杜撰
ずさん
English: Sloppy; Careless
意味
杜撰(ずさん)とは、物事のやり方がいい加減で、誤りが多いこと。中国の詩人「杜黙」の詩が、定型(律)に合わず間違いだらけだったことに由来する。転じて、計画や管理などが手抜きで、信用できない状態を指す。「杜撰な管理」「杜撰な工事」のように使う。
基礎の欠如
杜撰(ずさん)は、クリエイターとしての「基本」の大切さを教えてくれる言葉である。
杜黙も、詩への情熱はあったのだろう。 しかし、どんなに情熱があっても、基礎(ルールや検証)をおろそかにしたアウトプットは、他人から見れば「いい加減な仕事(杜撰)」と評価されてしまう。
信頼の崩壊
ビジネスにおける資料作成やプログラミングも同じだ。 動けばいい、伝わればいい、と適当に作ったものは、後でメンテナンスする人を苦しめ、「あの人の仕事は杜撰だ」というレッテルを貼られることになる。
由来・語源
宋の詩人・杜黙(ともく)のエピソードから。彼は詩を作るのが好きだったが、定型詩のルール(韻律)を無視した自分勝手な詩ばかり作っていた(撰=作ること)。そこで、人々はルール無用のいい加減な詩のことを「杜黙の撰(杜撰)」と呼んだ。
使い方・例文
「杜撰な管理体制」「杜撰な工事で事故が起きる」
⚠️ 誤用・注意点
「ずさん」と平仮名で書かれることが多いが、漢字は「杜(人名)」の「撰(著作)」である。杜黙さんは「型破りな詩人」だったのかもしれないが、後世に「いい加減の代名詞」として名前を残されてしまった、ある意味かわいそうな人物である。
類語・関連語
- いい加減
- 粗雑