大器晩成
たいきばんせい
意味
概要
大きな器(うつわ)を作るには時間がかかる。 転じて、優れた才能を持つ偉大な人物は、若い頃は目立たず、人より遅れて大成するということ。
出典と解釈
『老子』の「大器晩成」より。 実は近年の研究で、馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)から発掘された古いテキストでは「大器免成(大器は完成しない)」と書かれていたことが判明している。 「本当に大きな器(宇宙のような無限のもの)には、完成という概念そのものがない(形がない)」という、より哲学的な意味だった可能性がある。 しかし現在では、「遅咲きの成功者」という意味で定着している。
具体例
- 伊能忠敬: 50歳を過ぎてから天文学を学び始め、日本地図を完成させた。
- カーネル・サンダース: 65歳でケンタッキーフライドチキンを創業した。 焦っている若者や、出世が遅れている中高年を励ます言葉としてよく使われる。