油断大敵
ゆだんたいてき
意味
概要
気を抜くこと(油断)こそが、失敗を招く最大の敵であるという戒め。 どんなに実力があっても、また状況が有利であっても、気を緩めれば思わぬ失敗をするということ。
語源の説
- 日蓮上人の手紙説: 「油断することなかれ」という記述がある。
- 涅槃経説: 王様が家来に、油がいっぱいに満ちた鉢を持たせて町中を歩かせ、「一滴でもこぼしたら命を奪う」と命じた。家来は必死に集中したので、騒がしい中でも一滴もこぼさなかった。「油をこぼすような心の隙(断絶)があってはならない」という仏教説話。 ※ただし、これは後世の創作(語呂合わせ)だという説が有力で、実際は「寛(ゆる)やかに断(た)つ」=「注意を怠る」という意味から来ているとも言われます。
類義語
- 猿も木から落ちる: 達人でも失敗する。
- 弘法にも筆の誤り。
- 勝って兜の緒を締めよ: 成功した後こそ気を引き締めろ。
現代への教訓
サイバーセキュリティの世界では「一番の脆弱性は人間(の油断)」と言われます。 どんなに堅牢なシステムを作っても、パスワードを書いた付箋をPCに貼っておくような「油断」があれば、そこからハッキングされてしまいます。