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明鏡止水

めいきょうしすい

English: Clear mind; Serenity

意味

明鏡止水(めいきょうしすい)とは、一点の曇りもない磨かれた鏡と、静止して波立たない水面のように、邪念がなく澄み切って落ち着いた心境のこと。武道において、心が研ぎ澄まされ、物事をありのままに捉えられる理想的な精神状態を指す言葉としても使われる。

マインドフルネスの極地

明鏡止水は、現代風に言えば「マインドフルネス」の極地である。 心が焦りや恐怖で波立っていると、現実が歪んで見える。 「失敗したらどうしよう」「相手が強そうだ」というノイズが邪魔をするのだ。

クリアな心

呼吸を整え、心を静かな水面のようにフラットにすれば、相手の動きも、自分のすべきことも、鏡のようにクリアに見えてくる。 トップアスリートや経営者が瞑想を行うのは、この「明鏡止水」の状態を意図的に作り出し、最高のパフォーマンスを発揮するためである。

由来・語源

『荘子』徳充符。「人は流れる水には顔を映そうとせず、止まっている水に映そうとする」。心が静止している人(止水)だけが、他人の心を正しく映し出し、受け止めることができるという教え。

使い方・例文

「明鏡止水の心境で試合に臨む」「明鏡止水の境地」

⚠️ 誤用・注意点

「何も考えていない」ことではない。波立っていない水面のように、外部からの情報をありのままに反射できる、極めて高い集中状態(ゾーン)を指す。武道において重要視される精神状態だが、ビジネスにおける交渉や決断の場でも、感情に流されないクールな頭脳として求められる。

類語・関連語

  • 虚心坦懐
  • 平穏無事

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参考文献: 荘子

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