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臥薪嘗胆

がしんしょうたん

意味

概要

将来の成功や復讐のために、長い間、苦労や屈辱に耐えること。 目的を達成するまで、あえて自分を厳しい環境に置き、執念を燃やし続けること。

由来:呉越同舟の戦い

中国の春秋戦国時代、呉(ご)の王「夫差(ふさ)」と、越(えつ)の王「勾践(こうせん)」のライバル関係から生まれました。

  1. 臥薪(薪の上に寝る): 呉王・夫差は、父を越王・勾践に殺されました。父の仇を討つため、あえて痛い薪(たきぎ)の上で寝て、その痛みを忘れないようにし、見事に越を倒しました。
  2. 嘗胆(苦い肝を舐める): 敗れた越王・勾践は、降伏して屈辱的な扱いを受けました。彼は部屋に苦い熊の肝(きも)を吊るし、毎日それを舐めてはその苦さを味わい、「会稽(かいけい)の恥を忘れたか」と自分を鼓舞しました。そして長い年月の後、ついに呉を滅ぼしました。

この2つのエピソードが合わさって「臥薪嘗胆」となりました。

日本での有名な用例

日清戦争の後、三国干渉によって遼東半島を返還させられた日本は、この屈辱を晴らしてロシアに勝つため、国民的なスローガンとして「臥薪嘗胆」を掲げました。 当時は流行語のように使われ、実際に日露戦争での勝利に繋がったとされています。

現代的な解釈

現代では「復讐」という物騒なニュアンスは薄れ、「受験勉強」や「スポーツの猛練習」など、大きな目標のために今の苦しみに耐える、というポジティブな(精神論的な)意味で使われることが多いです。「下積み時代」の言い換えとも言えます。

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