満身創痍
まんしんそうい
English: Covered with wounds; Being heavily damaged
意味
満身創痍(まんしんそうい)とは、体中が傷だらけであること。「満身」は全身、「創痍」は切り傷や打ち身のこと。転じて、激しい非難を浴びたり、精神的に痛めつけられたりして、ボロボロの状態を指す。「満身創痍でゴールする」のように、限界に近い状態を表す。
戦士の勲章
傷一つない戦士は、戦場に行っていない証拠だ。 満身創痍とは、全力を尽くして戦った者だけが纏うことのできる勲章でもある。 起業、改革、挑戦。 新しいことを成し遂げようとすれば、必ず矢が飛んでくる。 批判され、裏切られ、資金は尽き、心も体も血を流す。 それが「満身創痍」だ。
イニシエーション
しかし、不思議なことに、その傷だらけの姿が人を惹きつけることがある。 スマートに成功したエリートよりも、泥まみれで、這いつくばってでも前に進もうとする姿に、私たちは「人間」を見るからだ。 傷は痛い。しかし、その傷が癒えた時、皮膚は以前より厚く強くなる。 満身創痍からの生還こそが、リーダーを本物にする通過儀礼(イニシエーション)なのだ。
由来・語源
戦いで傷ついた兵士の姿から。転じて、組織やプロジェクトがダメージを受けて機能不全寸前である様子も指す。
使い方・例文
「満身創痍でゴールテープを切る」「度重なる不祥事で、組織は満身創痍の状態だ」「満身創痍の中で戦い抜いた」
⚠️ 誤用・注意点
単に「疲れた」程度では使わない。立っているのが不思議なくらい、肉体的・精神的に限界を超えて傷ついている極限状態を表す。
類語・関連語
- ボロボロ
- 瀕死