災い転じて福と為す
わざわいてんじてふくとなす
English: Turn a misfortune into a blessing; Making lemonade out of lemons
意味
災い転じて福となすとは、身に降りかかった災難や不幸を、自分の知恵や努力で活用し、逆に幸福になるような結末に変えること。失敗やピンチをチャンスに変えるポジティブな姿勢を表す言葉。単に運が良かっただけでなく、災難をバネにする能動的な意味合いが含まれる。
反脆弱性の本質
災い転じて福と為す。 これこそが「アンチフラジャイル(反脆弱性)」の本質だ。
転んでもただでは起きない
システム障害が起きた時、ただ復旧して謝罪するだけでは「マイナスがゼロ」に戻るだけ。 「障害が起きたおかげで、アーキテクチャの欠陥が見つかり、以前より強固になった」なら「プラス」になる。 雨が降ったら、傘を売るチャンス。 転んでも、ただでは起きず、地面の小銭を拾って起きる。 そのしぶとさが、乱世を生き抜く力になる。
由来・語源
『戦国策』。蘇秦(そしん)という弁論家が、失敗してもそれを逆手にとって成功に結びつけた手腕から。単なるラッキーで福になったのではなく、「転じた(能動的に変えた)」点が重要。
使い方・例文
「トラブルがきっかけで結束が固まり、災い転じて福と為した」「クレーム対応でファンを増やし、災い転じて福と為す」
⚠️ 誤用・注意点
「結果オーライ」に近いが、もっと戦略的。「ピンチはチャンス」の語源的・本格的表現。失敗をなかったことにするのではなく、失敗というエネルギーを利用して成功への燃料にすること。
類語・関連語
- 怪我の功名
- 人間万事塞翁が馬