論より証拠
ろんよりしょうこ
English: Actions speak louder than words; The proof of the pudding is in the eating
意味
論より証拠とは、物事をはっきりさせるには、口先で議論を重ねるよりも、確実な証拠や実物を示した方が説得力があり、手っ取り早いということ。あれこれ理屈をこねる前に、事実やデータを提示することの重要性を説いたことわざ。科学的な態度の基本でもある。
3時間の会議より3分の現場
会議室で偉いおじさんたちが3時間議論して決まらないことが、現場で10人にヒアリングすれば3分でわかることがある。 これが「論より証拠」だ。 現代は「論(ロジック)」が過剰な時代だ。 もっともらしい予測、綺麗なパワーポイント、完璧な理論。 しかし、現実はいつだって理論の上を行く。 ユーザーは論理的になんて動かない。市場は理屈では割り切れない。
評論家になるな
「私はこう思う(I think)」ではなく、「データはこう言っている(Data says)」と言えるか。 「できるはずだ」ではなく、「プロトタイプを作った」と言えるか。 評論家になるな、実践者になれ。 世界を変えるのは、美しい議論(論)ではなく、泥臭い一つの事実(証拠)なのだから。
由来・語源
江戸いろはかるたの一つ。理屈よりも実証を重んじる精神。
使い方・例文
「売上が上がるかどうか、論より証拠でテスト販売してみよう」「御託はいいから結果を見せろ、論より証拠だ」「論より証拠、このデータが全てを物語っている」
⚠️ 誤用・注意点
「議論は無駄だ」という意味ではない。「議論が行き詰まった時(水掛け論)」の解決策として事実提示が有効だということ。科学的思考(エビデンスベース)の基本。
類語・関連語
- 百聞は一見にしかず
- 事実は雄弁なり