鳥なき里の蝙蝠
とりなきさとのこうもり
English: In the kingdom of the blind, the one-eyed man is king
意味
蝙蝠(こうもり)とは、あっちについたりこっちについたりして、態度をはっきりさせない人の例え。イソップ寓話「卑怯なコウモリ」に由来する。鳥と獣の戦いで、有利な方にばかり味方したため、最後は両方から嫌われて暗い洞窟に住むようになった話から。
ベンチャーの生存戦略
鳥なき里の蝙蝠は、ベンチャー戦略としてはアリかもしれない。 GoogleやAmazon(鳥)がいる空で戦っても勝てない。 ならば、彼らがいない洞窟(ニッチ市場)に行けば、コウモリでも王様になれる。
コウモリの覚悟
ただし、自分が「コウモリ(偽物の鳥)」であることを自覚しておかないと、本物の鳥がやってきた瞬間に捕食されることになる。 いつかは進化して本物の鳥になるか、一生洞窟に引きこもるか。コウモリの生存戦略は2つに1つだ。
由来・語源
蝙蝠(コウモリ)は鳥ではないが、空を飛べる。本当の鳥(鷲や鷹などの強者)がいない場所では、コウモリごときが「俺は空の王者だ」と大きな顔をする様子から。「山の無い国ではモグラが王になる」などの類語が世界中にある。
使い方・例文
「今の業界は鳥なき里の蝙蝠状態だ」「彼は鳥なき里の蝙蝠でリーダーぶっている」
⚠️ 誤用・注意点
「ニッチトップ」とは違う。ニッチトップは戦略的に市場を選んでいるが、これは「たまたま強敵がいなくて威張れているだけの小物」という蔑称である。「井の中の蛙」に近い。
類語・関連語
- 井の中の蛙
- 盲千人目あき千人