巧言令色
こうげんれいしょく
English: Flattery and fair words; Honeyed words
意味
巧言令色(こうげんれいしょく)とは、言葉を巧みに飾り、顔色をつくろって、相手に気に入られようと媚びへつらうこと。「巧言」は口先だけのうまい言葉、「令色」は愛想のいい顔つき。「巧言令色鮮(すく)なし仁(そのような人には誠実な思いやりが少ない)」と続く論語の言葉。
「うまい話には裏がある」。
うまい話の裏側
孔子は2500年前にすでにこれを見抜いていた。「巧言令色、鮮なし仁」。 言葉がスルスルと出てくる営業マン、常に満面の笑みで近づいてくる詐欺師。 彼らの「巧言(うまい言葉)」と「令色(良い顔つき)」は、あなたのためではなく、自分の利益のための武器だ。
魂の重さ
もちろん、愛想が良いこと自体は悪ではない。 しかし、それが「手段」になった時、そこに「仁(愛)」はなくなる。 本当の誠実さとは、不器用で、言葉に詰まりながらも、真実を伝えようとする姿(剛毅木訥)にあることが多い。 流暢なプレゼンテーションに騙されてはいけない。その裏にある「魂の重さ」を感じ取る目が、リーダーには必要なのだ。
由来・語源
孔子の『論語』より。「巧言令色、鮮(すく)なし仁」=言葉巧みで愛想ばかり良い人には、仁(本当の思いやり)の心があることは稀だ。
使い方・例文
「巧言令色で上司に取り入る」「彼は巧言令色なだけで信用できない」「巧言令色鮮なし仁と言うが、まさにその通りの人物だ」
⚠️ 誤用・注意点
「コミュニケーション能力が高い」と褒める言葉ではない。中身がなく、表面だけを取り繕っているという批判的な意味で使われる。
類語・関連語
- おべっか
- 追従