獅子身中の虫
しししんちゅうのむし
English: Hidden enemy / Traitor (Parasite in the lion's body)
意味
獅子身中の虫(しししんちゅうのむし)とは、組織や集団の内部にいながら、その組織に害をなす者のこと。ライオン(獅子)の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らしめる虫の例えから。外部の敵よりも恐ろしい内部の裏切り者や、恩を仇で返す者を指す。
最強の組織を倒す方法
ローマ帝国もモンゴル帝国も、外部からの攻撃だけで滅びたわけではありません。 巨大な組織を外部から破壊するのは困難ですが、内部から腐らせるのは簡単です。
死に至る病
組織のリーダーにとって最大の脅威は、ライバル企業ではなく、社内で不満を撒き散らす「Toxic Employees(毒社員)」や、コンプライアンスを無視する幹部です。 彼らを放置することは、獅子が寄生虫を放置するのと同じ「死に至る病」です。
推奨リソース
由来・語源
仏教語。百獣の王であるライオン(獅子)は、外敵には倒されないが、体内に湧いた寄生虫によって内側から食い殺されて死ぬということから、仏教を滅ぼすのは異教徒(外敵)ではなく、仏教徒のフリをした悪僧(内部の敵)であると説いた教え。
使い方・例文
「情報を競合に流していた彼は、まさに獅子身中の虫だった」 「獅子身中の虫を駆除しなければ、会社は倒産する」
⚠️ 誤用・注意点
「強敵」のことではない。「内部の寄生虫(味方のフリをした敵)」のことである。組織が崩壊する原因の多くは、外圧ではなく内紛や内部不正であるという真理を突いている。
類語・関連語
- 軒を貸して母屋を取られる
- 恩を仇で返す