水清ければ魚棲まず
みずきよければうおすまず
Clear water breeds no fish
類語・同義語: 清濁併せ呑む、窮屈
水清ければ魚棲まずとは、水があまりに清らかすぎると、隠れる場所や餌がないため、かえって魚は住みつかないということ。転じて、人があまりに潔癖すぎたり、厳格すぎたりすると、他人は敬遠して寄り付かず、孤立してしまうことの例え。
最終更新: 2026/1/16
概要
水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)とは、リーダーシップにおける「純粋さの罠」を指摘する言葉である。
マネジメントのパラドックス
不正を許さない潔癖さは重要だが、以下の弊害を生むことがある。
- 萎縮: 「間違ってはいけない」という空気が、新しい挑戦(失敗するリスク)を阻害する。
- 排他: 少しでも意見の違う者や、個性的な(扱いづらい)人材を排除してしまう。
- 孤立: 正論は正しいが、正論だけで人は動かない。「あの人は正しいけど、ついていきたくはない」と言われる。
本質的な豊かさ
魚(人材・利益)が集まる豊かな川は、多少の濁り(清濁)を含んでいるものである。
由来・語源
『漢書』などに見られる思想。清濁併せ呑む度量がリーダーには必要だという説とセットで語られることが多い。
使用例
「あの上司は正論ばかりで、水清ければ魚棲まずの状態だ」「コンプライアンスも行き過ぎると水清ければ魚棲まずになる」
関連用語
- 同義語: 清濁併せ呑む, 窮屈
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