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良薬

りょうやく

English: Good medicine tastes bitter

意味

良薬は口に苦しとは、よく効く薬は苦くて飲みにくいことから、自分のためになる忠告や諫言(かんげん)は、耳が痛くて聞くのが辛いものであるという例え。素直に聞くべきだという教え。「忠言(ちゅうげん)耳に逆らう」と同じ意味。孔子の言葉とされる。

イエスマンの罠

「良薬は口に苦し」は、ワンマン社長に最も聞かせたい言葉ナンバーワンである。 権力を持つと、周りはイエスマンばかりになり、耳触りの良いお世辞(砂糖水)ばかり持ってくるようになる。 それを飲んでいるうちは気分が良いが、体(経営)は蝕まれていく。 逆に、苦い薬(反対意見・苦情)を持ってくる部下は、鬱陶しい存在として遠ざけられる。

No Pain, No Gain

しかし、劉邦が天下を取れたのは、この時に張良のド正論(めちゃくちゃ苦い薬)を我慢して飲み込み、宮殿から撤退したからである。 成長には苦痛が伴う(No Pain, No Gain)。

由来・語源

『史記』留侯世家。劉邦が秦の宮殿に入り、財宝や美女に幻惑されそうになった時、部下の樊噲(はんかい)と張良(ちょうりょう)が厳しく注意した。劉邦が「うるせえな」という顔をしたので、張良が「忠言は耳に逆らえども行いに利あり、良薬は口に苦けれど病に利あり(耳の痛いアドバイスほど役に立ちますよ)」と説得した。

使い方・例文

「先輩の厳しい指摘は良薬だと思って受け入れる」「良薬は口に苦しと言うだろう」

⚠️ 誤用・注意点

ただ「苦い薬」のことではない。抽象的な「アドバイス」について使う。自分が批判された時に、感情的に反発するのではなく「これは自分を成長させる良薬だ」と理性的(メタ認知的)に捉えることができるかどうかが、成長の分かれ目となる。

類語・関連語

  • 忠言耳に逆らう

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参考文献: 史記

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