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信賞必罰

しんしょうひつばつ

English: Strict enforcement of rewards and punishments

意味

信賞必罰(しんしょうひつばつ)とは、功績のあった者には必ず賞を与え、罪を犯した者やルールを破った者は必ず罰するという、組織管理の厳格な原則のこと。「信」は賞を与える約束を必ず守ること(信用)、「必」は例外なく罰すること(公平性)を意味する。温情や贔屓を廃し、規律を維持するために不可欠なマネジメント手法。

公平性がエンゲージメントを生む

人事評価において最もモチベーションを下げるのは「給料が低いこと」ではなく、「働かないおじさんが、自分より高い給料をもらっている」という不公平感です。 信賞必罰は、頑張った人がバカを見ないための、組織の公平性を担保するシステムです。

現代の信賞必罰

現代のビジネスでは、金銭的な報酬(賞)や降格(罰)だけでなく、以下のような「承認」も重要です。

  • 信賞: チャレンジを称える表彰、昇格、重要なプロジェクトへの抜擢。
  • 必罰: パワハラや不正に対する厳正な処分、パフォーマンス不足に対する改善プラン(PIP)。 なぁなぁの優しさ(甘やかし)は、長期的には組織を腐敗させます。

由来・語源

中国の思想書『韓非子』に基づく。性悪説に立ち、「愛」ではなく「法(ルールと賞罰)」によって人を動かすべきだと説いた。

使い方・例文

「信賞必罰を徹底し、成果主義を導入する」「身内であっても信賞必罰で処分を下す」

⚠️ 誤用・注意点

「厳しく罰する」ことばかり強調されがちだが、「約束通り報酬を与える(信賞)」ことがセットでなければならない。頑張っても報われないなら誰も働かない。「必罰」だけで「信賞」がない組織は恐怖政治になり、崩壊する。

類語・関連語

  • 恩威並行
  • アメとムチ
  • 泣いて馬謖を斬る

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参考文献: https://kotobank.jp/word/信賞必罰-536774

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