口は災いの元
くちはわざわいのもと
English: Out of the mouth comes evil; Silence is golden
意味
口は災いの元とは、うっかり話した言葉が、思いがけない災難やトラブルを引き起こす原因になるということ。言葉は慎むべきだという戒め。「口は災いの門(かど)」とも言う。不用意な発言や失言、悪口などが自分を苦しめることになるという教訓。
デジタルタトゥーの時代、「口は災いの元」は新しい意味を持つ。
デジタルタトゥーの時代
かつて、言葉は空気中に消えた。 しかし今、不用意な一言はサーバーに刻まれ、永遠に消えない「災い」となる。 たった一つのツイート、酒の席での陰口が、築き上げたキャリアを一瞬で焼き尽くす。
沈黙はセキュリティ
沈黙は金(Silence is Gold)というが、現代において沈黙は「セキュリティ」だ。 情報を出さないこと、感情を垂れ流さないこと。 その情報の非対称性が、あなたの身を守る。
賢い人は、何を言うかよりも、何を言わないかで評価される。 口を閉じることは、弱さではない。 それは、自分という城を守るための、最も堅固な城門なのだ。
由来・語源
中国の『古今奇観』など。口は心の門であり、用心深く閉じておかないと秘密漏洩や失言によるトラブルを招くということから。
使い方・例文
「余計なことを言って上司を怒らせた、口は災いの元だ」「SNSでの失言で炎上した、まさに口は災いの元だ」「口は災いの元と言うから、黙っていよう」
⚠️ 誤用・注意点
「何も喋るな」という意味ではない。「不用意なこと」「言う必要のない悪口や秘密」を言うなという戒め。必要なコミュニケーションまで避けるのは誤り。
類語・関連語
- 言わぬが花
- キジも鳴かずば撃たれまい