深謀遠慮
しんぼうえんりょ
English: Deep foresight and careful planning
意味
深謀遠慮(しんぼうえんりょ)とは、遠い将来のことまで見通して、深く考えを巡らせて計画を立てること。「深謀」は深い計略、「遠慮」は遠い先までの見通し。目先の利益にとらわれず、長期的な視点に立って物事を考える、思慮深さを称える四字熟語。
10年後の生態系
チェスの名人は、次に動かす駒のことなど考えていない。 10手先、20手先の「詰み」を見ている。これが深謀遠慮だ。 凡人は「今の利益」に飛びつく。賢人は「明日の利益」を考える。 しかし、深謀遠慮の持ち主は、「10年後の生態系」を設計する。
未来への点と線
Amazonが創業時から赤字を垂れ流してでも物流網を築いたのも、イーロン・マスクが火星移住を見据えてロケットを作るのも、すべて深謀遠慮だ。 彼らの目には、私たちには見えない「未来の点と線」が見えている。 「考えすぎだ」と笑われるかもしれない。 しかし、深く遠くまで考え抜いた者だけが、偶然の荒波に流されず、望んだ未来へと船を進めることができるのだ。
由来・語源
中国の古典より。単なる思いつきではなく、あらゆる可能性、リスク、将来の変化を考慮に入れた、緻密で長期的な思考のこと。
使い方・例文
「社長の深謀遠慮には頭が下がる」「深謀遠慮を巡らせて新事業を立ち上げる」「一時の感情ではなく、深謀遠慮を持って対処する」
⚠️ 誤用・注意点
「遠慮(えんりょ)する=控える」という意味ではない。「遠」きを「おもんぱか」る、という意味。思慮深いことの最上級の表現。
類語・関連語
- 用意周到
- 先見の明