雀の涙
すずめのなみだ
English: A drop in the ocean; Chicken feed
意味
雀の涙(すずめのなみだ)とは、ごくわずかな量であることの例え。小さな雀(すずめ)が流す涙ほどしかない、という意味で、主に金額(ボーナス、予算、退職金など)が期待よりもはるかに少ないことを嘆く際に使われる自虐的な表現。「猫の額(狭い)」や「蚊の鳴くような声(小さい)」と同様の動物比喩。
「少なさ」のリアリティ
ビジネスシーンでの「雀の涙」は、単なる愚痴以上の意味を持ちます。
- リソース不足の表明: 「雀の涙ほどの予算しかありません」と事前に伝えることで、失敗した時の予防線を張ったり、追加予算をねかったりする交渉術として使われます。
- 謙遜: 謝礼を渡す際に「ほんの雀の涙(寸志)ですが…」と添えることで、相手に気を使わせない奥ゆかしさを演出します。
ランチェスター戦略
弱者(リソースが雀の涙)が強者に勝つには、その涙(リソース)を分散させず、一点に集中投下する「局地戦」しかありません。狭い市場(ニッチ)でNo.1を取ることが、雀の生存戦略です。
由来・語源
雀自体が小さいのに、その雀が流す涙となれば、あってもなくても分からないほど微量であることから。
使い方・例文
「今年のボーナスは雀の涙だった」「雀の涙ほどの予算で最大の成果を求められている」
⚠️ 誤用・注意点
「少ないけれど貴重なもの」というポジティブな意味では使わない。あくまで「少なすぎて役に立たない」「期待はずれ」というネガティブ、または謙遜のニュアンスを含む。
類語・関連語
- 微々たるもの
- 爪の垢ほど
- ほんの僅か