濡れ手で粟
ぬれてであわ
English: Making easy money; Money for jam
意味
濡れ手で粟(ぬれてであわ)とは、苦労せずに多額の利益を得ること。「ボロ儲け」。濡れた手で粟(穀物)を掴むと、粟粒がびっしりとくっついてくることから。努力なしに簡単に金儲けができることを指すが、良い意味ではあまり使われない。
人類永遠の夢
「楽して儲ける(Make easy money)」。 人類永遠の夢であり、最大の罠だ。 「濡れ手で粟」の話を持ちかけられたら、手を濡らすのは粟の汁ではなく、自分の涙(あるいは血)だと思った方がいい。
冷徹な市場原理
市場原理(マーケット)において、「リスクなしで、大きなリターンが得られる」場所は真空地帯だからだ。 もしそんな場所があれば、一瞬で人が殺到し、利益は消滅する(裁定取引)。 あなたがその「美味しい話」を聞いた時点で、あなたはカモ(養分)としてターゲットにされている。 粟(利益)を得るには、手を濡らすのではなく、汗をかき、泥にまみれるしかない。 乾いた手には、何もつかないのだから。
由来・語源
何の努力も準備もなしに、たまたま、あるいはズルをして大儲けする様子。
使い方・例文
「ブームに乗って濡れ手で粟の大儲けをした」「そんな濡れ手で粟のような話には裏がある」「濡れ手で粟を夢見て投資詐欺に遭う」
⚠️ 誤用・注意点
「棚からぼたもち」と似ているが、こちらは「掴み取りに行く」という能動的なニュアンスがある。また、正当な報酬ではなく、やや汚い、あるいは安易すぎる方法というネガティブな意味を含むことが多い。
類語・関連語
- 一攫千金
- ボロ儲け