備えあれば憂いなし
そなえあればうれいなし
English: Preparedness prevents piss-poor performance; Better safe than sorry
意味
備えあれば憂いなしとは、日頃から万一の事態に備えて準備をしておけば、いざという時に心配することはないという教え。不測の事態や災害などに対して、事前の対策や心構えが重要であることを説くことわざ。「転ばぬ先の杖」と似た意味。
投資としての備え
雨が降ってから傘を買う人は、濡れ鼠になる。賢い人は、晴れているうちに傘を買う。 「備え」とは、コストではない。投資だ。 何も起きなければ無駄に見えるかもしれない。 しかし、一度でも危機が起きれば、その投資は何百倍ものリターン(生存)として返ってくる。
プロの条件
ビジネスにおいて、最も恐ろしいのは「想定外」という言葉だ。 プロフェッショナルにとって、想定外の事態などあってはならない。 あらゆる最悪のシナリオをシミュレーションし、準備しておくこと。 それが、真の「憂いなし(安心)」を手に入れる唯一の方法だ。
由来・語源
『書経』より。「居安思危(安きに居て危うきを思う)」。平和な時こそ危機の準備をせよ。
使い方・例文
「避難訓練をしておく、備えあれば憂いなしだ」「バックアップを取っておいてよかった、備えあれば憂いなし」「備えあれば憂いなしの精神で保険に入る」
⚠️ 誤用・注意点
「心配性」ではない。「想像力」の問題だ。地震、病気、失業、システム障害。これらは「起きるかもしれない」のではなく「いつか必ず起きる」。その日(X-Day)が来た時にパニックになるか、涼しい顔で「想定内です」と言えるか。その差は、今日何をしたかで決まる。
類語・関連語
- 転ばぬ先の杖