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鬼の居ぬ間に洗濯

おにのいぬまにせんたく

English: When the cat's away, the mice will play

意味

鬼の居ぬ間に洗濯とは、怖い人や気兼ねする人がいない間に、ここぞとばかりにくつろいで、気晴らしをすることの例え。「洗濯」は命の洗濯(リフレッシュ)の意味。上司や親が出かけている間に、羽を伸ばしてのんびりする様子を指す。

不在の効用

猫(上司)がいなくなると、ネズミ(部下)は踊り出す。 これは万国共通の真理だ。 常に監視されている状態では、人は良いパフォーマンスを出せない。 適度な「不在」が必要なのだ。 「鬼の居ぬ間に洗濯」は、サボりではない。 張り詰めた糸を緩める、メンテナンスの時間(命の洗濯)だ。

リーダーの心得

賢い鬼(リーダー)は、たまにわざと席を外す。 部下たちが深呼吸できるように。 ずっと居座る鬼は、部下を窒息させるだけだ。

由来・語源

嫁にとっての「鬼(姑)」が出かけている隙に、面倒な洗濯を済ませてしまう(あるいは洗濯という口実で息抜きをする)ことから。

使い方・例文

「部長が出張だから、鬼の居ぬ間に洗濯だ」「妻が旅行中なので、鬼の居ぬ間に洗濯で飲みに行く」「鬼の居ぬ間に命の洗濯をする」

⚠️ 誤用・注意点

「サボる」というよりは、「リラックスする」「羽を伸ばす」というニュアンス。現代のブラック企業においては、上司(鬼)が帰った後の数時間だけが、部下にとっての本当の仕事時間(あるいは休息時間)なのかもしれない。

類語・関連語

  • 命の洗濯

参考文献: 故事成語

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