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杞憂

きゆう

English: Baseless anxiety / Groundless fear

意味

杞憂(きゆう)とは、心配しなくてもいいことを、あれこれ心配すること。取り越し苦労。「杞」の国の人が、天が落ちてくるのではないかと心配して夜も眠れなかったという中国の故事に由来する。「それは杞憂に過ぎない」「杞憂に終わる」のように使われる。

杞憂(きゆう)は、根拠のない不安や、自身の力ではどうにもならないことに対する過剰な心配を指す言葉。

杞人の憂い

「天が落ちてきたらどうしよう」と本気で悩んだ古代中国の人(杞人)の物語。 現代で言えば、「隕石が落ちてきたら」「宇宙人が攻めてきたら」と心配して保険に入るようなものだ。

リスク管理との違い

現代では、リスク管理は重要であるが、起こる確率が極めて低い破滅的な事態を恐れて行動できなくなる状態を指して使われることが多い。 「杞憂に終わる(心配していたような悪いことは起きなかった)」というフレーズで使われるのが一般的。

由来・語源

中国の古典『列子』より。中国の杞(き)の国に住む人が、「天が崩れ落ちてきたり、大地が崩れたりしたらどうしよう」と心配して、夜も眠れず食事も喉を通らなかったという故事に由来。

使い方・例文

「結果的にそれは杞憂に終わった」「AIに仕事が奪われるというのは杞憂だろうか」

⚠️ 誤用・注意点

「心配」の丁寧語ではない。「無駄な心配」という意味が含まれるため、目上の人の心配に対して「それは杞憂です」と言うと「あなたの心配は無駄(馬鹿げている)」という意味になり失礼にあたる可能性がある。

類語・関連語

  • 取り越し苦労
  • 案ずるより産むが易し

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参考文献: デジタル大辞泉

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