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百尺竿頭

ひゃくしゃくかんとう

English: Making further progress

意味

百尺竿頭に一歩を進むとは、すでに十分に努力して到達した高い境地から、さらに向上を目指してもう一歩踏み出すこと。「百尺竿頭」は非常に高い竿の先。現状に満足せず、さらなる高みを目指す探求心や、命がけの決意を称える言葉。

百尺竿頭に一歩を進む(Making further progress)とは、もはや向上する余地がないほどの高い地位や境地に達しても、そこで満足せず、さらに命がけで一歩を踏み出すこと。 「百尺(約30m)の竿の先」という極限状態からの決断。

イノベーションのジレンマ

ビジネスで言えば、市場シェアNo.1(竿の先)を取った企業の振る舞いだ。 普通はそこで守りに入る(現状維持)。だからこそ、後発企業に追い抜かれる。 百尺竿頭の教えは、「成功体験を捨てろ」ということだ。

自己破壊の勇気

AppleがiPodで世界を制したのに、あえてiPhoneを出してiPod市場を共食いさせたのが良い例だ。 自ら築いた地位(安定)を自ら破壊してでも、新しい世界へ飛び込む勇気。 それがなければ、真の悟り(継続的な成長)は得られない。

由来・語源

唐の禅僧・景岑(けいしん)の言葉。百尺(約30メートル)もの竿の天辺に立つのはすごいことだが、そこで満足して止まってはいけない。そこからさらに命がけで一歩踏み出した(落ちる覚悟で執着を捨てた)時こそ、真の悟りの世界が開けるという教え。

使い方・例文

「百尺竿頭に一歩を進める努力」「成功しても百尺竿頭の気概を持つ」

⚠️ 誤用・注意点

「絶体絶命のピンチ」という意味ではない(それは「断崖絶壁」など)。すでに成功して頂点にいる人が、現状に満足せず(現状維持バイアスを捨てて)、さらなる高みを目指すという、極めてストイックで前向きな言葉である。

類語・関連語

  • さらなる高み
  • 現状打破

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参考文献: 禅語

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