葦の髄から天井を覗く
よしのずいからてんじょうをのぞく
English: Tunnel vision (Looking at the ceiling through a reed pipe)
意味
葦の髄から天井を覗く(よしのずいからてんじょうをのぞく)とは、葦(あし)の茎の細い管を通して天井を見るように、極めて狭い視野で物事を見て、自分は全体を理解したと思い込むこと。転じて、極めて狭い見識で、大きな事柄を勝手に判断する愚かさの例え。「葦の髄」とも略す。
専門家の死角
専門性が高まれば高まるほど、人は「管(専門分野)」を通して世界を見るようになります。 法律家はすべてを法律で解決しようとし、エンジニアはすべてを技術で解決しようとします(ハンマーを持つ人にはすべてが釘に見える)。 しかし、現実のビジネスは複合的な問題です。 常に「管を外して」全体を見る視点を意識しなければ、大きな判断ミスを犯します。
推奨リソース
由来・語源
『漢書』より。小さな管から空を見ても、空のごく一部しか見えないのに、それを「空(全体)だと思い込む」愚かさを指摘した言葉。
使い方・例文
「現場を知らずに経営を語るのは、葦の髄から天井を覗くようなものだ」 「専門馬鹿になって、葦の髄から天井を覗くことのないように」
⚠️ 誤用・注意点
「一点集中」の良い意味では使われない。「視野狭窄」を批判するネガティブな言葉である。自分の知識や経験が「世界のほんの一部」であることを忘れた傲慢さを戒める。
類語・関連語
- 井の中の蛙大海を知らず
- 群盲象を評す