朝令暮改
ちょうれいぼかい
English: Morning order, evening change
意味
朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは、朝出した命令を、夕方にはもう変えてしまうこと。方針や命令が頻繁に変わって定まらず、あてにならないことの例え。本来は悪い意味だが、現代のビジネスでは「状況に合わせて柔軟に変化する(朝令暮改は善)」と肯定的に捉えることもある。
朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは、朝出した命令を夕方には変えること。 方針がコロコロ変わる、頼りないリーダーシップの代名詞だ。
批判の対象となる理由
単に「変更する」こと自体が悪いのではない。
- 「なぜ変えるのか」の説明がない。
- 「現場の苦労(無駄になった作業)」への配慮がない。 この2つが欠けているため、現場は「振り回された」と感じ、モチベーションを失うのだ。部下を学習性無力感に陥らせる最悪のマネジメントである。
良い朝令暮改とは
現代のスピード経営(アジャイル)では、「間違いに気づいたら即修正」が正義だ。 これを「朝令暮改」と批判されないためには、トップが「なぜ方針転換が必要なのか」を自分の言葉で語り、現場の「やり直し」のコストに対して敬意を払うことが不可欠である。 納得感のある変更は「柔軟性(君子豹変)」と称賛される。
由来・語源
『漢書』食貨志。法令が頻繁に変わることで民衆が混乱し、生活が安定しない様子を批判した言葉。
使い方・例文
「社長の朝令暮改な指示に振り回されて、現場は混乱している」「朝令暮改も、変化の激しい時代には『柔軟な対応(アジャイル)』と捉えられることもある」
⚠️ 誤用・注意点
基本的には「悪いこと(方針のブレ)」として使われる。「君子豹変」は「間違いを認めて正す(良いこと)」だが、朝令暮改は「一貫性がなく、トップの気まぐれで現場が疲弊する」というニュアンスが強い。ただし、スピード感が求められる現代のスタートアップでは、あえて「朝令暮改を恐れるな(柔軟に変えろ)」とポジティブに使う場合もある。
類語・関連語
- 支離滅裂
- 二転三転