順風満帆
じゅんぷうまんぱん
English: Smooth sailing
意味
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)とは、帆がいっぱいに風を受けて船が快調に進むように、物事がすべて順調に思い通りに進んでいる様子。「順風」は追い風、「満帆」は帆を一杯に張ること。事業の成功や、人生の門出などが素晴らしいスタートを切った状態を指す。
順風満帆な時こそ、最大の危機(クライシス)の種が撒かれている。
好調の罠
追い風が吹いている時は、誰でも前に進める。 これは「実力」ではなく「環境(運)」のおかげである場合が多い。 しかし、人間は順風満帆だと「俺って天才かも」と勘違いし(自画自賛)、無駄な投資をしたり、リスク管理を怠ったりする。 好調さは、しばしば判断力を鈍らせる麻薬となる。
嵐への備え
風はいずれ止むし、逆風(向かい風)に変わる。 その時に、自分のエンジン(実力)で進めるかどうかが問われる。 真の航海術は、順風満帆な時ではなく、嵐の時にこそ試される。 調子が良い時ほど「勝って兜の緒を締め」、次の嵐に備える賢明さが不可欠だ。
由来・語源
航海用語から。風向きと進みたい方向が完全に一致し、何の障害もない理想的な状態。
使い方・例文
「順風満帆な人生を送る」「プロジェクトは順風満帆にスタートした」
⚠️ 誤用・注意点
「準備万端(じゅんびばんたん)」と混同しやすいが、意味が違う。準備万端は「用意ができている」こと、順風満帆は「進んでいる状態」のこと。また、人生において順風満帆な時期はずっとは続かないものなので、調子が良い時ほど「勝って兜の緒を締めよ」の精神が必要になる。
類語・関連語
- トントン拍子
- 前途洋々