千慮の一失
せんりょのいっしつ
Even the wise make mistakes (One mistake in a thousand considerations)
類語・同義語: 弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる
千慮の一失(せんりょのいっしつ)とは、どんなに知恵のある賢い人でも、多くの考えの中には一つくらい間違いがあるということ。猿も木から落ちる。賢者の失敗を弁護したり、自分の間違いを謙遜したりする際に使われる。対義語は「愚者も一得(愚か者でも一つは名案がある)」。
最終更新: 2026/1/13
完璧主義の罠
「絶対に間違ってはいけない」というプレッシャーは、組織を萎縮させます。 どんな天才でもミスはします。 重要なのは、ミスをゼロにすることではなく、「一失(ミス)」が起きた時にどうリカバーするか、そして「愚者の一得(現場の小さな気づき)」を拾い上げることができるかどうかです。
リーダーの条件
リーダーが自らの非(一失)を認めることができる組織は強いです。 逆に、自分の無謬性を信じて疑わないリーダーこそが、組織にとっての最大のリスク(一失)となりえます。
由来・語源
『史記』より。名将・韓信が敵将の広武君を捕らえて教えを請うた際、広武君が「智者も千慮に一失あり、愚者も千慮に一得あり(愚か者でも一つくらい良いアイデアを出すことがある)」と謙遜して答えた言葉。
使用例
「あの天才が計算ミスをするとは、千慮の一失だね」「千慮の一失は誰にでもあるのだから、あまり気にするな」
関連用語
- 同義語: 弘法も筆の誤り, 猿も木から落ちる
- 関連: 完璧, 猿も木から落ちる