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情けは人の為ならず

なさけはひとのためならず

English: Charity begins at home (Wait, no); One good turn deserves another

意味

情けは人の為ならずとは、人に親切にすることは、その人のためになるだけでなく、巡り巡ってやがて自分にも良い報いとなって返ってくるということ。「他人のために情けをかけるのは良くない」というのは誤用。善行は自分に返ってくるというポジティブな教訓。

互恵的利他主義

情けは人の為ならず。 これは「互恵的利他主義(Reciprocal Altruism)」という、生物学的に正しい生存戦略だ。

評判という資産

情け(コスト)を払って他人を助けると、短期的には損をする。 しかし、社会というネットワークの中では、評判(Reputation)という資産が蓄積され、将来的に利子がついた大きなリターンとなって返ってくる。 「ギブ・アンド・テイク」ではなく「ギブ・アンド・ギブ」ができる人が最終的に勝つ(Giver)のは、このメカニズムが働いているからだ。 情けは投資である。

由来・語源

日本古来の言葉。「ならず」は断定の「なり」の打ち消し。「人のため(だけ)ではない(自分のためでもある)」という意味。

使い方・例文

「困っている彼を助けよう。情けは人の為ならずだ」「ボランティアは情けは人の為ならずの精神でやる」

⚠️ 誤用・注意点

「親切にすると相手のためにならない(甘やかすことになるからやめろ)」と解釈するのは、最悪の誤用(約半数の日本人が間違えているという調査もある)。「Pay it forward(恩送り)」の精神を表す美しい言葉なので、正しく使いたい。

類語・関連語

  • 因果応報
  • 善因善果

参考文献: ことわざ

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