甲論乙駁
こうろんおつばく
English: Arguments for and against
意味
甲論乙駁(こうろんおつばく)とは、互いにいろいろな意見を主張し合って、議論がまとまらないこと。「甲」の人が主張すれば、「乙」の人がそれに反論するというように、議論が対立して堂々巡りになる状態。収集がつかない会議や論争の様子を表す四字熟語。
議論の激化
甲論乙駁(こうろんおつばく)とは、賛成派と反対派、あるいは異なる視点を持つ者同士が、激しく議論を戦わせている状態である。
マネジメントの視点
会議が甲論乙駁になること自体は悪くない。むしろ、反対意見が出ずに全員がイエスマンである状態(グループシンク)より健全である。 しかし、リーダーの役割は、甲論乙駁を「ただの言い争い」で終わらせず、「アウフヘーベン(止揚)」させることにある。 A案とB案が対立している時、どちらかを選ぶのではなく、両者の懸念を解消するC案を導き出せるか。議論を尽くした後の「決断(Decision)」の質が問われる局面である。
由来・語源
甲(Aさん)の論、乙(Bさん)の駁(反論)。議論が紛糾している様子。
使い方・例文
「新規事業の是非を巡って甲論乙駁が続いている」「会議は甲論乙駁の様相を呈し、結論が出なかった」
⚠️ 誤用・注意点
ただの「喧嘩」ではない。論理的な意見の応酬が行われている状態を指す。議論が活発であることは良いことだが、結論が出ない(決まらない)というネガティブなニュアンスで使われることが多い。
類語・関連語
- 議論百出
- 侃々諤々