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桃源郷

とうげんきょう

English: Shangri-La; Utopia

意味

桃源郷(とうげんきょう)とは、世俗の争いや苦しみから離れた、平和で美しい別世界のこと。理想郷、ユートピア。中国の詩人・陶淵明の「桃花源記」に描かれた、桃の花が咲き乱れる隠れ里の物語に由来する。素晴らしい環境や心安らぐ場所の例え。

デジタルデトックスの聖地

桃源郷は、疲れた現代人が夢見る「デジタルデトックス」の聖地かもしれない。

陶淵明が生きた時代は戦乱が続き、人々は疲れ果てていた。 だからこそ、「税金も戦争も上司もいない、ただ花が咲いて美味しい酒があるだけの村」という物語が、強烈なリアリティを持って受け入れられたのだろう。

メタバースという新天地

現代における桃源郷は、メタバース(仮想空間)の中に作られつつある。 そこが本当に理想郷になるか、それとも新たな争いの場になるかは、まだ誰にも分からない。

由来・語源

陶淵明の『桃花源記』。ある漁師が川をさかのぼり、桃林の奥で不思議な村に迷い込んだ。そこは戦乱から逃れた人々が平和に暮らす別世界だった。漁師は歓待されて帰ったが、後で探しても二度と見つからなかったという物語。

使い方・例文

「ここはまさに地上の桃源郷だ」「VR空間に桃源郷を作る」

⚠️ 誤用・注意点

「桃色の怪しい場所」ではない。「桃」は魔除けの力があるとされる神聖な木である。西洋の「ユートピア(どこにもない場所)」に近いが、桃源郷は「どこかにあるかもしれないが、二度と行けない場所」という、より情緒的で儚いニュアンスを持つ。

類語・関連語

  • 理想郷
  • ユートピア
  • アルカディア

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参考文献: 桃花源記

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