藪をつついて蛇を出す
やぶをつついてへびをだす
English: Let sleeping dogs lie; Stir up a hornet's nest
意味
藪をつついて蛇を出す(やぶへび)とは、余計なことをして、かえって悪い結果を招いたり、災難を引き起こしたりすることの例え。しなくてもいいことをしたばかりに、寝ていた蛇を呼び覚まして噛みつかれるような愚かな行為を指す。「藪蛇(やぶへび)」と略されることが多い。
良かれと思って
「何か質問はありますか?」。 会議の終わり際、新人が良かれと思って発言する。 「あの件はどうなりましたか?」
その瞬間、部長の顔色が変わり、終わるはずだった会議が1時間延びる。 これが「藪蛇(やぶへび)」だ。
処世術としてのスルー
世の中には、触れてはいけないパンドラの箱(藪)がある。 問題解決能力(ソリューション)がないまま、 ただ興味本位で問題(蛇)を掘り起こしてはいけない。 蛇を退治する覚悟がないなら、藪のそばを通る時は息を殺して通り過ぎるのが、 大人の処世術というものだ。
由来・語源
何もしなければいないかもしれないのに、わざわざ藪(草むら)を棒でつついたせいで、隠れていた蛇が出てきて噛まれること。
使い方・例文
「余計な質問をして藪をつついて蛇を出した」「下手に言い訳をして藪をつついて蛇を出す結果になった」「藪蛇(やぶへび)になるから黙っておこう」
⚠️ 誤用・注意点
「挑戦して失敗する」ことではない。「しなくていい余計なこと(お節介、不用意な発言)」をして自爆することだ。リスクマネジメントの基本は「寝た子を起こすな」である。
類語・関連語
- 藪蛇
- 寝た子を起こす