ほうじょうき
方丈記は、鎌倉時代初期に鴨長明によって書かれた随筆。『徒然草』と並ぶ隠者文学の傑作。災害や乱世の無常(諸行無常)と、隠遁生活の閑寂を記した。
枕草子
まくらのそうし
枕草子は、平安時代中期に清少納言によって書かれた随筆。「春はあけぼの」で始まる章段が有名。鋭い観察眼と知性で、宮廷生活や自然の美しさを描いた。
源氏物語
げんじものがたり
源氏物語は、平安時代中期に紫式部によって書かれた長編小説。主人公・光源氏の恋愛遍歴と栄枯盛衰を描く。「世界最古の長編小説」とも言われる。
万葉集
まんようしゅう
万葉集は、奈良時代末期に成立した現存最古の和歌集。天皇から庶民まで幅広い作者の歌が収められている。素朴で力強い「ますらおぶり」の歌風が特徴。元号「令和」の出典。
新古今和歌集
しんこきんわかしゅう
新古今和歌集は、鎌倉時代初期に後鳥羽上皇の命で編纂された勅撰和歌集。藤原定家らが選者。絵画的で余情を重んじる「幽玄」の世界観が特徴。
古今和歌集
こきんわかしゅう
古今和歌集は、平安時代初期に醍醐天皇の命により編纂された、最初の勅撰和歌集。紀貫之らが選者。優美で繊細な「たおやめぶり」の歌風が特徴。
プロレタリア文学
ぷろれたりあぶんがく
プロレタリア文学とは、労働者階級(プロレタリアート)の悲惨な生活や、資本家による搾取、階級闘争を描いた文学。小林多喜二『蟹工船』が代表作。
新感覚派
しんかんかくは
新感覚派とは、大正末期から昭和初期にかけて、川端康成や横光利一らが起こした文学運動。従来のリアリズムを排し、現代的で鋭敏な感覚的表現や擬人法などを多用した。
白樺派
しらかばは
白樺派とは、雑誌『白樺』を中心とした文学グループ。武者小路実篤や志賀直哉などが所属。理想主義、人道主義を掲げ、個人の自己実現を肯定した。
自然主義
しぜんしゅぎ
自然主義とは、人間や社会の現実をその美醜にかかわらず、科学的・客観的にありのまま描写しようとする文学運動。日本では田山花袋『蒲団』など、自己の告白に重きを置く独自の発展を遂げた。
ロマン主義
ろまんしゅぎ
ロマン主義とは、18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで広まった芸術・文学運動。理性を重んじる古典主義に反発し、個人の感情や自由、情熱、神秘的なものを重視した。
2・26事件
にーにーろくじけん
2・26事件とは、1936年(昭和11年)2月26日、陸軍の皇道派青年将校らがクーデター未遂を起こし、大臣らを殺害した事件。これ以降、軍部の政治への発言力が決定的となった。
大正デモクラシー
たいしょうでもくらしー
大正デモクラシーとは、大正時代に高揚した、民主主義的・自由主義的な風潮や運動のこと。普通選挙法の成立や政党内閣の実現などが成果として挙げられる。
財閥
ざいばつ
財閥とは、一族の閉鎖的な所有・支配のもと、多角的な事業を展開する巨大企業グループ。戦前の三井・三菱・住友・安田(四大財閥)などが有名。戦後のGHQにより解体されたが、後に企業グループとして再集結した。
自由民権運動
じゆうみんけんうんどう
自由民権運動とは、明治時代に、藩閥政治に反対して、国会の開設や憲法の制定、言論の自由などを求めて行われた政治運動。板垣退助らが主導した。
西南戦争
せいなんせんそう
西南戦争とは、1877年、西郷隆盛を指導者として九州の士族が起こした、明治最大にして最後の士族反乱。政府軍に敗れ、武力による反乱の時代は終わった。
廃藩置県
はいはんちけん
廃藩置県とは、1871年、明治政府が全国の藩を廃止して県を置き、中央から知事を派遣して治めさせた改革。これにより中央集権体制が完成し、封建制度が終わりを告げた。
尊王攘夷
そんのうじょうい
尊王攘夷(尊攘)とは、幕末に流行した思想。「天皇を尊び(尊王)、外敵を打ち払う(攘夷)」という考え方。倒幕運動の原動力となった。
応仁の乱
おうにんのらん
応仁の乱とは、室町時代後期に、将軍の跡目争いや守護大名の対立から京都で11年間続いた大乱。京都は焼け野原となり、幕府の権威は失墜し、戦国時代へと突入した。
建武の新政
けんむのしんせい
建武の新政とは、鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇が行った天皇親政のこと。「二条河原の落書」で批判されるなど混乱が続き、足利尊氏の離反によりわずか数年で崩壊した。
承久の乱
じょうきゅうのらん
承久の乱とは、1221年、後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒して朝廷の権力を回復しようとして挙兵し、北条泰時率いる幕府軍に敗れた事件。これにより幕府の全国支配が確立した。
源平合戦
げんぺいかっせん
源平合戦(治承・寿永の乱)とは、平安時代末期に、源氏と平家が覇権を争った内乱。源頼朝・義経らが平清盛の一族を壇ノ浦で滅ぼし、鎌倉幕府の成立につながった。
大化の改新
たいかのかいしん
大化の改新とは、645年の乙巳の変(蘇我入鹿の暗殺)に始まる一連の政治改革。公地公民制を導入し、天皇中心の中央集権国家の建設を目指した。
ニューディール政策
にゅーでぃーるせいさく
ニューディール政策(新規まき直し)とは、世界恐慌に対してアメリカのF.ローズベルト大統領が行った政策。公共事業(TVAなど)による雇用創出や、労働者の保護など、政府が経済に積極的に介入した。
ベルサイユ条約
べるさいゆじょうやく
ベルサイユ条約とは、第一次世界大戦の講和条約(1919年)。ドイツに莫大な賠償金を課し、領土を縮小させた。この過酷な条件が、後のナチスの台頭と第二次世界大戦の遠因となった。
ナポレオン法典
なぽれおんほうてん
ナポレオン法典(フランス民法典)とは、ナポレオンが制定した近代的な民法典。法の前の平等、私有財産の不可侵、契約の自由などを定め、世界各国の民法の模範となった。
ウェストファリア条約
うぇすとふぁりあじょうやく
ウェストファリア条約とは、三十年戦争の講和条約(1648年)。主権国家の概念や信教の自由が認められ、神聖ローマ帝国の実質的な解体と、近代国際法秩序(ウェストファリア体制)の出発点となった。
薔薇戦争
ばらせんそう
薔薇戦争とは、中世イギリスで王位継承を巡ってランカスター家(赤薔薇)とヨーク家(白薔薇)が争った内乱。最終的にテューダー朝が開かれ、絶対王政への道が開かれた。
パクス・ロマーナ
ぱくすろまーな
パクス・ロマーナ(ローマの平和)とは、ローマ帝国の最盛期(五賢帝時代など)における約200年間の平和と繁栄の時代のこと。領土は最大となり、交通網や法整備が進んだ。
ポエニ戦争
ぽえにせんそう
ポエニ戦争とは、共和政ローマとカルタゴとの間で3回にわたって行われた地中海の覇権を巡る戦争。名将ハンニバルのアルプス越えや、カルタゴの滅亡で知られる。
食品サンプル
しょくひんさんぷる
食品サンプルとは、飲食店の店頭に飾られる、料理を本物そっくりに再現した模型。蝋や樹脂で作られる。日本独自の販促ツールであり、その精巧さは芸術的評価も高く、外国人観光客の土産としても人気がある。
銭湯
せんとう
銭湯とは、料金を支払って入浴する日本の公衆浴場。高い天井、富士山のペンキ絵、番台などが特徴。家庭風呂の普及で減少したが、地域コミュニティの場やレトロな文化として再評価されている。
特撮
とくさつ
特撮(特殊撮影)とは、ミニチュア、着ぐるみ、CGなどの特殊技術を用いて撮影された映像作品、またはそのジャンル(仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラなど)のこと。日本のお家芸とされる。
空手
からて
空手(空手道)とは、琉球王国(沖縄)で発祥した徒手空拳の武道。突き、蹴り、受けなどの技を使う。「型」と「組手」がある。東京オリンピックで正式種目に採用された。
剣道
けんどう
剣道とは、日本刀による剣術を競技化した武道。防具を着用し、竹刀を用いて面、小手、胴、突きを打突し合う。「気・剣・体の一致」が求められる。
柔道
じゅうどう
柔道とは、嘉納治五郎が古流柔術を元に創始した日本の武道。「精力善用」「自他共栄」を理念とし、心身の鍛錬を目的とする。オリンピック種目として世界中に普及している。
和歌
わか
和歌とは、日本固有の形式の詩歌の総称。特に五・七・五・七・七の31音で詠む「短歌」を指すことが多い。『万葉集』や『古今和歌集』など、千年以上の歴史を持つ。貴族の教養や恋愛の手段として重視された。
川柳
せんりゅう
川柳とは、五・七・五の17音で詠む定型詩だが、俳句と違って季語や切れ字の約束事がなく、口語(話し言葉)で自由な内容を詠むもの。人間模様や社会風刺、ユーモア(おかしみ)をテーマにすることが多い。
華道
かどう
華道(生け花)とは、草花や樹木を器に飾り、その美しさや生命力を表現する日本の伝統芸術。空間のバランスや季節感を重視する。池坊、草月流、小原流などの流派がある。
茶道
さどう
茶道(茶の湯)とは、単に抹茶を点てて飲むだけでなく、おもてなしの精神、道具の美、空間(茶室)の演出などを統合した日本の伝統文化。千利休によって「和敬清寂」の精神として大成された。
人間国宝
にんげんこくほう
人間国宝(重要無形文化財保持者)とは、演劇、音楽、工芸技術などの無形文化財において、高度な技術(わざ)を体得している個人として認定された人の通称。その技術の保存と伝承が期待される。
世界遺産
せかいいさん
世界遺産とは、人類共通の財産として後世に残すべき、顕著な普遍的価値を持つ遺跡や自然のこと。ユネスコの世界遺産条約に基づいて登録される。「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類がある。
ミニマリズム
みにまりずむ
ミニマリズムとは、装飾や無駄を極限まで削ぎ落とし、必要最小限の要素だけで表現しようとするスタイル。美術、建築、音楽、ライフスタイル(持たない暮らし)など幅広い分野に広まった。
モダニズム
もだにずむ
モダニズム(近代主義)とは、19世紀末から20世紀にかけて起こった、伝統的な装飾を排し、機能性や合理性を追求する芸術・建築運動。「形態は機能に従う」というスローガンが有名。
ルネサンス三大巨匠
るねさんすさんだいきょしょう
ルネサンス三大巨匠とは、イタリア・ルネサンス盛期に活躍した3人の天才芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロのこと。彼らの作品は西洋美術の頂点とされる。
フレスコ画
ふれすこが
フレスコ画とは、壁に漆喰を塗り、それが乾ききらない(フレッシュな)うちに水で溶いた顔料で描く絵画技法。顔料が壁と一体化するため保存性が高い。ミケランジェロの「最後の審判」などが有名。
狂言
きょうげん
狂言とは、能と同じく「能楽」に含まれる日本の伝統芸能。能がシリアスな悲劇中心であるのに対し、狂言は日常的な出来事を題材にしたコミカルな喜劇(セリフ劇)である。能の合間に演じられることが多い。
ヒップホップ
ひっぷほっぷ
ヒップホップとは、1970年代にニューヨークのブロンクスで生まれたストリートカルチャー。「ラップ」「DJ」「ブレイクダンス」「グラフィティ」の4大要素からなる。社会問題や自己表現をリズミカルな言葉で語る。
ジャズ
じゃず
ジャズとは、19世紀末から20世紀初頭にアメリカ・ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人のコミュニティで生まれた音楽ジャンル。スウィング(独特のリズム)や、即興演奏(インプロビゼーション)を最大の特徴とする。
五味五色
ごみごしょく
五味五色とは、和食や中華料理における基本概念。五味(甘・酸・辛・苦・鹹)と五色(青・赤・黄・白・黒)をバランスよく取り入れることで、見た目も美しく、栄養的にも優れた食事になるとされる。
懐石料理
かいせきりょうり
懐石料理とは、茶道において、お茶を美味しく飲むために出される軽い食事のこと。現在では、豪華な会席料理(宴会料理)と混同されがちだが、本来は「一汁三菜」を基本とする質素で趣のある料理。
精進料理
しょうじんりょうり
精進料理とは、仏教の戒律(殺生禁止)に基づき、肉や魚を使わず、野菜、豆類、穀物などの植物性食品のみで作られる料理のこと。禅宗と共に発展し、和食の原点の一つとなった。
分子ガストロノミー
ぶんしがすとろのみー
分子ガストロノミー(分子美食学)とは、調理の過程を科学的(物理的・化学的)に解析し、新しい食感や味を作り出そうとする料理法のこと。泡やゲル化などを駆使した前衛的な料理が多い。
ジビエ
じびえ
ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生鳥獣の肉のこと。シカ、イノシシ、ウサギ、カモなどがある。独特の風味があり、フランス料理では高級食材として扱われる。日本では害獣対策の副産物としても注目されている。
ミシュランガイド
みしゅらんがいど
ミシュランガイドとは、フランスのタイヤメーカー・ミシュランが出版しているレストランやホテルの格付けガイドブック。星の数(三つ星など)で評価するシステムは世界的に権威がある。元々はドライブを促進するためのガイドだった。
ソムリエ
そむりえ
ソムリエとは、レストランなどで客の要望や料理に合わせてワインを選定・提供する専門給仕人のこと。広義には、野菜ソムリエや温泉ソムリエなど、特定分野の専門知識を持つ人を指すこともある。
メイラード反応
めいらーどはんのう
メイラード反応とは、加熱によって糖とアミノ酸が反応し、褐色物質(メラノイジン)と香ばしい風味を生成する化学反応のこと。パンの焼き色、焼いた肉の香ばしさ、コーヒーの焙煎などは、この反応によるもの。
百年戦争
ひゃくねんせんそう
百年戦争とは、1337年から1453年まで断続的に続いた、フランスの王位継承権と領土を巡るイングランドとフランスの戦争。ジャンヌ・ダルクの活躍によりフランスが勝利し、両国の国民国家としての意識が形成された。
五カ年計画
ごかねんけいかく
五カ年計画とは、旧ソ連などの社会主義国で行われた、国家主導の計画経済のこと。5年間ごとの生産目標などを定め、重工業化や農業の集団化を強制的に推し進めた。スターリンによる第一次五カ年計画が有名。
ラッダイト運動
らっだいとうんどう
ラッダイト運動(機械打ちこわし運動)とは、19世紀初頭の産業革命期のイギリスで起こった、労働者による抗議運動。機械の導入によって失業や賃下げが起こると恐れた職人たちが、工場に押し入り機械を破壊した。
モンロー主義
もんろーしゅぎ
モンロー主義とは、1823年にアメリカのモンロー大統領が表明した外交原則。「アメリカ大陸とヨーロッパは相互に干渉しない」という孤立主義(非干渉主義)の考え方。後に、中南米をアメリカの勢力圏とみなす解釈へと変質していった。
欧州連合
いーゆー
EU(欧州連合)とは、ヨーロッパ諸国が政治的・経済的な統合を目指して結成した地域統合体。1993年のマーストリヒト条約により発足。人、物、サービス、資本の移動の自由や、共通通貨ユーロの導入などを実現している。
ファシズム
ふぁしずむ
ファシズムとは、第一次大戦後のイタリア(ムッソリーニ)やドイツ(ヒトラー)で台頭した、全体主義的な政治体制。議会制民主主義や自由主義を否定し、独裁者への絶対服従、暴力による反対派の弾圧、極端なナショナリズムを特徴とする。
プロテスタンティズム
ぷろてすたんてぃずむ
プロテスタンティズムとは、16世紀の宗教改革によってカトリック教会から分離したキリスト教の諸派(プロテスタント)の総称、およびその精神。ルターやカルヴァンが主導した。聖書中心主義や万人祭司主義を特徴とする。
三角貿易
さんかくぼうえき
三角貿易とは、17〜18世紀にかけて、イギリス(ヨーロッパ)、西アフリカ、アメリカ大陸(西インド諸島)の3地域を結んで行われた貿易。イギリスから武器・雑貨をアフリカへ、アフリカから奴隷をアメリカへ、アメリカから砂糖・綿花をイギリスへ運んだ。
高度経済成長
こうどけいざいせいちょう
高度経済成長とは、1955年から1973年頃にかけて、日本経済が年平均10%以上の驚異的な成長を遂げた時期のこと。「もはや戦後ではない」と宣言され、三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)の普及、新幹線の開通、東京オリンピック開催などがあり、世界第2位の経済大国となった。
財閥解体
ざいばつかいたい
財閥解体とは、第二次世界大戦後、GHQの指令により行われた、三井・三菱・住友・安田などの財閥(巨大企業グループ)を解体する政策。経済の民主化と軍国主義の温床除去を目的としたが、後に逆コース(再結集)も見られた。
富国強兵
ふこくきょうへい
富国強兵とは、明治時代の国家目標を表すスローガン。「国を豊かにし(経済発展)、兵を強くする(軍事力強化)」こと。欧米列強に対抗し、不平等条約を改正するために、殖産興業や軍制改革が推進された。
地租改正
ちそかいせい
地租改正とは、明治政府が行った税制改革。土地の所有者に地券を発行し、豊凶にかかわらず地価の3%(後に2.5%)を現金で納税(地租)させた。政府の財政基盤を安定させる目的があったが、農民の負担は依然として重かった。
刀狩
かたながり
刀狩とは、豊臣秀吉が農民や寺社から武器(刀、弓、槍、鉄砲など)を没収した政策のこと。農民の一揆を防ぐとともに、兵農分離(武士と農民の身分区分)を推し進める目的があった。
楽市・楽座
らくいちらくざ
楽市・楽座とは、織田信長や豊臣秀吉が行った経済政策。既得権益を持つ同業者組合(座)を廃止し、市場税を免除することで、誰でも自由に商売ができるようにした(自由競争の促進)。商工業の発展と都市の繁栄をもたらした。
元寇
げんこう
元寇とは、鎌倉時代中期に、モンゴル帝国(元)とその属国である高麗の連合軍が、二度にわたり日本(北九州)に侵攻してきた事件。文永の役と弘安の役。暴風雨(神風)や武士の奮戦により、元軍は撤退した。
御成敗式目
ごせいばいしきもく
御成敗式目(貞永式目)とは、1232年に鎌倉幕府執権の北条泰時が定めた、日本初の武家法である。武士社会の慣習や道徳を明文化したもので、裁判の公平な基準となった。後世の武家法にも大きな影響を与えた。
鎌倉幕府
かまくらばくふ
鎌倉幕府とは、1185年頃(諸説あり)に源頼朝が鎌倉に開いた、日本初の武家政権である。朝廷から独立した統治機構を持ち、御恩と奉公という封建的主従関係によって武士を統率した。
遣唐使
けんとうし
遣唐使とは、7世紀から9世紀にかけて、日本が中国の唐に派遣した公式使節団のこと。先進的な政治制度、仏教、文化、技術などを学び、日本に持ち帰ることで、天平文化などの発展に大きく貢献した。
律令制
りつりょうせい
律令制とは、中国(唐)の法体系にならって制定された、「律(刑法)」と「令(行政法・民法)」に基づく政治体制のこと。日本でも大宝律令(701年)により完成し、天皇を頂点とする中央集権的な官僚機構が整備された。
ガンビット
がんびっと
ガンビットとは、チェスの序盤戦において、ポーン(歩兵)などの駒を犠牲にすることで、局面の優位を得ようとする戦術のこと。転じて、交渉や議論における「捨て駒」や「切り出し」の策を指す。
詰将棋
つめしょうぎ
詰将棋とは、将棋のルールを用いたパズル。王手の連続で、相手の玉を詰ませる(逃げ場をなくす)手順を考えるもの。終盤力のトレーニングとして重要。
eスポーツ
いーすぽーつ
eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とは、ビデオゲームを競技(スポーツ)として捉え、対戦を行うこと。プロゲーマーによる高額賞金の大会や、オリンピック種目への採用検討など、世界的に市場が拡大している。
貞観政要
じょうがんせいよう
『貞観政要』とは、唐の太宗(李世民)と臣下たちとの問答を記録した書物。「貞観の治」と呼ばれる善政の要諦が記されており、古来より日本や中国で帝王学の教科書として読み継がれてきた。リーダーシップ論の名著。
帝王学
ていおうがく
帝王学とは、王家や伝統ある家系において、跡継ぎとなる人物に幼少期から施される、リーダーとしての心構えや統率力、教養を身につけさせるための特別教育のこと。『貞観政要』などが教科書として用いられた。
朕は国家なり
ちんはこっかなり
「朕は国家なり」とは、フランス王ルイ14世が発したとされる言葉で、絶対王政(王権神授説)の絶頂期を象徴するフレーズ。国家の主権は国王個人にあるという考え方を示す。
賽は投げられた
さいはなげられた
「賽は投げられた(Alea jacta est)」とは、カエサルがルビコン川を渡ってローマに進軍する際に発したとされる言葉。後戻りできない重大な決断を下し、運命を天に任せて行動を開始することのたとえ。
焚書坑儒
ふんしょこうじゅ
焚書坑儒とは、秦の始皇帝が行った思想弾圧のこと。実用書以外の書物を焼き捨て(焚書)、批判的な儒学者を穴埋めにして殺した(坑儒)。
NFTアート
えぬえふてぃーあーと
NFTアートとは、ブロックチェーン技術を用いて「唯一無二の本物であること」が証明されたデジタルアート作品のこと。コピーが容易なデジタルデータに資産価値を持たせることを可能にした。
サーガ
さーが
サーガとは、中世アイスランドで成立した散文による伝承文学のこと。転じて、一族の歴史や国家の盛衰を描いた壮大な大河小説や、ファンタジーのシリーズ作品を指す。
少欲知足
しょうよくちそく
少欲知足とは、欲を少なくして、今の状態で十分に満ち足りていると知ること。仏教における幸福の秘訣とされる。
トラスト
とらすと
トラスト(企業合同)とは、同一産業の複数の企業が、市場の独占を目的に合併したり、持株会社を作って一体化したりすること。
袖振り合うも多生の縁
そでふりあうもたしょうのえん
袖振り合うも多生の縁とは、道で知らない人と袖が触れ合うような些細なことも、偶然ではなく、前世(多生)からの深い因縁によるものだということ。人と人との縁の不思議さ、尊さを説き、あらゆる出会いを大切にすべきだという教訓。「他生の縁」と書くのは誤りで、何度も生まれ変わる「多生」が正しい。
ミーム
みーむ
ミームとは、人から人へと模倣によって伝達・複製されていく文化情報の単位。リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』で提唱した概念。遺伝子(Gene)になぞらえた造語。現代では特に、ネット上で爆発的に拡散・改変され流行する画像、動画、フレーズなどを「インターネット・ミーム」と呼ぶ。
韓信の股くぐり
かんしんのまたくぐり
韓信の股くぐりとは、将来に大志を抱く者は、目前の些細な恥辱もじっと我慢して耐えるべきだという教え。漢の三傑の一人・韓信が、若い頃に町の若者に絡まれた際、剣を抜いて戦わず、相手の股をくぐってその場をやり過ごし、後に大将軍になったという故事に由来する。
下克上
げこくじょう
下克上(下剋上)とは、下の者が上の者を実力で倒し、その地位を奪い取ること。日本の戦国時代の特徴的な風潮。現代では、スポーツで格下のチームが強豪チームに勝つ「ジャイアントキリング」や、平社員が実力で上司を追い抜いて出世すること、新興ベンチャーが大企業を打ち負かすことなどを指して使われる。
諸子百家
しょしひゃっか
諸子百家(しょしひゃっか)とは、中国の春秋戦国時代に現れた、多くの学者や学派の総称。「諸子」は孔子や老子などの多くの先生たち、「百家」は多くの学派を意味する。混乱した世の中をどのように治めるべきか、政治や道徳について様々な思想が説かれ、中国思想の黄金時代を築いた。
死亡フラグ
しぼうふらぐ
死亡フラグとは、映画、漫画、アニメなどの物語において、登場人物が死ぬ直前にとりがちな典型的な言動やシチュエーションのこと。「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」「ここは俺に任せて先に行け」などが有名。転じて、現実世界で失敗や不運を予感させるような状況を指して「○○フラグが立った」と使うこともある。
和をもって貴しとなす
わをもってとうとしとなす
和をもって貴しとなすとは、聖徳太子が定めた「十七条憲法」の第一条に出てくる言葉で、人々が調和し、争いを起こさないことが何よりも尊いことであるという教え。単に仲良くするだけでなく、しっかりと議論を尽くして納得の上で強力することも含意しているとされる。日本的な集団主義やチームワークの精神的支柱となっている言葉。
天下統一
てんかとういつ
天下統一とは、戦乱の世を平定し、国全体を一つの支配下に置くこと。日本の戦国時代において、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑が目指し、成し遂げた偉業として有名。ビジネスにおいては、ある市場(マーケット)で圧倒的なシェアを獲得し、独占的な地位を築くことの比喩として使われることもある(「業界の天下統一を果たす」)。
曼荼羅
まんだら
曼荼羅(マンダラ)とは、密教において、悟りの世界や仏の教えを、多数の仏像やシンボルを図形的に配置して描いた絵画のこと。宇宙の真理そのものを視覚化したものとされる。中心から四方に広がる幾何学的な模様が特徴。
未来永劫
みらいえいごう
未来永劫(みらいえいごう)とは、これから先の果てしなく長い時間のこと。永遠に。「永劫」は仏教用語で、天女が岩を羽衣で撫でて消滅させるほどの極めて長い時間(劫)を表す。未来にわたってずっと変わらないことを誓ったり、あるいは苦しみが続くことを嘆いたりする際に使われる。
涅槃
ねはん
涅槃(ニルヴァーナ)とは、仏教における悟りの境地のこと。煩悩(欲望や執着)の炎が吹き消され、苦しみから完全に解放された安らぎの状態。また、釈迦の死(入滅)を指すこともある(一般的には「死ぬこと」の婉曲表現としても使われる)。
三位一体
さんみいったい
三位一体(さんみいったい)とは、三つのものが一つになって、本質的に区別できないこと。また、三者が心を合わせて協力すること。「三位」は父(神)、子(キリスト)、聖霊のこと。「位(ペルソナ)」は三つだが、本質(神性)は同一であるというキリスト教の教義に由来する。
大航海時代
だいこうかいじだい
15世紀半ばから17世紀半ばにかけて、ヨーロッパ諸国が新航路開拓と海外進出を大規模に行った歴史的期間であり、地理的知識の拡大、地球規模の交易網の形成(グローバリゼーションの萌芽)、そしてポルトガルとスペインによる広大な植民地帝国の築造を特徴とする。この時代は、経済的繁栄とキリスト教布教の動機に支えられた一方で、到達地における先住民文明の破壊と奴隷貿易の開始という、負の側面も内包している。
安芸国
あきのくに
安芸国(あきのくに)は、古代日本の令制国の一つで、山陽道に属した。現在の広島県西半部、特に広島市、呉市、廿日市市を中心とする地域に相当する。古くから瀬戸内海の交通の要衝であり、厳島神社を擁する宗教的中心地として栄えた。戦国時代には毛利氏がこの地を拠点として勢力を拡大し、中国地方の統一を果たす礎を築いた。別称は芸州(げいしゅう)であり、近世以降は広島藩の中心地として発展した歴史を持つ。
アルハンブラ宮殿
あるはんぶらきゅうでん
アルハンブラ宮殿(Alhambra)は、スペイン南部アンダルシア地方のグラナダ市に位置する、中世ナスル朝時代に築かれた大規模な宮殿・城塞複合体である。イベリア半島におけるイスラム支配(アル=アンダルス)の最後の拠点を象徴し、13世紀から14世紀にかけて増改築された。イスラム建築の美学である繊細なスタッコ装飾(アラベスク)、巧みな水の利用、そして幾何学的な構造美が融合した最高傑作と広く評価されており、1984年にユネスコ世界遺産に登録された。その文化的・歴史的価値は極めて高い。
アレゴリー
あれごりー
アレゴリー(寓意、allegory)とは、抽象的な概念や倫理的な教訓、または歴史上の特定の出来事を、表面的な物語や具体的な事物、あるいは擬人化された登場人物によって間接的かつ複合的に表現する修辞技法である。この技法は、伝えたい真のメッセージを隠蔽し、読み手や鑑賞者に深い解釈や謎解きを要求する二重構造を持つ点が特徴であり、特に中世の宗教画や古代の寓話、近代の風刺文学において重要な表現形式として用いられてきた。
南北戦争
なんぼくせんそう
1861年から1865年にかけて、奴隷制と経済構造の対立を背景にアメリカ合衆国(北部)とアメリカ連合国(南部)の間で戦われた内戦である。約62万人という甚大な犠牲を出し、合衆国の分裂を回避するとともに奴隷制を法的に廃止させた。この戦争は、アメリカの工業化を加速させ、世界的な大国としての地位を確立する決定的な契機となった歴史上最も重要な紛争の一つである。
アンネ・フランク
あんねふらんく
アンネ・フランク(Anne Frank, 1929-1945)は、第二次世界大戦下のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害(ホロコースト)の犠牲となったドイツ出身の少女である。彼女がオランダのアムステルダムの隠れ家で綴った『アンネの日記』(原題:Het Achterhuis, 隠れ家)は、単なる歴史的記録に留まらず、極限状態における思春期の少女の成長、内面の葛藤、そして人間性への希望を描いた青春文学の傑作として、世界中で広く読まれている。彼女の非業の死はホロコーストの悲劇を象徴し、そのメッセージは現代においても偏見や差別の克服、平和と人権の重要性を伝える上で極めて重要な役割を果たしている。
黒船来航
くろふねらいこう
1853年(嘉永6年)にアメリカ合衆国海軍東インド艦隊司令長官マシュー・カルブレイス・ペリーが率いる艦隊が、日本の浦賀(現・神奈川県横須賀市)に来航した国際的な事件である。この武力を背景とした外交圧力により、江戸幕府が200年以上維持してきた鎖国体制は実質的に崩壊した。黒船来航は、日本が国際社会との接触を再開し、封建社会から近代国家への道を歩み出すことになった、極めて重要な歴史的転換点として位置づけられる。
アステカ帝国
あすてかていこく
14世紀初頭から16世紀初頭にかけて、現在のメキシコ中央高原に勢力を拡大したメソアメリカ文明の軍事国家複合体である。湖上都市テノチティトランを首都とし、テスココやトラコパンとの三都市同盟を基盤に広範な領域を支配したが、その強大な軍事力と同時に、大規模な生贄儀式を行う独特な宗教観を持っていた。1521年、スペインのエルナン・コルテス率いる征服者と、彼らに呼応した周辺部族の反乱、そして天然痘の蔓延により崩壊した、後古典期メソアメリカを代表する文明である。
幕府
ばくふ
征夷大将軍を頂点とする武士階級による中央政府の名称である。日本の封建制における特殊な政治形態であり、鎌倉時代から江戸時代末期(1192年頃〜1867年)にかけて約700年間、朝廷(天皇・公家)から独立した形で実権を握り続けた。本来は将軍の陣営や私的な組織を指したが、時代を経るにつれて、鎌倉、室町、江戸の三代武家政権全体を指す包括的な概念として定着している。
バイブル
ばいぶる
バイブル(Bible)は、キリスト教の正典であり、紀元前のユダヤ教の聖典を基礎とする旧約聖書と、イエス・キリストの生涯と教えを記した新約聖書から構成される、世界史上最も影響力の大きい文献群である。また、俗語としては、特定の分野や専門領域において「絶対に読むべき基本書」「権威ある教科書」といった意味で、その分野の指針となる必読の書物を指す比喩的な用法も定着している。
ビッグブラザー
びっぐぶらざー
ジョージ・オーウェルが1949年に発表したディストピア小説『1984年』に登場する、オセアニア国の独裁的指導者の偶像。国民の自由とプライバシーを徹底的に抑圧し、思想警察による絶え間ない監視を通じて全体主義体制を維持する権力の象徴として描かれている。「ビッグブラザーが見守っている(Big Brother Is Watching You)」というスローガンが示す通り、転じて、国家や巨大企業による過剰な監視・情報管理が行われる社会状況そのものを指す用語として、現代社会の批判的議論において広く用いられている概念である。
Bizen Province (備前国)
Bizen no kuni
備前国(びぜんのくに)は、かつて日本の令制国の一つであり、現在の岡山県東部に相当する地域を指す。古来より地理的要衝として重要視され、特に中世以降は、備前刀(日本刀の最大生産地)や備前焼(日本六古窯の一つ)といった独自の文化・産業を育んだ地として知られる。律令時代には吉備国から分離独立し、近代以降の廃藩置県を経て現在の岡山県の骨格を形成するに至った。その歴史的意義と文化的貢献は極めて大きい。
戊辰戦争
ぼしんせんそう
戊辰戦争(ぼしんせんそう)は、慶応4年/明治元年(1868年)から明治2年(1869年)にかけて、新政府軍(薩摩藩・長州藩を主体とする勢力)と旧幕府勢力および奥羽越列藩同盟を中心とする諸藩との間で繰り広げられた日本最大の内戦である。この戦争は、大政奉還後の政治的主導権を巡る争いであり、旧来の封建制度(幕藩体制)を完全に崩壊させ、近代的な中央集権国家である明治政府の樹立を決定づけた、日本の歴史における最も重要な転換点の一つである。
ボストン虐殺事件
ぼすとんぎゃくさつじけん
1770年3月5日、イギリス領植民地マサチューセッツ湾直轄植民地の中心都市ボストンで発生した、イギリス軍兵士と植民地住民との衝突事件である。イギリス兵の発砲により民間人5名が死亡したが、この事件は植民地独立運動の指導者たちによって「非道な市民虐殺」として大々的に喧伝され、アメリカ独立戦争勃発に至る反英感情を決定的に高める主要なプロパガンダ要素となった。
ボストン茶会事件
ぼすとんちゃかいじけん
ボストン茶会事件(Boston Tea Party)は、1773年12月16日、北米植民地におけるイギリス本国の専横的な課税政策(茶法)に対し、マサチューセッツ湾植民地の急進的な市民が抗議の意を示すため、ボストン港に停泊中の東インド会社の所有する船舶を襲撃し、大量の積荷である紅茶を海中に投棄した直接行動である。「代表なくして課税なし」の原則を掲げる植民地側の抵抗の象徴であり、本国による懲罰的な「耐え難き諸法」の制定を招き、結果としてアメリカ独立戦争勃発の直接的な契機となった歴史的な政治的事件である。
文明開化
ぶんめいかいか
明治維新直後、特に1870年代(明治初年)を中心として、欧米諸国の技術、制度、風俗が急速に導入され、日本の社会構造や人々の生活様式が劇的に変化した現象を指す。これは、富国強兵・殖産興業を国是とした新政府による積極的な欧化政策と、それに伴う思想・文化の転換を包括的に示す概念である。単なる表面的な変化に留まらず、日本の国家体制が封建制から近代国家へと脱皮することを象徴する時代背景全体を表現する。
Buzen Province
ぶぜんのくに
豊前国(ぶぜんのくに)は、奈良時代に設置され、明治初頭まで日本の地方行政区画として機能した旧国名である。現在の福岡県東部(北九州市東部から築上郡、豊前市など)及び大分県北部(中津市、宇佐市など)に跨る地域に相当し、律令制下では西海道に属した。畿内と九州を結ぶ交通の要衝であり、古代より宇佐神宮を擁するなど文化的、宗教的に重要な役割を果たし、中世以降は小倉藩や中津藩といった有力な藩が置かれた地として知られる。
コロンブス
ころんぶす
クリストファー・コロンブス(Cristoforo Colombo、1451年頃-1506年)は、ジェノヴァ共和国出身の航海者であり、地理的知識に基づいた西回り航路の開拓を目指した人物である。スペイン女王イサベル1世の強力な支援のもと、1492年に大西洋を横断し、カリブ海域に到達。この「発見」は、ヨーロッパとアメリカ大陸間の継続的な交流の幕開けとなり、世界史における「大航海時代」を決定づける契機となった。しかしながら、彼は終生、到達地をアジアの一部だと誤認し続け、さらにその後の植民地経営においては、先住民に対する残虐行為や奴隷制度導入の責任者として、歴史的評価が二分されている。
冷戦
つめたいせんそう
第二次世界大戦終結(1945年)からソビエト連邦の崩壊(1991年)に至るまで、アメリカ合衆国を中心とする西側資本主義陣営とソ連を中心とする東側共産主義陣営の間で展開された、軍事衝突を伴わない(核戦争の危機は含みつつ)政治的・軍事的・イデオロギー的な世界的対立構造である。この対立は、代理戦争や核開発競争、宇宙開発競争など多岐にわたる分野で繰り広げられ、国際社会の動向を約半世紀にわたり規定した。
ウィーン会議
うぃーんかいぎ
ナポレオン戦争終結後の1814年9月から1815年6月にかけて、オーストリア帝国の首都ウィーンで開催された、ヨーロッパの国際秩序再建を目的とした歴史的な国際会議である。フランス革命によって崩壊した旧体制の復活を目指す「正統主義」と、特定の国家の突出を抑える「勢力均衡」を基本原則として領土再編と安全保障体制の構築が図られ、その結果、保守反動的な国際システムであるウィーン体制が確立された。この会議は、史上初めてヨーロッパ全域の平和維持機構を構築しようとした点で画期的であった。
クリミア戦争
くりみあせんそう
1853年から1856年にかけて、ロシア帝国と、オスマン帝国、イギリス、フランス、サルデーニャ王国による連合軍との間で戦われた国際紛争である。主な戦場がクリミア半島であったことからこの名で呼ばれる。聖地エルサレムの管理権問題を発端とするが、実際にはロシアの南下政策、特にダーダネルス・ボスポラス両海峡の支配を巡る大国間の対立が背景にあった。この戦争は近代戦への移行期を示し、医療・衛生面の改革や報道の発展にも大きな影響を与えた歴史的な転換点となった。
十字軍
じゅうじぐん
11世紀末から13世紀にかけて、主に西ヨーロッパのキリスト教徒が、イスラム勢力の支配下にあった聖地エルサレムを奪還し、東方キリスト教徒を保護する目的で組織・派遣した大規模な軍事遠征の総称である。教皇権の強化、東西教会の分裂、商業的利益の追求など、宗教的熱狂と世俗的な動機が複雑に絡み合って展開され、近世ヨーロッパ世界形成に決定的な影響を与えた歴史的事件群を指す。
大名
だいみょう
大名とは、中世から近世の日本において、広大な私有地(名田)を領有し、在地社会で大きな権力を持った有力武士階層を指す。特に近世の江戸幕府体制下においては、将軍に直属し、1万石以上の知行地を領有する武士を指す特定の身分・職制となった。彼らは藩と呼ばれる独自の行政機構を持ち、軍事・経済・司法の権限を行使し、幕藩体制の中核を担った存在である。