乾坤一擲
けんこんいってき
English: All or nothing
意味
乾坤一擲(けんこんいってき)とは、運命をかけた大勝負をすること。「乾坤」は天と地、「一擲」はサイコロを一度投げること。のるかそるか、天下を手に入れるか失うか、そのすべてを天運に任せて思い切って勝負に出るさま。
人生の分岐点
乾坤一擲は、人生の「分岐点」で使う言葉である。 項羽と劉邦の戦いにおいて、「今ここで攻めなければ一生勝てない」というタイミングがあった。 その時に「天と地、どっちが出るか、サイコロを投げろ!」と詠われたのがこの言葉だ。
勝負師の資質
ビジネスでも、社運を賭けた大型買収や、全財産を投じての起業など、失敗すれば全てを失うが、勝てば世界が変わるという「ここ一番」の瞬間がある。 そのプレッシャーを楽しめるかどうかが、勝負師の資質なのかもしれない。
由来・語源
韓愈の詩。乾(天)と坤(地)。サイコロを投げて(一擲)、天が出るか地が出るか(偶数か奇数か)ですべてが決まるような大博打を指す。
使い方・例文
「乾坤一擲の勝負に出る」「乾坤一擲の新規事業」
⚠️ 誤用・注意点
「一生懸命やる」程度では使わない。「負けたら終わり」というくらいの、進退をかけたギリギリの局面で使われる言葉である。類語の「一か八か(丁か半か)」よりも格調高く、悲壮な決意を感じさせる。
類語・関連語
- 一世一代
- 背水の陣