先憂後楽
せんゆうこうらく
English: Leaders eat last (Worrying before others, enjoying after others)
意味
先憂後楽(せんゆうこうらく)とは、世の中の人々より先に国のことを心配し、人々が楽しんだ後に自分が楽しむこと。為政者(リーダー)のあるべき姿を説いた言葉。自分の楽しみや利益を後回しにし、公のために尽くす高潔な精神を表す。
真のリーダーシップ
サイモン・シネックの著書『リーダーは最後に食べる(Leaders Eat Last)』のタイトル通り、真のリーダーは特権を貪る人ではなく、真っ先にリスク(憂い)を引き受け、報酬(楽しみ)を最後にする人です。
信頼の基盤
部下が安心して働けるのは、有事の際にリーダーが守ってくれるという信頼があるからです。 先憂後楽は、古今東西変わらないリーダーシップの真髄であり、組織の心理的安全性を担保する基礎となります。
由来・語源
中国の北宋の政治家・范仲淹(はんちゅうえん)の言葉。「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」という政治信条から。
使い方・例文
「先憂後楽の精神を持った政治家が減った」 「社長は常に先憂後楽で、社員の生活を第一に考えている」
⚠️ 誤用・注意点
「心配性で損をする」という意味ではない。「リーダーとしての高潔な覚悟」を表す最上級の褒め言葉である。後楽園(東京ドームの場所)の名前の由来でもある。
類語・関連語
- 滅私奉公
- ノブレス・オブリージュ