迂余曲折
うよきょくせつ
English: Meandering; Twists and turns
意味
紆余曲折(うよきょくせつ)とは、物事が順調にいかず、事情が複雑に入り組んで、いろいろな変化があること。「紆余」は道がぐにゃぐにゃ曲がること、「曲折」は折れ曲がること。苦労して遠回りをしながら、解決や結末に至るまでの複雑な経過を表す。
最短ルートの罠
最短距離が最適ルート(ベストルート)とは限らない。
地図の上では、直線が一番近い。 しかし、現実の世界には山があり、川があり、通行止めがある。 それを避けてくねくねと進む「迂余曲折」こそが、実はその時の最適解だったりする。
点と点をつなぐ
スティーブ・ジョブズは言った。「点と点をつなげ(Connect the dots)」。 あの時の回り道、あの時の無駄な経験。 当時は「迂余曲折」にしか見えなかったその曲がり角の一つ一つが、 振り返れば一本のユニークな線となり、あなたという人間を作っている。
まっすぐな道しか歩いていない人間は、脆い。 迷い、行き止まり、引き返した経験だけが、景色の解像度を上げ、足腰を鍛える。 だから、道が曲がっていることを嘆く必要はない。 そのカーブの先には、直線では絶対に出会えなかった新しい風景が待っているのだから。
由来・語源
まっすぐ目的地に行けない様子。人生やプロジェクトの複雑な道のりを表す。
使い方・例文
「迂余曲折を経て、ついに完成した」「交渉は迂余曲折あり、難航した」「迂余曲折の末に今の職に就いた」
⚠️ 誤用・注意点
ただの「失敗」ではない。曲がりくねった末に、最終的にはどこか(多くは成功や解決)に辿り着いたという文脈で使われることが多い。
類語・関連語
- 二転三転
- 山あり谷あり
- 波乱万丈