心技一体
しんぎいったい
English: Union of mind and technique; Integration of spirit and skill
意味
心技体(しんぎたい)とは、精神力(心)、技術(技)、体力(体)の3つの要素が、バランス良く充実していること。スポーツや武道において、一流のアスリートに求められる条件とされる。「心技体が揃った横綱」のように使われる。
技術と心
技術は、裏切る。どれだけ練習しても、本番の恐怖(プレッシャー)で指は震え、足はすくむ。 その震えを止めるのは、技術ではなく「心」だ。 一流のアスリートがメンタルトレーニングを重視するのは、「技」を操縦・制御しているのが「心」だと知っているからだ。 心が乱れれば、呼吸が浅くなり、筋肉が硬直し、技は死ぬ。 心が澄み渡った時(ゾーンに入った時)、技は意識を超えて、自動的に、流れるように繰り出される。
二つの車輪
これはビジネスも同じだ。 プレゼン資料(技)が完璧でも、自信(心)がなければ相手には響かない。 知識(技)があっても、倫理観(心)がなければ不正に走る。 心と技という二つの車輪が、同じ大きさで、同じ方向に回った時、人は想像を超えるスピードで走り出すことができる。
由来・語源
武道やスポーツの世界で使われる言葉。心と体が一致した時に、人間離れした力が発揮される。
使い方・例文
「心技一体の境地に至る」「優勝するには心技一体の充実が必要だ」「心技一体となって難局を乗り切る」
⚠️ 誤用・注意点
「体(フィジカル)」を含めて「心技体(しんぎたい)」と言うことも多いが、意味はほぼ同じ。技術だけ磨いても、心が弱ければプレッシャーで潰れる。心が強くても、技術がなければ勝てない。
類語・関連語
- 精神統一
- 無我の境地