無用の長物
むようのちょうぶつ
Useless object; White elephant
類語・同義語: 宝の持ち腐れ、月夜に提灯
無用の長物(むようのちょうぶつ)とは、あっても役に立たないばかりか、かえって邪魔になるもの。「長物」は長い物体ではなく、余分なものという意味。実用性のない大きな家具や、使いこなせない高価な道具などを指して使われる。「無用の用」とは意味が異なる。
最終更新: 2026/1/14
多機能の罠
最新機能が50個ついたリモコン。 しかし、おばあちゃんが使うのは「電源」と「チャンネル」だけ。 残りの48個のボタンは、「無用の長物」だ。 技術者は往々にして、「できること」を全部詰め込もうとする。 しかし、ユーザーが求めているのは「やりたいこと」ができるシンプルさだ。 使われない機能は、ただのノイズであり、故障の原因であり、コストだ。 それは「サービス」ではなく「邪魔」なのだ。
削ぎ落とす勇気
「大は小を兼ねる」と言うが、デザインにおいては「小は大に勝る(Less is More)」ことが多い。 削ぎ落とす勇気。 それが、あなたの作品を「無用の長物」から「名作」へと変える唯一の魔法だ。
由来・語源
「長物」は長いもの。大きすぎて扱いづらいもの。立派だが使い道がないものを揶揄する。
使用例
「高価な運動器具を買ったが、今では無用の長物と化している」「過剰な機能はユーザーにとって無用の長物だ」「バブル時代の豪華な施設が無用の長物として残る」
関連用語
- 同義語: 宝の持ち腐れ, 月夜に提灯
- 関連: サンクコスト, 大は小を兼ねる