汚名返上
おめいへんじょう
English: Clearing one's name; Redeeming oneself
意味
汚名返上(おめいへんじょう)とは、失敗などで受けた悪い評判(汚名)を、新たな成果を上げることで消し去り、名誉を取り戻すこと。「汚名挽回」と言うのは誤用(挽回は元に戻すことなので、汚名を元に戻してどうする、となる)。「名誉挽回」なら正しい。
汚名返上(おめいへんじょう)とは、失敗した後の「再起」のドラマである。
失敗は終わりではない
ビジネスにおいて一度も失敗しない人はいない。重要なのは、失敗した後にどう振る舞うかだ。 失敗してそのまま消えていくか、それをバネにして以前より高く跳ぶか。 「汚名」を着せられた状態は、裏を返せば「誰もが注目している」状態でもある。 このピンチをチャンスに変え、鮮やかな成果で汚名を「返上」した時、その人は以前よりも強い信頼(名誉)勝ち取ることができる。
言葉の誤用について
「汚名挽回」という言葉もよく聞く。「汚名を挽回(取り戻す)はおかしい」とされるが、「汚名を受けた状態から(名誉を)挽回する」という省略形だと解釈すれば、あながち間違いとも言い切れない。 言葉は生き物だが、公的な場では「汚名返上」か「名誉挽回」を使っておくのが無難である。
由来・語源
「汚名」は不名誉な評判。「返上」は目上の人から受け取ったものを返すこと。世間から着せられた不名誉な評判を返す(お返しする)ことで、身の潔白や能力を改めて証明することを意味する。
使い方・例文
「次のプロジェクトで前回のミスの汚名返上を図る」「汚名返上の機会をうかがう」
⚠️ 誤用・注意点
よく「汚名挽回(ばんかい)」と言われるが、これは厳密には誤用とされる。「挽回」は元の状態に戻すことを意味するため、「汚名(悪い評判)」を元に戻して(取り戻して)どうするのだ、という理屈である。正しくは「名誉挽回」または「汚名返上」。ただし、最近では定着しつつある。
類語・関連語
- 名誉挽回
- 巻土重来