魑魅魍魎
ちみもうりょう
English: Evil spirits of mountains and rivers / A hodgepodge of questionable characters
意味
魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは、山や川、木、石などの自然物に宿る精霊、あるいは人を化かしたり害を与えたりする怪物の総称。「魑魅」は山林の気から生じる怪物、「魍魎」は山川や木石の精怪を指す。転じて、私利私欲のために暗躍する悪党どもや、正体の知れない怪しい人物たちがうごめく様子のたとえとして使われる。「永田町は魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する世界だ」のように用いる。
字義の解説
非常に画数が多く、書くのが難しい四字熟語の代表格である。すべての文字に「鬼(おに)」という部首がついていることから分かるように、人知を超えた不気味な存在を表す。
現代的な用法
政治の世界や、裏社会、複雑に入り組んだ利権構造などを批判的、あるいは畏怖の念を込めて表現する際に好まれる。「一癖も二癖もある人物たちが集まり、陰謀や策略を巡らせている」というニュアンスを、たった四文字で表現できる強力な言葉である。
由来・語源
『左伝』など。「魑」は山の神、「魅」は老物、「魍魎」は水の神とも解釈される。
使い方・例文
その業界は魑魅魍魎が渦巻いており、素人が手を出すと火傷をする。
類語・関連語
- 有象無象
- 妖怪変化