両雄並び立たず
りょうゆうならびたたず
English: Two tigers cannot share one mountain (Two heroes cannot coexist)
意味
両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)とは、二人の優れた英雄や実力者が同じ場所にいると、必ず対立して争いになり、共存することはできないということ。権力闘争やライバル関係において、どちらか一方が倒れるまで戦いが続く状況を指す。
共同創業者のジレンマ
Google(ラリーとセルゲイ)やSony(盛田と井深)のように、両雄が並び立つ稀有な例もありますが、それは「役割分担(技術と営業など)」が明確だったからです。 同じ領域で同じ権限を持つリーダーが二人いると、遅かれ早かれ意思決定の衝突が起きます。
トップは一人
組織のトップは常に一人であるべきか、完全に領域を分けるべきです。 情に流されて曖昧な体制を作ると、組織全体が引き裂かれます。
推奨リソース
由来・語源
『史記』より。漢の劉邦が、ライバルの項羽と天下を争った際、韓信が「二人の王(英雄)が並び立つことはできない(どちらかが死ぬまで戦いは終わらない)」と語った故事による。
使い方・例文
「社長と会長の権力争いを見ていると、両雄並び立たずという言葉を思い出す」 「スティーブ・ジョブズとジョン・スカリーの対立は、まさに両雄並び立たずだった」
⚠️ 誤用・注意点
「二人の天才が協力してすごい」という意味ではない。「協力できない(必ず喧嘩別れする)」という悲劇的な法則である。共同代表制(Co-CEO)がうまくいかない理由としてよく引用される。
類語・関連語
- 一山能く二虎を容れず(中国の類語)
- 船頭多くして船山に上る