馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ
English: Preaching to the choir (No, different); Casting pearls before swine
意味
馬の耳に念仏とは、人の意見や忠告を聞き入れようとしない相手には、いくら言っても無駄であるという例え。馬にありがたいお経を聞かせても何の効果もないことから。「馬耳東風(ばじとうふう)」や「猫に小判」「豚に真珠」と似た意味で、徒労に終わることを指す。
コミュニケーションの責任
馬の耳に念仏かどうかは、唱える側のスキルにもよる。
相手が理解できない専門用語(念仏)を早口でまくし立てて、「こいつはバカ(馬)だから分からない」と言うのは、コミュニケーションの放棄である。
相手を知る
相手が馬なら、人参を見せるか、優しく撫でるしかない。 「相手の分かる言葉で話す」のがプロの僧侶(伝え手)であり、念仏を押し付けるのは自己満足に過ぎない。
由来・語源
ありがたい念仏を聞かせても、馬にはその価値も意味も分からず、ただの雑音にしか聞こえないことから。「馬耳東風」と似ているが、こちらは「能力的に理解できない」というニュアンスが強い。
使い方・例文
「彼に説得しても馬の耳に念仏だ」「馬の耳に念仏で暖簾に腕押し」
⚠️ 誤用・注意点
「馬耳東風」は「無視する(態度の問題)」、「馬の耳に念仏」は「通じない(知性の問題)」。「犬に論語」「兎に祭文(さいもん)」とも言う。
類語・関連語
- 猫に小判
- 豚に真珠