三人寄れば文殊の知恵
さんにんよればもんじゅのちえ
English: Two heads are better than one
意味
三人寄れば文殊の知恵とは、凡人でも三人集まって相談すれば、素晴らしい知恵(文殊菩薩のような知恵)が出るものだという教え。「文殊」は知恵の神様。一人で悩まずに、みんなで協力して考えれば良い解決策が見つかることを奨励する言葉。
ソロ・プレイヤーの限界
一人の天才がいれば、世界は変わるのか? 確かにスティーブ・ジョブズは偉大だったが、彼一人でiPhoneは作れない。 現代の課題は、一人の人間が処理するには複雑すぎる。 だからこそ、我々は「集まる」必要がある。
共創の条件
しかし、ただ集まればいいわけではない。同じような考えの人が三人集まっても、それは「一人」と同じだ。 異なる背景、異なるスキル、異なる視点を持つ三人が集まり、互いの違いを尊重しながら化学反応を起こした時、初めて「文殊の知恵」が降臨する。 これを現代では「ダイバーシティ&インクルージョン」と呼ぶ。 孤独な天才(ソロ・プレイヤー)の時代は終わった。 共創(コ・クリエーション)だけが、閉塞した現状を打破する鍵なのだ。
由来・語源
仏教説話より。文殊菩薩は知恵の象徴。
使い方・例文
「難題に行き詰まったが、三人寄れば文殊の知恵で解決策が見つかった」「一人で抱え込まずに相談しよう、三人寄れば文殊の知恵だ」
⚠️ 誤用・注意点
「船頭多くして船山に登る(人が多すぎてまとまらない)」とは対照的な言葉。協力してポジティブな結果が出る場合に使われる。
類語・関連語
- 衆知を集める
- チームワーク