二兎を追う者は一兎をも得ず
にとをおうものはいっとをもえず
English: He who runs after two hares will catch neither
意味
二兎を追う者は一兎をも得ずとは、欲張って同時に二つのことをしようとすると、結局どちらも失敗するということ。二羽のウサギを同時に捕まえようとしても、逃げられて一羽も捕まえられないことから。一つのことに集中すべきだという教え。
陥りやすい罠ナンバーワン
二兎を追う者は一兎をも得ずは、スタートアップが陥りやすい罠ナンバーワンである。 「この機能もつけたい」「あのターゲット層も狙いたい」 プロダクトに機能を詰め込みすぎると、結局誰にとっても使いにくい「帯に短し襷(たすき)に長し」なものが出来上がる。
選択と集中
まずは「一兎(コア機能・コアターゲット)」を確実に仕留める。 二匹目のうさぎを追うのは、一匹目を料理して食べて、体力をつけてからで十分だ。 ちなみに「二兎を追って二兎とも得る」のが天才だが、凡人が真似をすると大怪我をする。
由来・語源
西洋のことわざ(ローマ由来と言われる)が翻訳されて定着したもの。うさぎはすばしっこいので、一匹に集中して追いかけないと捕まえられない。
使い方・例文
「副業と本業、二兎を追う者は一兎をも得ずにならないように」「あれもこれもと欲張りすぎて、結局二兎を追う者は一兎をも得ずだ」
⚠️ 誤用・注意点
「二つ選ぶな」という意味ではない。「同時に」追うことの非効率性を説いている。一つを捕まえてから、もう一つを捕まえれば「一石二鳥」になる可能性はあるが、マルチタスクで中途半端になることを戒めている。ビジネスにおける「選択と集中」の重要性を示す言葉。
類語・関連語
- あぶはち取らず
- 欲の熊鷹股裂ける