危急存亡
ききゅうそんぼう
English: Life-or-death crisis; Critical moment
意味
危急存亡の秋(ききゅうそんぼうのとき)とは、生きるか死ぬか、存続するか滅びるかという、極めて危険で重要な瀬戸際のこと。「秋」は重要な時期、ときという意味。組織や国家の命運がかかっているような、重大なピンチを指して使われる表現。
英雄の誕生
危急存亡の時こそ、英雄が生まれる。 平時には「事なかれ主義」の凡庸なリーダーが幅を利かせるが、危機においては「決断できる人」だけが輝く。 チャーチルも、平時であればただの偏屈な政治家だったかもしれない。
リーダーのリトマス試験紙
会社が倒産しかけた時、誰が逃げ出し、誰が踏みとどまって戦うか。 危急存亡は、人間の本性を暴くリトマス試験紙である。 真のリーダーは、嵐の中でこそ舵を握る。
由来・語源
「危急(危険が迫っている)」、「存亡(生きるか死ぬか)」。『出師の表(諸葛亮孔明)』にある「危急存亡の秋(とき)」というフレーズが有名。
使い方・例文
「会社は危急存亡の秋にある」「危急存亡の危機を乗り越える」
⚠️ 誤用・注意点
「秋(とき)」をつけて使うことが多いが、「秋」は「重要な時期」という意味であり、季節の秋ではない。「絶体絶命」よりも、集団や国家の運命に関わるような大規模な危機に使われる。
類語・関連語
- 正念場
- 瀬戸際